更新日:2022年12月20日

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11月の出来事

041129 芸術鑑賞会

 11月29日(火)今年度2回目の芸術鑑賞会が鎌倉芸術館で行われました。今回は寄席です。日本の古典芸能としての落語、紙切りを鑑賞しました。最初に一番太鼓や出囃子など、基本的な寄席の知識について解説がありました。小屋の引き戸を開ける音を太鼓の胴をばちでパラパラとたたく音で表す、「どんとこい」というリズムでお客さんを呼び込む、ばちの持ち方も「入」の字になるように構えるなど、教えてもらって初めて気づくことばかりです。千人ともいわれる落語家一人ひとりに出囃子のメロディがあるそうで、三味線の太田さんはすべての方の出囃子を弾くことができるとか。

 3人の落語家はさすが話芸のプロフェッショナル、生徒も引き込まれて、浮かんでくる情景やオチに笑っていました。とりわけ生徒に人気が高かったのが紙切り芸です。お題のリクエストを、と言われて3年生の女子から「担任の先生!」という声も。3年生は受験前のひと時、気分転換になったでしょうか。

 

芸術鑑賞会1 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 演者の皆さんから寄せ書きの色紙

 

 

芸術鑑賞会2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 紙切り最初のお題は「桃太郎」

 

 

041125 横浜南地区交通安全高校生大会

 

 11月25日(金)本郷台のあーすぷらざにおいて、横浜南地区の交通安全高校生大会が開催されました。本校は今年度の担当校として、生徒実行委員長の山越健弘さんをはじめ、実行委員が大会運営を担いました。

大会は交通安全についての各校の実態報告や様々な提言など、発表が続きました。クイズ形式で交通規則を改めて認識してもらうものや、チアリーディングの演技に今年の交通安全標語を取り入れたものなど、工夫がありました。特に成年年齢は20歳から18歳に引き下げられたのに、自動車運転免許の取得可能年齢は18歳のままであることに着目し、免許取得年齢を引き下げるとしたら、どのような対応が必要か、会場で近くの人と話し合ってみる、という主体的、対話的な活動もありました。日常的に意見交換しているであろう普段の授業の様子が垣間見え、高校生が次世代社会をより良いものにしようとしていることが感じられました。

今年度の新企画として、神奈川県警察交通部の渋谷さんと生徒のトークセッションが行われ、免許取得の条件や家族が高齢になった時の免許返納について高校生が質問し、渋谷さんが丁寧に答えてくださいました。

最後に今年度の交通安全標語と大会ポスターの優秀作品の表彰を行い、大会を終えました。参加校すべてが分担して準備や舞台設営などの裏方にも携わり、高校生の手で運営された大会となりました。

 

 

交通安全高校生大会2022

 

 

 

 

 

 

 

 

 閉会式

 

 

041113 全日本高等学校吹奏楽大会in横浜に出場しました

 

 11月13日(日)全日本高等学校吹奏楽大会in横浜が、横浜みなとみらいホールで2日間にわたって開催されました。全国から45校の高等学校が参加し、本校吹奏楽部も2日目の13日にみなとみらい大ホールで演奏しました。また、それに先立ち、隣接するクイーンズスクエア横浜1階のクイーンズサークルで行われたプロムナードコンサートでも演奏し、クリスマスの飾りつけが美しい商業施設の中、多くの家族連れの方々が足を止めて聴いてくださいました。

 

全国吹奏楽イン横浜1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

041110 薬物乱用防止教室

 11月10日(木)1年生を対象に、薬物乱用防止教室が行われました。コンピュータ教室に1年C組が入り、薬物乱用防止指導員で認定心理士、薬剤師でもある中路将徳先生の講義を受け、その様子を他の1年生の教室に配信しました。事後アンケートでは講義や内容がわかりやすく、理解できた、という感想がほとんどでした。薬物の怖さや危険性は認識できている様子ですが、中には薬物の誘いを断り切れないかも、と不安に思う気持ちを答えてくれた生徒もいました。身近な人物からの誘いであっても毅然と断ることの難しさを感じさせられました。

 

 

