(第2号様式)(用紙日本工業規格A3横長型) 令和8年4月15日  神奈川県教育委員会教育長 殿 県立平塚盲学校長 令和7年度 学校評価報告書(実施結果) 視点1 教育課程、学習指導 4年間の目標(令和6年度策定) ○主体的・対話的で深い学びの実現に向けて、各教科等の特質を生かし、教科等横断的な視点に立った教育課程の編成及び授業改善を行う。 視覚障害等による学習上又は生活上の困難を改善・克服し自立を図るために必要となる知識・技能等の習得に向けた専門的指導を行う。 1年間の目標 ①幼児児童生徒の実態に応じた授業改善に取り組み、主体的・対話的で深い学びによる授業を実現する。 ②視覚障害教育の専門性に基づいた的確な実態や教育的ニーズの把握を行い、個に応じた指導・支援を充実する。 取組の内容 具体的な方策 ①互いの授業を参観するなど、教員が学び合える環境を工夫することで、目的やねらいを明確にした授業づくりを行う。 ②実態や教育的ニーズに応じた指導計画や指導方法により、知識や技能の習得に向けた指導を充実させる。 取組の内容 評価の観点 ①各々の教員が行っている授業について、その実践を共有し、自らの実践に活かすことができたか。 ②個々に応じた指導計画に基づき、指導の工夫などを行うことで、知識や技能の習得を向上させることができたか。 校内評価 達成状況 ①研究授業をスキル向上に繋げることができた。重複学級では、教科横断的な授業の実践により、理解を深めることができた。 ②見え方に応じた学習指導や歩行指導、また、ICT機器の活用など工夫をし、実践に繋げた。新着任者研修も専門性の維持に効果的であった。 校内評価 課題・改善方策等 ①現在の実践を基盤にし、授業改善を継続するが、教員が互いに学び合う機会や工夫のさらなる醸成が課題である。 ②個々の見え方の変化に関し注意深い観察が必要。個々に応じた指導に小集団であることは利点であるが、反面、相互に関わり合う学習の構築は課題である。 学校関係者評価(3月3日実施) ①「わかりやすい授業か」で「そう思う」「ややそう思う」の回答が幼小中普部保護者9割強、理療専攻生徒8割弱。(評価アンケート) ②合同授業等に取組みつつ小集団の利点も生かせた。(学校運営協議会)「個々に応じた指導計画」で「思わない」等否定的回答は幼小中普部保護者では0名だった。(評価アンケート) 総合評価(3月3日実施) 成果と課題 ①教育課程の改訂や検証も学部単位で進めることができた。研究授業以外での授業実践の共有が課題である。 ②個々に応じた指導を工夫し、成果をあげつつ、協働的な学習についての課題とその改善へも繋がっており継続的な取組みが必要である。 総合評価(3月3日実施) 改善方策等 ①教育課程の検討や検証を、授業改善に繋げたい。加えて管理職の授業参観も裾野の拡大に繋げたい。 ②組織的取組みによる専門性の維持向上や、寄宿舎での指導も含め、個々に応じた指導の充実を進める。 視点2 (幼児・児童・)生徒指導・支援 4年間の目標(令和6年度策定) ○幼児児童生徒一人ひとりの実態をふまえ、課題を的確に捉え、個に応じた生徒指導・支援を組織的に行う。 1年間の目標 ①ー1関係者間の情報共有を密にし、個のニーズに応じた組織的な指導・支援を行う。 ①ー2組織的な連携・協力に基づく校内の支援体制による教育相談システムにより多様な問題を適切に解決する。 取組の内容 具体的な方策 ①ー1幼児・児童・生徒の日々の状況や実態、本人を取り巻く環境について、関係者間で情報を密に共有する。 ①ー2校内支援体制のもと、幼児・児童・生徒の指導上の課題などについて組織的な対応での支援を推進する。 取組の内容 評価の観点 ①ー1関係者間の共通理解と協力により、幼児・児童・生徒に的確な指導・支援を行うことができたか。 ①ー2校内支援体制の活用による組織的な対応により、指導・支援の充実を行うことができたか。 校内評価 達成状況 ①-1学校生活アンケートでは、生徒指導の重大事項は確認されなかった。専門職を含めた関係者での共有や働きかけも有効であった。 ①-2校内での相談件数が昨年度の約2倍になるなど、ケース会等も含め組織的な対応によるが定着しつつある。 