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更新日:2022年9月22日

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アクティブ・ラーニングについて

 本校では、「アクティブ・ラーニング」を研究テーマに、平成25年度(2013年度)より3年間、確かな学力向上推進拠点校として指定されました。平成28年度(2016年度)より6年間、授業力向上推進重点校として指定され、「アクティブ・ラーニング」を中心とした研究は9年目を迎えています。
「アクティブ・ラーニング」の研究を始めた平成25年(2013年)ごろは、まだ「アクティブ・ラーニング」という言葉すらほとんど使われていない時期で、県内でもアクティブ・ラーニングを授業で取り入れた草分け的存在の学校です。本校では多くの授業でアクティブ・ラーニングが取り入れられています。
みなさんは、アクティブ・ラーニングと聞くとどんな授業をイメージしますか。多くの人がグループワークを思い浮かべると思います。
本校では、アクティブ・ラーニングを、「教員の一方的な講義形式の授業とは異なり、学習者の能動的な参加を取り入れた授業」であると考えています。生徒自らが考え、対話し進んでいく授業、生徒主体の授業を目指しています。
自分が主体となるためには、相手があると気持ちが主体的になりやすくなります。そのため学習の形態としては「グループワーク」や「ペアワーク」が多く取り入れられるのです。
授業の在り方も多様で、グループ討議があったり、教え合いがあったり、調べ学習があったり、プレゼンテーションやスピーチがあったり、バラエティに富んでいます。時には先生の代わりに授業をやってみるワークなどもあります。いずれの場合もどこかの時点で、受け身ではなく自分が主体になります。車を運転している人と隣の助手席に乗っている人では一緒にドライブに行っても、運転者の方がかなりしっかり道を覚えていると言われています。主体になるということは、それほど学習効果が高いのです。主体的になることで学力を確かなものにする、それがアクティブ・ラーニングの一つの特徴です。
アクティブ・ラーニングにも、もちろん先生の講義がないわけではありません。先生の講義をしっかり聞き、理解する時間もたくさんあります。講義を受けて、内容を頭で理解することを「インプット」と言いますが、その「インプット」した内容をもとに、さらに考え、仲間と対話し、時には教え合ったり、発表し合ったりします。そうして「インプット」した内容をもとにして、次は言葉にして、話したり、書いたり、他者に伝わる情報として「アウトプット」して行くのです。そのような「インプット」と「アウトプット」を繰り返すことで、学力を確かなものに向上させてゆく。このことがアクティブ・ラーニングのもう一つの特徴です。
また、アクティブ・ラーニングはその教科の学力だけではなく、態度的能力も向上させます。積極性、親和性、協調性、コミュニケーション能力、課題解決力なども育成します。

 いろいろな人と話す機会が増えるので友人も増えます。みなさんも本校に入学した時は、アクティブ・ラーニングに積極的に参加してほしいと思います。