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更新日:2021年1月6日

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ヒューマノイドが授業する。

 神奈川県川崎市中原区にある神奈川県立住吉高校は、平成28年度から神奈川県教育委員会よりプログラミング教育研究推進校に指定され、「プログラミング教育」について研究を進めてきた。今年度については、「プログラミング」をツールとして活用することを主眼に、学校教育活動におけるツールとしての「プログラミング」について研究している。その取組みの一つとして、株式会社「シャープドキュメント21ヨシダ」様の協力を得て、ヒューマノイドロボット「NAO」を活用した授業実践の研究を進めており、ついに授業実践に至った。令和2年12月16日(水)5時間目に行われた1年生の生物基礎の授業で、NAOは授業担当教員に代わって授業を進めた。現在、生物基礎では恒常性について授業を行っている。この日は、自分の行動や感情に影響を及ぼしている自律神経について理解を深めるために、思考行動タイプ診断を行い、生徒に日常生活における外部からの刺激について意識してもらうことを計画し、その部分をNAOが授業者として進行役を務めた。NAOが起動し立ち上がると、生徒からは歓声があがった。生徒の中には、積極的にNAOとコミュニケーションを取ろうとする生徒もいて、教室という環境には馴染みのないヒューマノイドロボットは、居るだけで生徒の関心を引き寄せていた。NAOは自己紹介から始め、ジェスチャーを交えながら生徒に思考行動タイプ診断の指示を出した。生徒はNAOの声や動きに驚きながらも指示に従い思考行動タイプ診断を進めることができた。NAOは最後に、今回の結果はあくまでも診断であって、個々の多様性について生徒に問いかけて役割を終えた。今回のNAOの活躍は、あらかじめ授業担当教員によって準備したものであり、プレゼンテーションソフトの文章を読み上げるというNAOのアプリケーションプログラムを活用したものである。授業を担当した小林信治教諭は「初登場のせいもあるが、NAOが登壇するだけで生徒たちの注目が集まり、授業が展開しやすい環境になった。教員が話すよりも、NAOに読み上げてもらう方が伝わりやすかったり言いやすかったりする内容もあり、工夫次第で活用法が多岐に渡る可能性を感じた。今回は読み上げといった一方通行的な内容であったが、NAOが生徒とのやり取りを行う双方向的な活動も加えることで、NAOを活用した授業の幅がより広がっていくだろう。また、今回は教員がプログラムすることで授業を展開したが、これを生徒が活用することでプログラミングを楽しく学ぶツールとしての利用もできると考えている。」と今回の授業実践を振り返った。住吉高校では今回のNAOを活用した授業実践以外にも、外国語科の授業実践や学校説明会での学校紹介についてもNAOの活用の可能性を検討している。

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