校内評価 課題・改善方策等 ①-1迅速な情報の共有や適時に相談できる体制の醸成に努める。家庭や地域、寄宿舎も含め、情報の丁寧な把握が必要である。 ①-2各学部の幼児・児童・生徒の状況についての適時な把握と解決のため、学部と担当チームの連携を深める。 学校関係者評価(3月3日実施) ①-1、2「相談に丁寧に対応している」で幼小中普部保護者では、「そう思う」「ややそう思う」の肯定的回答が全てであったが、理療専攻生徒では、同様の回答は、8割弱であった。(評価アンケート) 総合評価(3月3日実施) 成果と課題 ①-1学部と分掌、専門職や養護教諭などの連携が進んだが、それでも、生徒等、自身はそれぞれ様々な課題を抱えている。 ①-2学級等で問題を抱えず、組織的な対応を行えたケースが増えたので定着が課題である。 総合評価(3月3日実施) 改善方策等 ①-1各々の役割での協力や連携を今後も継続、充実させ、幼児・児童・生徒に丁寧に向き合う必要がある。 ①-2校内相談について組織的対応を進めることができたので、定着を図る。 視点3 進路指導・支援 4年間の目標(令和6年度策定) ○幼稚部や小学部を含む早期から高等部まで自分の将来について主体的に考えられるように支援し、一貫した進路支援を行う。 1年間の目標 ①-1幼児・児童・生徒が自らの将来を主体的に考えられるようキャリア教育の効果的な指導・支援を実施する。 ①-2国家試験合格とその後の就労定着に向けた評価・改善に基づく指導・支援の内容と方法を充実する。 取組の内容 具体的な方策 ①-1キャリアパスポート等の有効活用や発達段階に応じた進路情報の提供を積極的に行う。 ①-2国家試験に向けた指導計画やそれを達成するための授業改善と職場定着のための支援を行う。 取組の内容 評価の観点 ①-1幼児・児童・生徒が主体的に発達段階に応じて進路やキャリアを考えられるよう進路指導・支援を進めることができたか。 ①-2国家試験の受験及び就労定着に向けた個別の指導計画を作成し、指導・支援を行うことができたか。 校内評価 達成状況 ①-1キャリアパスポートは、適切な時期に作成を行った。発達段階に応じた保護者への情報提供や幼小部教員の研修への高等部進路担当の協力など充実が図れた。 ①-2保専部では、3回の模擬試験や適時の補習に加え、進路懇談会や研修会を行い、進路指導や支援の充実を進めた。 校内評価 課題・改善方策等 ①-1キャリアパスポートにどのような情報や内容を入れるのか、また、保護者との共有をどのようにするのかなどが課題である。 ①-2現場実習の充実や、就労後の定着に向けた個別の指導や支援も課題である。 学校関係者評価(3月3日実施) ①-1幼小中普部保護者へ「個々に応じた進路指導を行っているか」の問いに、「そう思う」が8割を超えたが、「あまり思わない」の回答も若干見られた。(評価アンケート) ①-2理療専攻生徒で、「個々への進路指導」の肯定的回答が8割程だが、国家試験対策については評価が若干下がる(評価アンケート) 総合評価(3月3日実施) 成果と課題 ①-1キャリアパスポートの導入など、自らの進路を主体的に考えるための取組みを進めた。教育課程の中での実習の回数などの検討や工夫も課題である。 ①-2国家試験対策について、補習の機会を増やすなどの改善を図った。今後も検証や継続的取組みが必要。 総合評価(3月3日実施) 改善方策等 ①-1キャリアパスポートを含めた取組みや保護者との共有や共通理解の醸成などのため、取組みを継続する。 ①-2理療専攻の生徒の個々の課題の解決や就労の定着などに向け、現在の取組みの充実を継続する。 視点4 地域等との協働 4年間の目標(令和6年度策定) ○関係機関や地域との連携・協力を推進し、社会体験・貢献等の教育活動を充実させる。 ○視覚障害教育に関するセンター的機能を推進する。 1年間の目標 ①大学、企業、関係機関、地域の学校、近隣施設等との連携・協力に基づく計画的で効果的な教育活動を実施する。 ②視覚障害教育のセンター的機能と本校の魅力に関する情報発信の充実に向け、編集会議や広報活動を効果的に実施する。 