薬物乱用防止教室1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

041108 地学部が月食を観測しました

 

 11月8日(火)今夜は442年ぶりという皆既月食と惑星食の同時観測ができるということで、地学部がグラウンドへ望遠鏡を設置し、観測を行いました。

 同時に、下校時刻までのひと時、一般生徒も屋上で欠け行く月をゆっくりと眺めました。

 

皆既月食

 

 

 

 

 

 

 

 

 欠けていく月を望遠鏡で観測

 

041108 棋道部髙橋さんが高文連全国新人大会へ

 

 県高文連総合文化祭将棋大会個人戦が11月6日(日)かながわ労働プラザで行われ、本校1年髙橋千穂子さんが2勝1敗という優秀な成績を収め、全国高文連将棋新人大会へ県代表として推薦されることになりました。山梨県で来年2月に開催されます。おめでとうございます!

 

髙橋さんに聞きました。

 自分が全国大会に出られるとは夢にも思ってなかったので、出場決定を伝えられた時は非常に驚きました。運よく予選を突破して得られたチャンスを活かせるよう、大会までより一層練習に打ち込みたいです。

 

041105 神奈川県高等学校即興型英語ディベート交流大会

 

 11月5日(土)、学力向上進学重点校とエントリー校の18校が集まり、その場で発表される論題について賛成と反対に分かれ、英語で討論を行うディベート交流大会が、横浜平沼高等学校で開かれました。本校からは2年の小野田 実優さん、田野尻 羚さん、藪下 ひなさんが参加しました。対戦は3回。最初の15分で論題について、英語でどのように理論的に主張を展開するか、構成を3人で考えます。いざ始まると、賛成チーム、反対チーム交互に一人2~3分でスピーチします。ここからは相手の論点を理解したうえで、反論を戦わせることになり、相手のスピーチを聞きつつ、どこを標的として次のスピーチをするか、緊迫した雰囲気が漂います。

 論題は「生徒は授業中に別の作業(内職)をすることを許されるべきだ」「国は、オンラインゲームの利用時間を規制すべきだ」「高齢者に運転免許の返納を義務化すべきである」など、高校生の身近な話題や現在の社会課題などで、論点は様々考えられるように設定されています。

 結果として本校は2勝1敗。でも勝ち負けでなく、交流大会とあるように、対戦後には相手校の生徒と談笑する姿が見られました。ここ2年はコロナの影響でオンライン大会だっただけに、久しぶりでリアルな対戦が見られました。表情やしぐさなども含めて高校生の生き生きとした英語表現は素晴らしく、参加した生徒は緊張しながらも懸命に伝えようとする姿勢が良かったと思いました。

 本校引率教員の小山、花田、判澤の3名の教諭もジャッジとして活躍しました。

 田野尻さんがベストディベーター賞をいただきました。おめでとうございます。

ディベート4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最初の15分で作戦を練る

 

ディベート2

 

 

 

 

 

 

 

 

 相手校とジャッジにスピーチ

 

ディベート5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ベストディベーター賞の田野尻さん

 

041103 第2回緑高セミナー ものづくりで世界へ挑戦

 11月3日(祝)第2回緑高セミナーが行われました。今回は株式会社ニットー及びアルケリス株式会社の藤澤秀行社長による「横浜から世界へ、挑戦し続け、輝ける人生に」と題した講演と、アルケリスの装着体験がありました。

 藤澤さんは本校の卒業生で、金属加工の会社の2代目でもあります。それだけでなく、長時間の立ち仕事のつらさをなくす装着器具アルケリスを開発し、世界へ販売するベンチャー企業も立ち上げました。常にものづくりの視点で、新しいことにチャレンジする姿勢はどこから生まれてくるのでしょう。

 講演ではものづくりの楽しさ、同じ志をもつ高い技術のパートナーと分野をこえて協働する活動の先に世界への道が開けることがよくわかりました。すでにシリコンバレーに子会社を出しているそうです。世界展開するにあたり、高校生のみなさんには、ぜひ英語をしっかりやっておくといい、とアドバイスがありました。

