進路支援 > 学部段階別の支援の考え方

更新日:2019年2月4日

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学部段階別支援の考え方

 

《小学部》

クラス単位の小集団での活動を通して、一日の生活リズムを獲得することを目標にしています。一人ひとりへの働きかけは個別教育計画をもとに行います。学習活動の中心を「あそび」とし、その展開の中から個別課題への対応を明確にしていきます。自分のからだの動かし方から、自分を見つめ身の回りのことに関心を持ち、他者(クラスの仲間、教員など)へも関心を広げられることを望みます。

《中学部》

様々な集団場面での活動を通して、人とのかかわりを深めていきます。健康で充実した学校生活を基本にした日常生活の指導で、個々に応じた課題への対応はもとより、社会性や責任感などの表れにも期待し、生活体験・生活実感の幅の広がりを求めます。このことは高等部段階への移行を意識し、先を見すえるためにとても重要なことと考えます。

《高等部》

高等部の進路学習は3年間を見通しながら行われるものです。一日職業体験、実習(現場・校内)、進路見学、進路相談等はもとより、日常の教育活動全般がその活動そのものです。高等部では卒業後の社会的自立にむけた準備期間として、生徒個々の状況に応じた学習活動を大切にしています。具体的には「職業」の中での進路に関する学習や「作業学習」、「生活単元」等が展開され、そこで社会生活・職業生活・家庭生活に必要な健康の維持、それに伴う知識や技能の習得を目指します。また、基本的な生活習慣の確立や体力づくり、望ましい人間関係のあり方などにも重点を置いています。