横浜緑ケ丘高等学校 > 学校概要 > 各種報告 > 令和2年度 第3回緑高運営協議会 議事録

更新日:2021年5月13日

ここから本文です。

令和2年度 第3回緑高運営協議会 議事録 

1 日 時   令和3年3月【書面開催】 

 

2 会 場   ― 

 

3 出席委員  

氏 名 

役 職 等 

備考 

重田 諭吉(会長) 

横浜市立大学名誉教授 

 

志村 美佳(副会長) 

後援三徳会(本校保護者後援会)元理事長 

 

秋山 晶子 

本校校長 

 

佐久間 弘子 

中区本牧緑ヶ丘自治会会長 

 

遠藤 五郎 

中区本牧緑ヶ丘町内会総務担当 

 

新井 立夫 

文教大学経営学部教授 

 

高橋 秀吉 

横浜市立本牧中学校校長 

 

池田 加津男 

牧陵会(本校同窓会)会長 

 

石井  清 

牧陵会(本校同窓会)事業部参与 

 

 

4 内 容   

  令和2年度学校評価報告書(実施結果)(案)学校関係者評価について 

 <各委員より> 

 【教育課程・学習指導】 

  • 今年度は新型コロナの影響があり、教育現場では多岐にわたる対応で苦労されたことと思う。その努力に感謝申し上げたい。 

  • 校内評価の到達状況は、なるべく数量的な指標に基づいて記載していただければと思う。例えば、「授業評価からうかがえた」という表現は、よくありがちだが曖昧な表現である。それに対し、「授業評価項目X項目の割合が昨年のA%からB%に上昇したことからX項目に関連した意識が向上したと判断できる」と、言ったように状況の内容を的確にとらえ、判断基準を明確にしていくような表現をしていただけると外部評価者にも理解が深まると思う。授業改善につながる項目の再確認にもなるかと思う。 

  • 事業グループの活動報告に関して、コロナ禍で多くの研修等が中止になる中、福島オンラインプログラムの実施など色々と工夫をして実行したことは高く評価すべきだと思う。このような予定はされていなかった項目も評価報告書に記載できるようにすべきだと思う。 

  • コロナ禍における授業形態等への対応が、柔軟、積極的、適切に行われたと評価できる。 

  • 自ら学び、考え、判断する力の育成は、かなり軌道に乗っている。次のステップとして「表現力」という包括的な概念ではなく、日本語による文・文章の作成力、論理の構成力の育成を緑高の特色と位置づけることを提言したい。これこそが、従来より目指している「グローバルな視点をもった意見の発信」「理数教育推進を意識した論理的思考力強化」に直接つながる道と考える。また、その継続・定着のためには、行事にこの特色を持ったものを入れ込めるとよいと考える。 

  • 緑高こそがこの特色を持つにふさわしい高校と考える理由は次のとおり 

        ① 緑高生は一定以上の学力・多様な価値観・多方面への才能を持ち、かつ今からの伸びしろが大き  

          い生徒が多いこと。 

        ② 以前の特色検査で自分の考えを文章に書かせていた実績及び学びの奨励基金募集においても作文  

          が必要という状況が存在すること。 

        ③ コロナ禍において、世の中では「対面での雰囲気まで含めた相互理解」の機会が激減し、ことば

          そのもの、文章そのもので他人に意見を伝える必要性・評価される機会が大幅に増大かつ継続す  

          ると考えられること。 

        ④ 「総合的な探究の時間」の取り組み方や内容は良い方向に進んでいるが、このような取組みは緑

          高だけに限らないので、更なる特色づけをすべき段階に来ていると思われること。 

  • 「思考力、判断力、表現力の育成のための対話的な学習活動が、生徒の主体的な深い学びや探究活動に結びついていることが生徒による授業評価からうかがえた」と、あり、さらに今後の改善にも取り組むとの姿勢もうかがえるので大いに評価できる。理数教育推進の重い課題については、積極的な取組み継続を期待する。 

  • ホームページを見ると、総合的な探究の時間、テーマ別研修、アカデミックキャラバン等取組みが多岐にわたっていることがうかがえる。生徒の感想からも成果が得られているものと評価できる。 

  • 生徒による授業評価などから「主体的な深い学び」に結びついていることがうかがえたことは評価できる。今後さらに探究的な活動につながるように授業改善を進めていただきたい。 

  • テーマ別研修は43講座が開講され、生徒の満足度も高いことがうかがえて評価できる。 

  • 外部組織との連携を進め、生徒の自由な発想につなげられるように頑張っていただきたい。 

  • 思考力・判断力・表現力を高めるための授業改善は年間を通じて必要かと思われる。そのために生徒による授業評価を実施し、教員の「気づき」を促すことは大いに意味があると思う。 

  • さらに生徒による授業評価の項目の改善を続け、評価の精度を高めていくことを期待する。 

  • 文系理系の枠組みを超えた理数教育推進の取組みを期待する。 

  • 行事などでの生徒の自由な発想を大いに生かしてほしい。 

  • 令和2年度の達成状況は素晴らしいと思う。 

  • 思考力、判断力、表現力の育成のための対話的な学習活動が、生徒の主体的な深い学びや探究活動に結びついていることが生徒による授業評価からうかがえたことは素晴らしい成果である。 

