更新日:2021年4月19日

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校長室より

横浜旭陵の力:空き時間の有効活用

校長 小坂 茂生

こんにちは。横浜旭陵高校で3年目を迎えました。今年も横浜旭陵高校へのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

さて、この2月に、3年間部活動を頑張った卒業年次生に話を伺いました。ここにも「横浜旭陵の力」がありました。まずは、その話を紹介します。

 

本当は私立の強豪校で部活動を続けるつもりだったけど、横浜旭陵高校の校風と興味関心や将来の夢に向かって授業を選択できる、単位制高校が自分にあっていると思い横浜旭陵高校への進学を決めた。

高校に入学して迷わずにバドミントン部に入部した。そして組んだ私たちのダブルスは、中学校で経験したことがないくらい息が合った。「強くなれる!」お互いのその思いは向上心へと繋がり、県大会出場を目指して二人で練習に明け暮れた。授業の空き時間は、こっそりトレーニングや戦術について話し合った。そして区予選に優勝し、目標の県大会出場を勝ち取った。空き時間をバドミントンのために使えたことが、この結果に結びついたと思う。

そして、いつの間にか「お互いに何でも相談できる相手」になっていた。「部活を辞めたい」と思った時、学校生活や勉強で思い悩んだ時、いつもペアの人がいてくれた。これは、高校生活の全てに対して積極的になれる原動力でもあった。

「生涯にわたる良き友」に出会えたことが、高校3年間の最大の財産であったと言える。そして卒業間近の今、横浜旭陵高校にきて良かったと、心底思っている。

 

中学校のバレーボール部では横浜市大会3位の成績を残した。進学にあたり私立の強豪校のスポーツ推薦の話もあったが、弓道に興味があり横浜旭陵高校に決めた。

でも、すぐに弓道部に入ったわけではなかった。6月、やっと入部する決心がついた。入部すると部活が楽しくて仕方なかった。当然、向上心も芽生え、段位の取得や試合での上位進出を考えて取り組んだ。

3年次、部長であった私は、部活動の活性化また後輩たちの目標となるよう参段の取得にチャレンジし、なんとか取得することができた。これは、空き時間に模範となる射形を見たり、自分の射形の動画を見たりしてイメージトレーニングを行ったこと。その上で弓を引いたことで、確実に技術を向上させた成果だと確信している。

勉強は、中学校時代は何も分からなかった・・・。でも高校では、100分授業でじっくりと学ぶことができたので、本当によくわかった。授業は楽しく成績も上がった。2年次、大学進学を考え勉強にも力を入れ、指定校推薦で大学への進学を決めた。

3年間、「文武両道」を実践できたと思う。クラスを越えた友人もたくさんできた。私の高校生活は10点満点で9点であったと思う。足りない1点は秘密です。

 

入学式の日、興味本位で吹奏楽部の部室に行ったら先輩たちにつかまり、部室の中に連れていかれた。そして、いろいろ話をしたり聞いたり。先輩に教わりながら金管楽器をひと通り吹いた。吹く楽器吹く楽器、簡単に音が出せた。でも、サックスだけは音を出せなかった。悔しい!負けず嫌いの私はこの日、3年間サックスを吹くことに決めた!

中学時代は卓球部だったので吹奏楽は初心者。空き時間は、必死に楽譜を読み、イヤホンで音源を聞き、自主練習に没頭した。これが私のサックスの上達の秘訣だったと思う。全く音の出なかったサックスだったけど、3年間で相当上達したと思う(笑)。

2年次になると吹奏楽部の部長になった。「怖かった」というのが最初の気持ち。私にそんなことができるのか?毎日、不安だったけど、一緒に演奏することで、心が通い合うことが分かった。そこから私は部長としての自覚が生まれ、2年間私なりに努力できたと思う。卒業する今、部活動は私に、楽器の上達だけでなく、コミュニケーション能力を高め、強い責任感を持たせてくれた。

中学校では、6時間目まで授業を受けてからの部活動だったと思いますが、単位制の横浜旭陵高校では、授業のない100分間の空き時間ができてしまうことがあります。先輩たちは、その空き時間を「部活動」のために使いました。じっくりと理論的に考えたり、他の部員と部活について話をする時間を作ることは、通常の学校生活の中でなかなかできません。しかし、横浜旭陵高校ではそれができます。こうしてイメージトレーニングを行い部活動に臨むことは、技術面を大きく進化させ、部員同士で部活動の話をすることは、絆を深めます。そして、一人の高校生として確実に成長していくことができます。

生徒の話を聞き、「生徒の力による、生徒のための横浜旭陵の力」が、生徒たちの手によって実践されていることを発見することができました。様々な力を秘めたる横浜旭陵高校。今年度も多くの方々のご支援をいただきながら一歩一歩前進していきたいと思います。

令和3年度もよろしくお願いいたします。

令和3年4月16日

 

 

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