更新日:2022年7月7日

ここから本文です。

3月63号

春は、すぐそこに
~一年間、ありがとうございました!~
校長 三橋幸彦

さくら2はやいもので、もう三月になってしまいました。保護者の皆様、そして地域の皆様には、この一年間、本校の教育活動に対しまして多大なるご理解とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
さて、三月は、学校では一年のまとめの時期になります。この一年間、ご家庭でも学校でもいろいろな経験を積み重ね、児童生徒は、それぞれに大きく成長しました。成長は、本人、保護者の皆様をはじめ私たち教職員にとりましても大変うれしいことです。ただ、時に(親として私自身の反省も込め)、つい子どものあるべき姿(ゴール)ばかりを見てしまい、「○○『しか』できない」などといいがちになってしまうことがあります。そんな時は、「○○『なら』できる」と、これまで歩んできた道をもう一度振り返ることで、子供たちの成長の力に焦点を当てることができるのではないかと思っています。
学校の周りの桜のつぼみも、小学部7名、中学部3名、高等部44名の児童生徒の卒業を祝うように、日に日に膨らんできました。子どもたちの成長と同様、つぼみの膨らみ方も、開花の日時も、同じ桜の木でも異なります。今後も教職員一同、それぞれの子供たちの成長に寄り添った指導・支援に努めていきたいと思います。一年間、ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします。

正門の桜に思う
副校 長宇多雅則さくら1

相模原養護学校の正門横には、立派な桜の木があります。本校創立時の校長先生をはじめ、学校関係者の方々が協力して植樹したものというお話を伺ったことがあります。開花はその時期の寒暖によってもちろん前後しますが、およそ40年以上の歳月にわたり、四季それぞれの表情によって、常に同じ場所で、静かに児童・生徒の毎日を見守り続けています。
今年もまた、桜の季節がやってきます。44年前、本校創立当初の新入生、保護者、職員の方々が抱いた希望や期待に思いを馳せながら、平成最後の卒業式を迎える、小学部、中学部、高等部卒業生の皆さんの門出を、心からお祝いしたいと思います。また、卒業生の皆さんだけでなく、在校生の皆さんも、ぜひ正門の桜の木の様子を、時折ご覧になってみてください。
一年間、ありがとうございました。

ホームグランドを持とう!
教頭 二見浩明

うぐいすある作家の言葉だったでしょうか。私は読書家ではないので深い意味まで読み取ることはできません。それぞれの人が、考えをめぐらせる際の立ち位置のことを言っているように思いますが、人にはそれぞれ居場所があるという意味にも置き換えられると思います。
もうすぐ春。児童生徒のみなさんは進級したり、あたらしい学部に進んだり、社会に羽ばたいたりします。そこには、みなさんそれぞれの居場所があることでしょう。一人一つの場所でなくてもいいと思います。学校、友達、いっしょに暮らす人、はたらくところ、どれもが居場所になります。
また春がはじまります。子どもも大人も、誰もが、いろいろな居場所でしっかり地面を踏んで感じ、考え、そして歩んで行きたいものです。
1年間ありがとうございました。

 

ダウンロード用(PDF)

つなぐ63号(PDF:244KB)

 

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。