更新日:2025年4月10日
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新栄高等学校のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は昭和58年4月に、県立高校百校新設計画の中の1校として開校し、一昨年度創立40周年を迎えました。中庭にある創立10周年記念樹の桜の木は、今年も見事に花開いて新入生を迎えました。貫禄あるその姿から、伝統ある新栄高校の生徒達の成長をこれまでずっと見守ってきた強さと温かさを感じます。創立40周年を機に制服を一新しましたが、この新制服も本校の魅力の1つになっています。このように、伝統を引き継ぎながら新しい息吹を取り入れ、新栄高校は一歩一歩前へ歩んでいます。
本校では、教育方針として「生徒を丁寧によくみる」ということを掲げています。多様な生徒たちの個性を尊重し、一人ひとりに寄り添った支援を実践するため、教職員一同が一丸となって尽力してまいります。
また、令和4年度から在県外国人等特別募集を開始したことを踏まえ、関係機関のご協力を得ながら、外国につながりのある生徒達への支援も精力的に行っています。令和6年度には3年生までのすべての学年で在県外国人等特別募集により入学した生徒が揃い、学習面での支援や日本語支援、進路支援の充実を図ってきましたが、さらに令和7年度は、特別募集の応募人数が10名と増え、今後の支援体制をさらに確立させてまいります。
また、多文化理解や国際理解教育の一環として、諸外国との学校間交流や地域行事への参画等を積極的に行っています。令和6年度は、台湾、韓国から生徒訪問団を受け入れ、令和7年度は8月に韓国へ、12月に台湾へ、希望生徒による訪問派遣研修を行います。近隣にある東京横浜独逸学園との部活動交流や一日体験留学による生徒間交流、また、アフリカのボツワナ共和国との交流に関する取組等も継続してまいります。
平成16年度に本校生徒棟1階には「みどり支援学校分教室」が設置され、新栄高校と分教室との交流を長年にわたり精力的に継続してまいりました。例年、学校行事や防災訓練等の合同実施等も行いながら、本校における多文化理解教育とインクルーシブ教育がますます深化することも目指しています。
第16代校長として2年目を迎えますが、これまでの歴代校長が守ってきた新栄高校への熱い思いを自らの使命と課し、大切に引き継ぎつつ、本校がより一層の進化を遂げるよう力を尽くしていく所存です。
本校のさらなる発展のため、これからも皆様のご指導とご支援を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年4月7日
神奈川県立新栄高等学校長
吉田悦子