更新日:2021年3月9日

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けやき第184号

やる気を引き出す「一年の計」

 

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

月並みではありますが、一年の計は元旦にあり。皆さんは、今年一年、どのような年にしたいですか?

あれを「やってみたいな!」。これにも「挑戦したい!」。計画を立てるときは、夢が膨らみます。私たちが「Fun To Learn」というスローガンの元で取り組んでいる「主体的・対話的で深い学びの実践」や「個別教育計画」等は、「~したいという気持ちにさせるためのきっかけづくり」とも言えます。

「モチベーション」とか「動機付け」と表現することもあります。この「~したい」という「きっかけづくり」のヒントは、実は、学校だけでなく、ご家庭や放課後支援等での活動も含め、様々な場にあります。子どもと関わる様々な立場の方々が連携して情報を共有し、子どもの小さな変化を見逃さないようにしていきたいですね。

一方、学校は「年度」が単位なので、大きな節目は3月末です。「あと3か月しかない」、「まだ、あと 3か月もある!」。とらえ方は皆さん次第です。1/4年と考えると、あっという間かもしれませんが、3か月→約90日→2160時間と考えると、たっぷり時間は残っています。

「視点を変えて、弱みを強みに」。これは「リフレーミング」という手法です。筑波大学附属大塚特別支援学校の安部先生がご考案なさった「かえるカード」をご存じの方もいらっしゃると思います。例えば、「気が散りやすいね」「いろんなことに興味がもてるんだね!」と、物事をとらえる視点をマイナスからプラスに「かえるカード」です(本校でも支援室を中心にご紹介し、職員室前の廊下にも掲示しています)。子どもたちのよいところをたくさん見つけるには、関わる側である私たちの気持ちや視点の持ち方が大切なのですね。

最後に私が大好きな本より。障害者雇用の草分けで、知的障害がある方が社員全体の約70%という会社、日本理化学工業の元会長である大山泰弘氏は、禅寺のお坊さんから「人間の究極の幸せ」について次の4点を教わったそうです。「人から愛されること」、「人にほめられること」、「人の役に立つこと」、「人から必要とされること」。このうちの3つは仕事を通して得ることができるものです(『利他のすすめ』WAVE出版)。学校の係活動、ご家庭でのお約束やお手伝い、施設での当番活動など様々な機会を通して「あなたが必要」というメッセージを送り、「役に立ったよ」と「ほめられ」、 周囲に「愛される」子どもに成長していけるような、「一年の計」を立ててみませんか?

今年はオリンピック・パラリンピックイヤーです。また、瀬谷養護学校創立50周年に向けた準備も始まります。楽しみなことが盛りだくさんの、すてきな一年になりますように。(教頭 名古屋 学)