 アルケリスの開発は、内視鏡手術など、時に10時間以上に及ぶ外科手術を行う医師の身体への負担を軽減したい、というニーズから始まったそうです。医科大学を始め、医工産学の連携に、人間工学デザインの視点も加え、多くの人によって改良が加えられた結果、グッドデザイン賞をとるまでの機能美を備えた機器となっています。

 

 参加した工学系志望の女子の感想です。

「実際にアルケリスをつけてみて、本当に楽に椅子に座っているような感覚でした。私の母が腰痛もちで、お皿洗いに苦労しているので、いつかプレゼントできたらいいなと思いました。」

「自分でした決断が良いものになるか悪いものになるかは、その後の自分の頑張り次第というお言葉がとても心に残りました。自分で決断して、後悔ないように努力していきたいと思います。」

「実際にアルケリスを装着してみて、足に何の力も入れなくても楽な姿勢でいられて立ち仕事の人にとって、とても便利なものだなと思いました!アルケリスをつけて立ち勉強したくなりました。お話の中では自分のやりたいと思ったことに情熱をもってやって、他の人との協力が大事なんだなと思いました。」

セミナー2-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 アルケリスの紹介

 

 

セミナー2-2

 

 

 

 

 

 

 

 

 生徒も装着してみた「あ、楽!」

 

041102 アカデミックキャラバンとスタディツアー報告

 11月2日(水)鎌倉芸術館において、1,2年生を対象にアカデミックキャラバンが行われました。アカデミックキャラバンは、その道の専門家をお招きし、ご自身の体験をもとにお話しいただき、生徒との対話を通して知的好奇心を喚起し、生徒のこれからにつなげる行事です。

 今年度は塩野義製薬でCSR事業に関わっている齋藤弘樹先生に「理系研究者のリアル」と題して高校時代から東工大、東大での世界初の発見を目指した研究生活、製薬企業への転職などキャリアに関する講演をいただきました。プロ野球選手を目指した少年時代、大学受験などで挫折を繰り返しても、それが次の経験につながって今があることや、失敗を恐れず、現在興味がある分野に進む大切さをお話くださいました。

 その後、生徒の質問に、大学で必要なのは出会いを広げること。実験はほとんどが失敗する、新しい発想を提供できるよう研究室にこもらず、環境を変えることも大切。コミュニケーションで人の考えを取り込んで自分の考えを作ることも必要。などと答えていかれました。生徒の質問はなかなか途切れず、1時間近くのやりとりがありました。最後はヒロキコールの中を退場されていきました。

 

キャラヴァン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 齋藤先生の講演

 

 

アカキャラ2

 

 

 

 

 

 

 退場はグータッチで

 

 

齋藤先生の講演に先立ち、この夏と3月に行われたスタディツアーの生徒による報告が行われました。

まず「ふくしま学宿」について。東日本大震災から10年以上たった被災地の現状と復興にかかわった人々、さらにそこで学ぶ同じ年代のふたば未来学園の高校生との交流について報告がありました。自分の目で見て、聞いて、感じることの大切さが伝わりました。

次に「緑のスタディツアー 釧路湿原」について。釧路湿原の成り立ちやその希少性、川の蛇行と植生の関係など、初めて知ることも多く、胴長をつけて湿原最深部まで入るという貴重な体験ができたことがわかりました。

 

アカキャラ3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スタディツアー報告

 

 

041101 神奈川県警察からポスター制作の感謝状をいただきました

 

神奈川県警察本部からの依頼で、安全運転相談ダイヤルを周知するためのポスターを、本校美術部2年の圖師春瑠さんと清水晴香さんが作成しました。 11月1日(火)に神奈川県警察交通部の板垣運転教育課長が来校され、表彰が行われました。

 

ポスター1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成したポスターは運転免許センターのツイッターや相鉄バス車内などで見ることができるそうです。

 

ポスター2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度、本校は交通安全運動「スタートかながわ」の推進モデル校でもあり、11月25日には本郷台のあーすプラザで横浜南地区高校生交通安全大会を開催する担当校でもあります。当日も運転免許センターのご協力で高校生との対談を計画しています。