小田原高等学校 全日制 > 学校概要 > 校長メッセージ(第37代校長 大谷 聡一郎)

更新日:2025年7月14日

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校長より

ごあいさつ

大谷校長写真

 校長 大谷 聡一郎

■ごあいさつ         

小田原高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

令和6年4月に第37代校長として着任し、2年目を迎えています。大谷 聡一郎と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

■小田原高等学校について

本校は、明治33年(1900年)に神奈川県第二中学校として創立されました。この間、神奈川県立小田原中学校、神奈川県立小田原高等学校へと改称されながら、これまで125年の歴史と伝統を積み重ねてきました。平成16年度の小田原城内高等学校との再編統合を機とした単位制普通科のシステムの導入、さらに定時制課程の併設と、時代に応じて学校の姿を進化させてきましたが、校訓である「至誠無息」、「堅忍不抜」の精神は今も変わらず脈々と息づいています。

 また本校は、令和5年度に文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受け、「イノベーションを創出する次世代のグローバル・サイエンス・リーダー」の育成を目指し、今年度はⅠ期3年目の研究を推進しています。さらに、令和6年度より県教育委員会から「学力向上進学重点校」に指定され、「志高く」を旗印として、生徒の第一志望の進路実現に向け、組織的な取組みを進めています。

今年度、創立125年を迎えた本校では、「小田高だからこそできること、取り組めること」は大幅に広がり、益々充実してきていると感じています。「SSH」「学力向上進学重点校」という2つの顔は、本校の強みであり、将来にわたり本校が発展し続けていくためには極めて重要なものであると考えています。これらを本校の両輪としてしっかり回し、より魅力ある教育活動を、積極的に着実に展開していきたいと考えています。

そして、遠くない未来には、小田高生一人ひとりがきっとそれぞれの夢を実現しているはずです。国の内外を問わず、多様な分野において、次世代のリーダー、またグローバル・サイエンス・リーダーとして、広く社会に、さらには人類に貢献している姿があるに違いありません。

では、小田高での3年間はどのように過ごすべきでしょうか。それには強い意志を持って、「高い次元での文武両道」を実現していくこと。未来を切り拓くための資質や能力を鍛えるためには、協働的、探究的に学び学力を高めていく毎日の授業や、SSHとしての探究活動はもちろんのこと、活発な部活動や、伝統的な学校行事についても、迷うことなく挑戦し、仲間と切磋琢磨しながら幾つもの壁を乗り越えていこうという姿勢が何よりも重要です。

今年度も小田高生は皆、目の前のあらゆることに全力でぶつかり、時間に追われながらも充実した毎日を過ごしています。今日求められる多様な力も含め生徒の学びを深め、心身ともに逞しく成長させるよう、教職員は一体となって力を尽くしてまいります。

本校は、房総半島の遠景も含め広大な相模湾を一望できる八幡山の地にあります。八幡山は戦国期の小田原城の遺構もある歴史ある場所でもあります。そして、この高台には、まだ新しく立派な学校施設が、豊かな緑に囲まれた静かな自然環境の中に広がっており、県立高校としては随一の恵まれた学習環境にあると自負しています。

また、本校を志望する中学生の皆さん、ぜひ一度、百段坂を登って小田高を訪れ、小田高の素晴らしさと強みを実感してみてください。八幡山の地で多くの仲間とともに互いを高め合いながら、かけがえのない高校生活を過ごしてくれることを願っています。学校説明会の機会等で皆さんとお会いできることを心からお待ちしています。

 

令和7年4月
第37代校長 
大谷 聡一郎