愛川高等学校 > 新型コロナウイルス感染症対策に関するお知らせ > 5月末まで臨時休業延長、校長から生徒の皆さんへ

更新日:2020年5月7日

ここから本文です。

5月末まで臨時休業延長、校長から生徒の皆さんへ

昨年の12月に中国の武漢で原因不明の肺炎が発生しました。これが新型コロナウイルスの感染によるものだと判明しましたが、その影響はあっという間に全世界に拡散し、国内だけでも感染者数は1万5千人を超え、500人以上の方が亡くなりました。アメリカでは約7万人、イギリスやイタリアでは約3万人、全世界では約25万人の方が亡くなっています。

 

神奈川県内でも新型コロナウイルス感染の収束(終息)には及ばず、5月末までの臨時休校延長が教育委員会から発表されました。

 

この2か月を振り返ると、新型コロナウイルス感染が国内でも拡大し始め、2月27日の安倍首相からの、「春休みまで全国の学校を臨時休業するように」という要請から、これまで誰もが経験したことのない日々となりました。学校は休校となり、部活動も一切禁止され、社会的にも外出やイベントが抑制された2か月となりました。

当たり前に続くと思っていた日常が、今回のように突然ガラッと変わってしまったり、無くなってしまったりすることを私たちは経験しています。個人の事情ではなく、国や社会の事情で変わってしまうこともあるのです。

 

マスクが品薄になると、驚くような値段でインターネットのショッピングサイトやオークションサイトで売られていました。

また、「トイレットペーパーやティッシュが無くなる。」というデマがSNSで広まりました。その後、「日本国内には十分な在庫があるから大丈夫である。」ということが報道されても、これらを買い込む長い列ができました。そのため、本当に必要としているところに行き届かなくなりました。

 

そんな中、次の話はラジオで聞いて、心温まった話です。

小さな子供を連れて、本当に足りなくなってトイレットペーパーを買いに行った若い母親。どこの店に行っても売り切れだったそうです。がっかりして家に帰る途中、トイレットペーパーを持って歩いている中年女性に会いました。「どこで買ったんですか?」と聞くと、自分が買った店ではもう売り切れになったということでした。またがっかりすると、その中年女性はトイレットペーパーのビニールを破って、3個ほど譲ってくれたそうです。若いお母さんは、何度も断ったのですが、困ったときはお互い様だから、と強く譲ってくれたので、丁寧にお礼を言ってトイレットペーパー3個を受け取ったそうです。

 

世間は大きな出来事があると騒ぎ、過ぎればすぐに忘れてしまいます。皆さんは、今回のことをよく覚えていてもらいたいと思います。休校になって時間を持て余したこと、ドタバタしてデマや不正確な情報に踊らされている世間の様子を見たこと、医療現場で必死に働く大人たちを見たこと、そしてその時の自分の気持ち。これらを忘れずに、必要となったタイミングで話し続けること、それが皆さんが大人になったときに、こんな騒動や危機を起こさない力になるのです。

 菜の花とミツバチ

 正常な学校生活の開始にはまだまだ時間がかかりそうですが、自宅学習などで学校再開に備え、準備をしてください。健康管理にも十分気を付けてください。

愛川高校が身に付けてもらいたいものは、「自己肯定感」と「コミュニケーション力」です。そして「学校・社会のルール、マナーを尊重すること」です。日常的に大切にしたいことは、「挨拶」、「時間を守ること」、「迷惑を掛けたら謝ること」、の3つです。休業中も意識してください。

(令和2年5月7日 校長 村上 聡)

 

※ 菜の花から花粉を集めて飛び回っているミツバチの写真は私(校長)が3月に撮影したものです。自然は、強い生命力を私たちに示してくれます。