  • 同時にテーマ別研修では、理数教育推進を念頭に論理的に筋道を立てて物事を考えることを目標に43もの講座が開講され生徒の満足度も高かったとのこと、将来社会で必ず役に立つと考える。 

  • 今後の課題・改善方策も明確である。成果を期待する 

 

【生徒指導・支援】 

  • 自主自律の精神で高校生活を送れた卒業生は、緑高が大好きと口をそろえて言っている。引き続きこの校風の維持に尽力をお願いしたい。 

  • 資質や素行に問題のない生徒がほとんどだと思うが、期待通りの成果が得られている様子がうかがえる。 

  • 部活動での教員の適切なサポートによる計画立てられた中での自主的・主体的な活動が行われたことは評価することができる。さらに生徒が主体的に活動できる部活動を目指し先生方の適切なサポートをお願いしたい。 

  • 生徒情報を共有し、組織的に対応することは大切であると思う。そのためにケース会議は有効であると思うので継続的に取り組むことを期待する。 

  • 行事も制限された中で、生徒機関誌「牧陵」の体育祭報告で生徒の自主性を感じ取れた。 

  • 部活動について、「地域の活性化を考える部会」的な考えは入り込む余地はないか。 

  • 「地域共生社会の実現」が国の重要政策にも掲げられており、生徒の立場から地域における問題・課題を抽出し対応策を立案、地域に提案することを内容とする部活動の創設 

 

【進路指導・支援】 

  • 首都圏の大学ではコロナ禍の影響が長引くと考えられるため、卒業生をとおした各大学の実態調査と生徒への情報提供が望まれる。 

  • ワークシートを活用して3年間のキャリア教育を通して自分の将来像を描かせる施策が定着していることは評価できる。人生の選択肢がかつてなく広がってきている。進路に関する情報の取得、評価、提供に努めてほしい。 

  • ワークシートなどを活用して高校生活3年間にわたって完結されたキャリア教育を省察できたことは評価できる。また、その成果を大学受験などの進路に活用できたことも評価できる。今後キャリアパスポートの活用につなげていってほしい。 

  • キャリアパスポートの活用と振り返りは良い取り組みだと思う。中高の連携を今後進めていくことが求められる。 

  • 高大接続改革の一層の進展を図ることを期待する。 

 

【地域等との協働】 

  • ホームページの更新が適宜行われ、見やすく学校を身近に感じることができてとても良い。 

  • コロナ禍において、ホームページを通じての情報発信は地域の人々への安心感につながっている。 

  • 近隣住民の一員として申し上げると、小中学校と比べ地域とのかかわりが薄らぐのは当然であるし、現状の関わり方で特段の過不足はないと思うので、同窓会、保護者会等の後援組織との連携を第一に考えていただくことでよろしいのではないかと思う。 

  • 最新の情報をホームページなどで発信し、教育活動を地域に理解してもらえたことは評価できる。 

  • 新型コロナにも対応しうる新しい生活様式での公開講座の開催を目指していただきたい。 

  • ホームページによる最新の情報発信は効果的である。 

  • ホームページの内容が充実してきたと思う。 

  • 後援組織として、公開講座の分野の拡充も含め、講師の開拓に寄与したい。 

  • 中区の緑高を取り巻く地域は、同窓生が多く関心度は他の地域に比較し高い。周囲の連合町内会単位で「地域との連携・協働の在り方検討会」のような気楽な会合を年に1~2回開催したらどうか。 

 

【学校管理・学校運営】 

  • コロナ禍における学校整備・管理は適切に工夫・実施されるように見える。 

  • まだまだ先の見えない状況が続くので「緑の意見交換会」の3回以上の実施が達成できなかったことはやむを得ない。 

  • コロナ禍にあって意見交換会を実施できなかったこともやむを得ないものと思うが、くれぐれも形骸化しないよう留意いただきたい。 

  • 事故、不祥事は起きる前提で対策を考えることに尽きると思うので、不断の注意喚起に努めていただきたい。 

  • 新型コロナの影響で「緑の意見交換会」を開催することの困難さは理解できる。会議の開催方法も新しい生活様式に合わせたものも検討していただきたい。 

  • 事故・不祥事防止の啓発にさらに努めてもらいたい。 

  • ITネットワーク等を活用した情報共有や会議形態の工夫を行うことで、多忙な中でも情報共有がおこなえるかもしれない。 

  • 事故防止のための研修・注意喚起への取り組みを評価し、不断の取組みを期待する。 

  • 生徒、保護者から信頼される学校運営のための職員全体の情報共有は重要である。 

  • 引き続き学校内での連携を強化し「事故不祥事防止の啓発」に取り組む職場環境の構築を目指してほしい。 

 

【その他】 

  • 行政がある時期からPDCAサイクルによる自発的な組織運営を求めるようになったが、学校運営協議会や評価報告書もそうした動きの一つなのかなという印象を持った。いずれのテーマも教育の現場での永遠のテーマと思われるものばかりだと思うが、PDCAサイクルで改善努力を継続してほしい。 

  

以上