更新日:2021年3月9日

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けやき第175号

Fun To Learn

平成30年度も残すところ2週間余りとなりました。思い返せば、平成30年度の私のスタートは正門脇から続くソメイヨシノの並木がさくら色の綺麗な花を咲かせていた頃、瀬谷養護学校へ異動したことから始まりました。そして、またその季節が巡ってこようとしています。3月14日(木曜日)に高等部卒業式が、3月19日(火曜日)には小中学部卒業式、そして修了式が3月25日(月曜日)に控えています。季節の移り変わりとともに学校生活の1年が足早に過ぎてゆくことを日々実感しています。

さて、瀬谷養護学校へ異動して前任校との学校文化の違いを感じることも多々ありましたが、何よりも神奈川県立の知的特別支援学校として初めて昭和46年に開校した歴史ある瀬谷養護学校の校長として勤務できることを嬉しく感じています。校長室には開校準備時期の貴重な資料が残されていて、時々それらの資料に目を通し、瀬谷養護学校の歴史を紐解いてきました。当時の歴史を知れば知るほど、瀬谷養護学校がどのような使命をもって設立されたかを知ることになりました。また、それは後を引き継いでいる我々の使命として大きく肩に掛かっていることを実感せざるを得ませんでした。

2年後の2021年に創立50周年を迎える瀬谷養護学校は、開校当初の設立趣旨や使命を継続しつつも、次世代へ向けた新たな使命を担い、より社会に開かれた学校づくりをしていかなければならないと考えています。そこで、次世代に対応すべくいろいろな事業計画をスタートさせました。ここで概略を紹介します。

まず、教職員向けに教育スローガンを作成し、提示しました。

「Fun To Learn ~主体的・対話的で深い学びの実践~」

この教育スローガンは新学習指導要領の告示を受け、それに基づく学習活動を進めるためのものです。特に「Fun To Learn」というキーワードを大切にしたいと考えています。子どもたちにとって、"学ぶことは、楽しいことである"を実感する授業を進めることがとても大事だという考えに基づいています。この教育スローガンは職員室や児童生徒昇降口に掲示してありますが、中学部と高等部生徒直筆によるものです。是非、一度ご覧ください。

次に創立50周年記念プロジェクトを始動させました。瀬谷養護学校が創立50周年を迎えるにあたり、記念式典を挙行するだけでなく将来の瀬谷養護学校のビジョンを示していくよい機会ととらえました。また、それが知的特別支援学校の先駆けとしての役割であるとも考えています。そのための包括的なプロジェクトとしての位置づけが、この創立50周年記念プロジェクトになります。具体的には、耐震工事が終了したF棟(これまでは2階は倉庫としてのみ使用)や佇まいが可愛いG棟を、今までにはない新しい学習の場としての再生や地域との交流の場としての活用など、プロジェクトが着々と進行しています。また、これからも様々なプロジェクトを展開していく予定であり、次年度は前述した教育スローガンを旗印にプロジェクトを本格的に進めていきます。

最後になりましたが、保護者の皆様そして、地域の皆様には、これまでのご理解とご協力に感謝し、次年度も引き続き瀬谷養護学校を応援してくださることをお願いいたします。

(校長 加藤 裕之)