更新日:2025年4月4日
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自分の未来をみつけよう
厚木高等学校の歴史は、明治35年(1902年)神奈川県に第三中学校が開校したことに遡ります。その際、第三中学に因んで作成された三剣の校章は、厚木高等学校となった現在にも引き継がれています。当時の、智仁勇の三徳の教えは現在も変わることなく、人としてあるべき姿の象徴として、現在のかながわ教育ビジョンに示された自己肯定感の礎となるたくましく生きる力につながっています。
その後、大正2年(1913年)に県立厚木中学校と改称され、昭和23年(1948年)県立厚木高等学校として新たなスタートを切り、現在に至っています。質実剛健の校風のもと豊かな人間性と公正な判断力を有する自主的で責任感の強い、また、人と積極的にかかわることのできる逞しい人材の育成を目指して教育活動の充実に努めています。
現代では高校生に求められる学力も変わり、これまで以上に自らの言葉で自らの考えを伝えること、更に幅広く深い知識とそれらを活用して様々なことを判断し、表現する力が求められています。平成30年度より神奈川県の学力向上進学重点校にも指定され、生徒がより高い目標を定め、希望する進路を実現すべく支援をしています。また、令和2年度の第2期の指定に続き、令和7年度第3期のスーパーサイエンスハイスクールに指定されました。これまで培ってきた探究活動をより進化させ、理数教育、科学技術教育の推進及び英語によるコミュニケーション能力の育成とともに、卓越した科学技術人材の育成に取り組んでいきます。
皆さんが生きていくこれからの時代は、変化が大きく、どのように変化するかは予測がつきにくい時代です。そのような状況であるからこそ、自分の未来について考え、思い立ったら行動する。そして、多くの人と話し、様々な考えを理解共有して、折り合いをつけながら成果をあげていくことが大切です。厚木高校は、より良い授業の実践と、学校生活のすべてを通して、社会でリーダーとして活躍できる人材を育んでいきます。そのために職員全体で新しいステージにチャレンジしていきます。
令和7年4月 厚木高等学校 第33代校長 八田 直昭