更新日:2026年5月26日

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校長より

令和8年度 年度初めのご挨拶

 高浜高等学校校長の牛久保浩一でございます。本校に着任して今年度4年目となりました。引き続き地域に愛され、生徒の生きる力が伸びる学校づくりに尽力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、年度当初に新入生へは入学式に、2・3年生へは始業式に、それぞれ次のことを伝えましたので、これを紹介します。本校の雰囲気を感じ取っていただければ幸いです。

 最初は入学式での話をまとめたもので、当日は手話コミュニケーション部による手話通訳を交えて話しました。

 今年も満開の桜の中で4月7日(火曜日)に全日制・定時制とも入学式を迎えることができました。今年度の全日制の入学式は第81回目で238名が入学しました。新入生の皆さん及び保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。入学に際し、私は本校生徒に期待するものとして4つの話をします。

1 基礎学力や社会のルールを身につけること。

2 頑張る、努力することを経験し、それを継続する習慣をつけること。

3 世の中には様々な価値観を持つ人、物事のとらえ方をする人がいることを知り、

 それを認め合うこと。

4 自分の生きる道、希望進路を明確にしていくこと。

 このうち、特に2点目と3点目は数値に表しにくい能力で、非認知能力といわれます。

 即時的な刺激と結果を求めがちな昨今ですが、こつこつと努力を重ねること、続けることやコミュニケーションをとりながら自分の行動を調整していくことは、AIに仕事をさせる分野が増える時代においても必要不可欠な能力だと考えています。本校全日制・定時制に共通する教育目標の3本柱は「学ぶ力」「つなぐ力」「かかわる力」の育成ですが、皆で一緒に過ごし、2点目、3点目の能力を高めていけば、基礎学力の定着と希望進路の実現に結び付けることができるはずです。

 これから高浜高校での学校生活が始まりますが、校長からアドバイスをさらに2つ話します。1つは自分の希望や目標を紙やスマートフォンに書きだして、それを見て、自分の立ち位置を確認してみてほしいということ、もう1つは自分の居場所を複数持っておいた方がよいということです。そのためにも活動の軸足をホームルーム活動だけではなく、学校行事や部活動、地域貢献活動にもおいてみたらどうでしょうか。修学旅行も、体育祭や文化祭、部活動での試合や成果を発表する機会も、ホームルームとは違う集団の中で自分を生かす場になります。自分の属する集団が一つというのは窮屈です。同級生や先輩、後輩たちとのコミュニケーションの中で自分の夢や目標が明確になったり、一歩踏み出す勇気や継続する根気も育ったりとなるでしょう。高校時代の経験や思い出は必ずや、将来の皆さんのバックボーン(後ろ盾)として卒業した後の生きる自信を生み出してくれるでしょうし、将来自分の生活の中に仕事と家庭、趣味、ライフワークと、居場所を複数持てるきっかけになるかもしれません。

 以上、私の願いを申し上げましたが、高校生活の3年間はあっという間に過ぎてしまうと感じるものです。始めるのが遅いと手遅れにもなりかねません。入学した今日から始めてみてください。保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、本校の教育活動に対しご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 次に、前日の4月6日(月曜日)の始業式で話した新2・3年生に話した2つことです。

 今、皆さんに一番望むのは2つのことです。1つは、私が2週間前の修了式でも話したこと。現状に満足しないで、「もう一歩進む勇気」と「それを続ける根気」をもって行動することです。やらされたことをやるだけでなく、自分で高めの目標を決めて、やってみる、自分の能力を安く見積もらない。学習、学校行事、部活動、ボランティア活動その他、積極的に取り組んでほしいのです。一歩踏み出す経験は高校生の今のうちに始めるべきです。やってみた経験を積むことで、さらに新しいことを始めてみる勇気が湧いてくるものです。一人で難しければ友達や先生、保護者とよく話し合って乗り越えていきましょう。

 もう1つは、自分の命と心身の健康を守ることです。体については、健康維持向上のための運動と食事、睡眠を大切にすること、また日ごろから集中力を養うことで免疫力を高めることでしょう。また心については、他者をいたわる人権感覚を磨き、言葉で人を傷つけない、コミュニケーションを絶やさずに維持向上させること。それは自分を守ることでもあります。

 この2つのことに取り組んで、自分の長所としてアピールできるようになることを期待します。

 4月13日(月曜日)からは教科の授業が始まり、また体育祭の準備も始まりました。生徒たちの各方面での活躍を期待しております。繰り返しになりますが、保護者等の皆様、地域の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

 令和8年4月 

校長 牛久保浩一