令和5年度 平塚盲学校 不祥事ゼロプログラムの検証等 ○ 課題・目標別実施結果 【課題】 法令遵守意識の向上(公務外非行の防止、職員行動指針の周知徹底を含む) 【目標】 常に教育公務員としての自覚を持ち、法令遵守により公務外非行の発生を未然に防止する。 【実施結果と目標の達成状況】 ・服務について、勤務時間・休暇の種類や申請の方法、出張前後の手続き、在宅勤務や兼業・兼職に係る留意事項を確認した。 ・啓発・点検資料や具体的事例をもとにした意識啓発や注意喚起を行った。 ・県職員行動指針の周知徹底および教育公務員としての立場についての再確認を行った。 【課題】 職場のハラスメントの防止 【目標】 職場におけるパワハラ、セクハラ、マタハラなどの一切のハラスメントの根絶を図る。 【実施結果と目標の達成状況】 ・どのような言動がハラスメントとなりうるかをケーススタディの実演を交えて検証し、ハラスメントを許さない、風通しの良い職場、相談しやすい職場づくりに努めた。 【課題】 幼児児童生徒に対するわいせつ・セクハラ行為の防止 【目標】 相手の心身を思いやり、人権を尊重した適切な指導を行い、わいせつ・セクハラ行為を防止する。 【実施結果と目標の達成状況】 ・わいせつ事案の根絶に向けて、不祥事を自分事として考えるため事例を通して研修を行い、被害者の気持ちを考えたり、生徒対応の基本事項を確認したりした。 【課題】 体罰、不適切な指導の防止 【目標】 幼児児童生徒の立場に立った、人権を尊重した丁寧な指導を徹底し、体罰や不適切な指導を防止する。 【実施結果と目標の達成状況】 ・指導者間で幼児児童生徒の情報共有にもとづく、指導方針や方法についての共通理解を日常的に積み重ねた。 ・障害特性に配慮した幼児児童生徒に対する丁寧なわかりやすい対応の実践に努めた。 ・講師を招聘し人権に関する全体研修会を行い、人権に配慮した言動について学び合いを深めた。 【課題】 入学者選抜、成績処理及び進路関係書類の作成及び取扱いに係る事故防止 【目標】 入学者選抜における試験問題作成・管理および採点業務等を適正に実施する。成績処理や進路関係書類に係る事務処理を適切に行い、事故防止に努める。 【実施結果と目標の達成状況】 ・入学者選抜に係る業務手順やチェック体制の確認、また不測の事態に対応するためのシミュレーションを実施した。 ・入学者選抜に係る試験問題作成・管理及び採点業務等の注意事項を確認し、適正に実施した。 ・定期試験や成績、進路に係る書類作成における確認・点検を徹底し、書類の保管・管理の改善を図った。 【課題】 個人情報等管理・情報セキュリティ対策(パスワードの設定、誤廃棄防止) 【目標】 記録メディアや文書の管理を徹底し、個人情報の紛失・流失や誤配付・誤送信を未然に防止する。 【実施結果と目標の達成状況】 ・教育の情報化推進チェックリストを活用して個人の対策、学部や分掌単位での対策について確認し合い、セキュリティ対策を徹底した。 ・校内の保有外部メディアについての調査を行い、不要なものは適正に廃棄処理を行った。 ・配付物のダブルチェックを励行し、誤配付防止に努めた。 【課題】 交通事故防止、酒酔い・酒気帯び運転防止、交通法規の遵守 【目標】 法令遵守を徹底し、交通事故や交通違反の発生を未然に防止する。 【実施結果と目標の達成状況】 ・教育公務員としての意識の向上を常日頃から呼びかけ、交通ルール等の法令理解と遵守の徹底を図った。 ・年末年始などには重点的に飲酒運転禁止や交通事故防止を呼び掛けた。 【課題】 業務執行体制の確保等(情報共有、相互チェック体制、業務協力体制) 【目標】 業務の効率化や調整を図り、職員間で協力体制をつくりあげ、事故や不祥事を未然に防止する。 【実施結果と目標の達成状況】 ・業務を個人任せにせず、組織として取り組んでいくことを周知した。 ・文書の作成および執行についての複数チェックの徹底を図った。 ・気がかりな点をそのまま放置せず、迅速な報告・連絡・相談を励行した。 【課題】 会計事務等の適正執行 【目標】 公費及び私費会計基準に則り、適正な処理を行う。 【実施結果と目標の達成状況】 ・私費会計事務の基本的ポイントを整理しながら、適正な事務処理が行えるように手順の確認を行った。 ・現金の取り扱いを厳正に行うため、金融機関への入金及び、金融機関からの出金に関しては迅速に行うよう徹底した。 ○ 令和5年度不祥事ゼロプログラム全体の達成状況と令和6年度に取り組むべき課題 今年度も、同僚性の醸成を念頭に働きやすく事故・不祥事が起きにくい風通しの良い職場環境づくりに努めることを学校目標に掲げた。そのための取り組み内容としては、事故・不祥事防止に向けた校内研修や討議を実施し、職員一人ひとりが自分事としてとらえられるように工夫をした。今年度の達成状況としては、事故防止会議を校務グループの各チームで担当することで、普段の業務に結び付けることができ、併せて当事者意識が高まり、組織としてどうすればよいのか考え予防に努めることができたと評価できる。次年度も重点取組項目を中心に、職員が一人ひとり当事者意識を持って研修に臨めるよう工夫し、事故・不祥事の予防につなげていきたい。