取組の内容 具体的な方策 ①それぞれの教育活動について、教育課程上の位置づけや教科との関連性を明確にする。 ②学校ホームページの有効活用や広報媒体の工夫などにより、効果的な発信を行う。 取組の内容 評価の観点 ①それぞれの教育活動について、教育課程上の位置づけを明確にし、効果的な学びとなったか ②ホームページを含めた媒体により、視覚障害教育や本校の魅力について、発信を充実させることができたか。 校内評価 達成状況 ①地域の施設、近隣の学校、外部団体などとの連携による教育活動について、教育課程での位置付けも整理しつつ取組むことができた。 ②ホームページの内容や更新、管理業務について整理、改善を行い、リーフレットなども含め周知活動の充実を図った。 校内評価 課題・改善方策等 ①校外での活動や交流での活動について、今後も教育課程内の位置付けやねらいを整理し、丁寧な準備により有効な活動にしていく。 ②本校の教育活動や特色について、ホームページも含め、情報発信の充実に取組んだ。 学校関係者評価(3月3日実施) ①交流や外部団体との活動を行う時の事前の情報共有やねらいの共通理解について、課題はあるが、今後も丁寧に取組むと良い。(学校運営協議会) ②情報発信について、学校運営協議会の部会のテーマとし、学校全体での熟議の場もつくることができた。(学校運営協議会) 総合評価(3月3日実施) 成果と課題 ①活動の位置付けやねらいの明確化を進めることができた。相手先との連携による丁寧な準備等は今後も必要である。 ②ホームページなどどに加え、オープンスクールや町内会の行事等、情報発信を進めることができた。より効果的になるよう検討や工夫が必要。 総合評価(3月3日実施) 改善方策等 ①今後も教育課程内の位置付けやねらいの整理を継続し、丁寧な準備も併せて効果的な活動にしていく。 ②学校運営協議会も関わりながら、学校の情報発信について、より効果的な内容や方法を模索する。 視点5 学校管理、学校運営 4年間の目標(令和6年度策定) ○安心安全な学校づくりを推進し、組織的な体制や環境整備等の改善を進める。 ○信頼される学校づくりとして事故・不祥事防止を推進する。 1年間の目標 ①安全面の向上に向けた校内環境整備の見直しと必要な改善を行う。 ②実施計画に基づく事故・不祥事防止対策による防止と、職員の人権意識を向上させる。 取組の内容 具体的な方策 ①校地内の動線の環境整備や防災訓練の工夫など安全な生活環境の実現や、働き方改革としての業務改善を推進する。 ②マニュアルの改訂等を推進する。研修等により人権尊重の意識の醸成を行う。 取組の内容 評価の観点 ①安全な学校生活のための環境整備や業務改善を推進することができたか。 ②マニュアル等の改訂を行えたか。事故・不祥事防止及び人権意識に関する職員の意識の向上が図れたか。 校内評価 達成状況 ①防災等の訓練や防災物品の管理、安全点検など円滑に行うことができた。不審者対応の教職員訓練も行った。 ②スクールバス運行やアレルギー対応、緊急通報などのマニュアルの改訂を行った。情報セキュリティの研修を適時行った。 校内評価 課題・改善方策等 ①防災物品の設置や使用法など、実践的な内容の理解や周知が課題である。食堂の環境整備も検討を進める。 ②マニュアル改訂を基に、バスの安全な運行のため、ろう学校とも打合せや協議を継続する。 学校関係者評価(3月3日実施) ①、②理療専攻生徒への「適切な安全教育や防災訓練」の問には8割が肯定的な回答で、「安全で快適な環境」については6割程が肯定的な回答であった。一方で「そう思わない」の回答も数%あった。(評価アンケート) 総合評価(3月3日実施) 成果と課題 ①従来からの防災訓練や環境整備については、円滑に行うことができたが、現実に即した工夫等が課題である。 ②様々なマニュアル等の改善をすることができたので、運営しての検証が課題である。 総合評価(3月3日実施) 改善方策等 ①実践的な訓練や発災時に機能できる緊急時対策の醸成を進める。校内の環境改善にも継続的に取組む。 ②実際に機能する各マニュアルに向けての検証とそのための改善を継続する。