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校長あいさつ

 

生田高校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 

○   多摩丘陵に建つ伝統ある進学校

○   自由と規律~のびやかで規律正しい気風~

○   ICT利活用授業研究推進校(平成28年度(2016年度)~)

○   学び鍛え輝く~「夢中」「集中」「熱中」の学校生活~

 

本校は、昭和44年(1969年)に開校した伝統ある進学校です。多摩丘陵の一角に建つ学び舎は、4万平方メートルもの広大な校地を有し、緑豊かな自然環境に恵まれ、これまでに18,000名を超える有為な人材を社会に送り出して来ました。校歌にも歌われる創立時の「自由と規律」の精神は、「のびやかで規律正しい生田の気風」として現在の生徒たちの中にも脈々と受け継がれています。

部活動の入部率は90%ほどで、ほとんどの生徒が何らかの部活動に所属しています。運動部、文化部ともに多くの部活動が全国大会、関東大会への出場経験があります。

自然体験学習が充実しています。休日や夏季休業中に、海の生物観察会、ムササビ観察会、丹沢森林ボランティア、箱根自然学習会などを実施し、生徒の自然科学に対する知的好奇心を高めています。

地域の皆様のご理解、ご支援をいただきながら、これまで50年を超える歴史を刻んできました。長沢自治会、商店会の協力により、地域音楽交流会「ながさわにこにこハーモニー」を開催し、地域との連携もますます深まっています。これからも、地域の方々、保護者、卒業生をはじめ多くの方々の期待に応えることができる学校として歩み続けてまいります。今後も生田へのより一層のご支援をよろしくお願いいたします。

それでは、「能力伸長・生田メソッド」、お読みくださいませ。

 

令和3年4月1日

生田高等学校長 布川勝也(ふかわ かつや)

 

 

 

校長メッセージ

能力伸長・生田メソッド

 

 本校の教育目標は3点、「確かな学力の育成」「主体性の育成」「豊かな人間性と社会性の育成」。その実現のための教育方針のキーワードは、「自学自習」「高い目標」「文武両道」「他者と協力」「課題発見解決力」です。

 

 時代認識は「不確実で複雑な時代」。「不確実で複雑な時代」は、とうの昔に始まっており、永遠に続いていきます。本校の教育目標・教育方針の意味するところをこの時代認識に関連付けて考えてみます。

 

 「不確実な時代」にあって、「安定していて景気がいい職業」、「確かな職業」などというものはありません。ならば、どうするか。「好きな道」に進むしかありません。好きな道に進み、そこで「確かな人」になるしかありません。進んだ道で、一流に、本物に、「確かな人」になればいい。そのためには、「主体的な意志を持つ自立した個」を確立せねばなりません。「個」の確立は、他者尊重につながります。あたたかく互いに支えあう人間関係、人と人との確かなつながりによって、社会の中でよりよく生きる人間性、社会性を育みます。

 

 個の鍛え方、それが「自学自習」であり、「高い目標」であり、「文武両道」です。身につく力は、「自学自習」の時間の大小に比例します。

 「文武両道」の心は、トータルに人間を鍛えるということです。文武の「文」は「全教科・科目」、「文理両道」です。文系・理系に特化したものの考え方では、「複雑な時代」の問題状況を解き明かすことはできません。文武の「武」もまた然り。運動部だけのことではありません。文化部、HR活動、学校行事。あらゆる教科外活動を通して、「個」を鍛えます。

 

 しかし、どんなに「個」を鍛えても、一人では、「複雑な時代」の問題状況を解き明かすことはできません。「他者との協力」が必要です、「協力して働く」「協働」が必要です。見ず知らずの人と、初対面の人と協働できなければ、「複雑な問題」を解き明かすことはできません。「協働」により、さらに「個」は鍛えられます。また、「主体的な意志を持つ自立した『個』」でなければ、真の「協働」は成立しません。「主体的な意志を持つ自立した『個』」が「協力して働く」ことで、「不確実で複雑な時代」をたくましく生き抜くことができます。

 

 トータルに人間を鍛える。それは能力を伸ばすということです。能力を伸ばすことなく、受験勉強に専念するのは非効率です。そういう勉強の仕方では、大学合格がゴールになり、その後の成長が望めなくなります。

 高校2年終了までに、「生きる力」の土台を作らねば、その後に作ることは難しいという調査結果があります。生田高校生には、大学入学後も大学卒業後も伸び続けられる資質・能力を持って、第一志望にチャレンジしてもらいます。「高い目標」、第一志望を貫徹することで能力は伸びます。高い目標、文武両道・文理両道、自学自習、協働で能力を向上させます

 

 「不確実で複雑な時代」はAI、人工知能の時代でもあります。AI時代を生き抜くには、AIの苦手なことができなくてはなりません。AIが苦手なこと、それは思考、判断、表現です。思考力、判断力、表現力を鍛えるために、県内で一番進んだICT環境を整備し、ICT利活用授業を推進しています。

 

 以上、教育目標3点(「確かな学力の育成」「主体性の育成」「豊かな人間性と社会性の育成」)の中心にあるのは「能力伸長」です。

 

 「不確実で複雑な時代」を生き抜く「主体的な意志を持つ自立した『個』」の育成

=高い目標×文武両道・文理両道×自学自習×協働×ICT

 

名付けて「能力伸長『生田メソッド』」。

 

 能力伸長「生田メソッド」

=高い目標×文武両道・文理両道×自学自習×協働×ICT

 

 生田メソッドで「個」を鍛え、能力を向上させる。それが生田高校です。

 

校長挨拶002