更新日:2021年4月15日

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校長挨拶

 
横浜南陵高等学校のウェブページをご覧いただき、ありがとうございます。本校は平成11年に策定された「県立高校改革推進計画」の前期再編計画により、横浜日野高等学校と野庭高等学校を再編統合し、普通科において健康と福祉を融合した分野をより深く学ぶ「健康福祉コース」を持つ新しいタイプの高校として、平成15年4月に開校しました。学校全体として「21世紀を生き抜くための豊かな教養と健康な心と身体を持った人間の育成をめざす」という大きな目標と、「仲間づくり」「体力づくり」「豊かな教養」「豊かなライフスタイル」「国際理解」という5つのコンセプトを軸に、健康福祉棟を新設して幅広く専門科目を展開するとともに、統合前の両校が培ってきた特別活動や盛んな部活動においても実績を重ねてきました。その後、社会・経済のグローバル化・情報化の進展、科学技術の進歩等に伴う産業・就業構造など社会環境の急速な変化、少子化の進展による生徒数の減少と人口減少社会における学校教育の役割、さらには、現行の学級の標準規模のあり方など教育を取り巻く状況の変化や、国や県の高校教育をめぐる動きに対応し、平成28年に活力ある魅力にあふれた高校づくりに向けた「県立高校改革実施計画」が策定されました。この計画の下、本校は「専門コースでの成果を学校全体の特色とする改編を行う高校」の一つとして、平成29年度入学生から「健康福祉コース」の募集を停止し、全日制・普通科の高等学校として教育活動に取り組んでいます。

本校は、「育てたい生徒像」の一つとして、『社会で活躍できる実践力を有する生徒』を掲げており、その基礎となるのは、思考力・判断力・共感する力と主体的な行動力です。これらの力をバランスよくはぐくむために、「学習活動」を組み立てる教育課程において一人ひとりの進学希望に対応できる柔軟な選択科目の配置、ICT機器を活用した授業や「総合的な探究の時間」の充実に努めており、令和2年度には、同窓会の多大なるご協力により、すべての教室にプロジェクタを設置、コロナ禍におけるオンライン集会などにも活用しています。もう一つ、本校は「育てたい生徒像」として『自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることのできる生徒』を掲げています。充実した学校生活、ひいては人生100年時代を生き抜いていくうえで大切なのは、自分を価値ある人間として認める自尊感情や自己肯定感をはぐくみ高めるとともに、他者の価値や存在を認め、お互いに尊重していくことです。創立以来、健康福祉コースにおける教育活動を中心に培われた「福祉マインド」は、例えば総合的な探究の時間で1年生全員が校歌を手話で歌う手話ソングを学ぶことや、社会福祉部を中心とした「地域交流・ボランティア活動」などによって継承され、本校の教育活動を支える基盤となっています。そして、「学習活動」とともに生徒が全力を尽くす「学校行事」、運動部、文化部ともに多くの実績を残してきた「部活動」は、かけがえのない青春の日々を彩る不可欠な要素です。

「将来を予測することが困難な時代」といわれる今日、「持続可能な開発目標(SDGs)」が世界共通の目標となっています。今、先の見えない新型コロナウィルス感染症をはじめとする課題を前に、若い世代が思いやりの気持ちを共有しつつ、「持続可能な社会」の実現に向けてたくましく生きていくうえで、本校が進めてきた「福祉マインド」を核とする教育活動はますます意義を深めていくと考えます。

これからも、本校の取組にご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

           

                       令和3年4月  横浜南陵高等学校長 戸田 崇

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