更新日:2022年6月20日

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けやき第211号

『熱中症対策に筋トレ』

今年の4月、5月は晴れれば暑く、雨の日には寒い日もあり、寒暖差が激しくて体調を維持するのが大変でした。これから梅雨が来て、そのあとには本格的な暑さの夏がやってきます。最近の神奈川県の暑さは猛暑日が続き、熱中症対策をしっかりとしなければいけません。

熱中症対策といえば、こまめな水分補給が大切。この摂取した水分が、体のどこにたくさん貯めてあるか、知っていますか。口から飲んだ水分は、食道や胃を通って小腸や大腸に運ばれ、そこで吸収されます。吸収された水分は血管を通って全身に運ばれますが、血管の中だけで貯めておくのでは足りません。そこで大事になってくるのが筋肉です。

骨に付き運動するために必要な筋肉ですが、体を動かすためだけではなく、水分を貯めておくという重要な役割もあります。ちょうど飲み水を蓄えておくダムのようなものですね。子どもやご高齢の方が熱中症になりやすいのは、このダムの役割を果たす筋肉の量が少ないというのも影響しています。

本格的な暑さが始まる前に、日々の生活の中にちょっとだけ筋トレをする時間を作ってみてはいかがでしょう。体のダムを大きくして、暑い夏を元気に乗り切りましょう。 教頭 鈴木 剛