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更新日:2022年11月8日

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修学旅行実施報告

2年生は10月29日から11月1日(3泊4日)に以下の日程で修学旅行へ行きました。

1日目・2日目は平和学習をメインとして行いました。2学年に進級してから各教科や総合的な探究の時間で沖縄戦の歴史を学習してきました。各施設では既習事項を肌で感じることができました。個々で様々なことを感じ取ってくれたようです。

3日目・4日目は沖縄の文化や伝統を学ぶことができ、楽しく過ごすことができました。

 

【1日目】

羽田空港→那覇空港→平和祈念公園・資料館→首里城→ホテル

 

<ある生徒の平和祈念資料館に関する所感>

改めて、戦争の恐ろしさを目で見て感じました。幼い子供が大きな大人によって殺され、小さい頭と小さい体がばらばらになっている姿や、自分の子供のためにひとつしかないキャンディを口移しで渡す父親の姿、ガマにいた恐ろしい日本兵と小さく固まって苦しんでいる家族の姿、これらを通して、勉強になる、と思うと共に、怖い、不気味、と感じました。 実際にこの恐ろしい時間を体験した人がいると考えると、私なんかが思っても何も起こらないけれど、戦争なんて二度と起こって欲しくないと思いました。二度とというより、一度も起こらない方が良かったのにと思いました。 平和の礎を見て、今でも追加される名前がない年はないと知り、誰にも知られることなく天国へ登った人がいると思うと胸が苦しいです。 たくさん深く考えて勉強になりました。

<首里城散策の様子>

首里城

【2日目】

ホテル→ガマ→ひめゆり平和祈念資料館→美ら海水族館→ホテル

 

<ある生徒のひめゆり平和祈念資料館に関する所感>

自分と同じくらいの年齢の女の子が、「〇〇勤務」と書かれていることがとても印象的でした。考えたくないけれど、もし今戦争が起きて、私がそこで人のために動けと言われたら、絶対に無理だし、自分のことで精一杯です。 どれだけ彼女たちが怖くて苦しかったか、辛かったか、家族と離れてしまって寂しかったか、全てを分かることができないことがとても悔しいです。資料を読んで、何回も泣いてしまいそうになりました。しかしここで涙を流すのは人のために精一杯働いていた彼女たちに失礼かもしれない、と思い、涙を流すのはやめました。どうして私は何も出来ないのだろう、どうして感じることしかできないのだろう、何て無力なんだろう。今、平和で生きていることが申し訳なく思うくらい悔しいです。一人の人間の力でどうにもならないことだというのは分かっているので、現代を生きる私に出来ることは、彼女たちの存在を絶対に忘れないこと、戦争の恐ろしさを語り継いでいくことだと思います。

ひめゆり

<ある生徒のガマに関する所感>

戦争で敵からの攻撃も止まず、音も鳴り止まず、苦しくて苦しくて苦しい中で、あの暗いガマの中に入って身を守っていたと思うと本当に胸が苦しいです。避難をする場所とは言っても決して心が落ち着く訳では無いし、一分一秒常に警戒しなければならない、もちろんいい人だけがいる訳では無いので嫌なことだってたくさんあったはずだし、怖くて辛くて、怪我をしている訳でもないのに足が思うように動かなかった人もいるはずです。家族が次々違う世界へ旅立っていく人だって、ばらばらになって違う世界へ行ったことすら分からない人だっていたはず。もう、どう言葉にしたらいいか分かりません。何を感じるのが正解なのか、私には分からないけれど、もう、二度と行きたくないと思ってしまいました。

 

【3日目】

終日コース別体験学習

1.伊江島コース 2.カヌー&マングローブコース 3.じんぶん学校コース

4.マリンスポーツ体験コース 5.沖縄文化体験コース 6.もとぶ元気村コース 7.紅イモタルト作り体験コース

<もとぶ元気村コースの様子>

元気村

 

【4日目】

ホテル→国際通り班別自主行動→那覇空港→羽田空港