更新日:2023年5月2日

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校長より

 このたび高浜高等学校校長に着任しました牛久保浩一です。平塚の高校は3校目となります。前任の足柄高校は自然に恵まれた県西部にある学校でしたが、高浜高校は平塚駅の南側、文教地区に位置し、周囲の空は広く、とても明るい雰囲気の土地であることを実感いたしました。
4月7日に全日制、定時制それぞれの入学式を挙行いたしました。全日制は第78回、定時制は第4回を迎えたことになります。全日制においては女子高校時代からの、また福祉教養コースを設置した時代からのよき伝統を継承し、また定時制においては新設されて定時制校舎のもと、単位制普通科の生徒が4学年そろったことを受けて設置以来の一人ひとりの個性を生かし伸ばす教育の伸長に努めてまいります。
 4月6日の着任式、始業式において私は全日制、定時制双方の生徒に大きく次の3つの内容をお話ししました。
 第一に、新型コロナウイルス感染症対策は3年を経過し、少しずつ次のステップに入ってきました。学校行事や部活動、地域貢献活動は以前のように戻ることになるでしょう。皆さんには様々なことを経験し、キャリアとしてほしいという願いです。マスクの着用も基本的に規制をかけないことになりました。コロナへの不安や花粉症対策、交通機関利用時などマスクの着用する場面はありますが、顔を見せることで自らをアピールし、知ってもらう契機にもなります。
 第二に、学習と進路の希望をしっかり持ちましょうということです。そこでは特に、やや高めに目標を設定すること、それを紙に書く、口に出すことを推奨しました。目標の自覚と努力の継続が行動の変化と目標の達成、自己肯定感向上への近道です。
 第三に、自分の命を大切にすること、心身の健康を守ることです。命より大切なものはありません。この4月から自転車走行の際にヘルメット着用が努力義務とされました。部活動では準備運動は事故、けがの防止のために大切です。心の健康にはコミュニケーションを切らさない、人を傷つける言動を避けるなど時に我慢といえる行為も将来の心の健康には大切です。また心身の健康には食事による栄養と十分な睡眠が欠かせません。規則正しい生活をしながら自分をコントロールしていってほしいものです。
 本校は全日制と定時制の並置校です。全日制においては一般募集のほかに在県外国人等特別募集を行っており、令和6年度からは必要に応じて通級による指導も始まることになっており、現在そのための準備を始めたところです。福祉の心を育てる伝統を伸ばし、他者を、そして命を尊ぶ人材の育成に今後とも努めてまいります。保護者の皆様、地域の皆様、そして生徒の皆さん、よろしくお願いいたします。

校長 牛久保浩一