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部活に入る前に、本でイメージを 2016/04/27更新 【チームやまゆり ＃46】
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『吹部！』 赤澤竜也【著】 飛鳥新社 （2013/08発売） |
本校では、部活動が盛んだ。そこで、新入生が入る時期に合わせて、４月は部活動に関する図書を展示することにした。
スポーツ小説はもとより一ヶ所に集めてあったが、文化系の部活の小説で、何かいいものがあっただろうかと書架をブラウジングしていたところ、目に留まったのがこの本『吹部！』。歌うようなロゴが印象的な表紙だ。
つぶれかけの弱小吹奏楽部に、個性的な顧問ミタセンがやってきたことから、物語は始まる。むちゃくちゃだけれど情熱的で、少しずれているミタセンに部員たちは振り回されながらも少しずつ成長し、吹奏楽コンクールに挑んでいく。一気に読んでしまうようなパワーのある青春小説だ。
自分が経験したことのある事柄を題材にした本を「あるある」と思いながら読むのも楽しいし、経験したことがないことをシュミレーションするように読むことも楽しい。
吹奏楽部の生徒や吹奏楽に興味を持った新入生に手にとってもらえたらいいなと思いながら、展示架にならべた。
＜山本 真帆＞