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更新日:2024年4月19日

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校長あいさつ(令和6年4月入学式)

式辞

 晴天の中、満開の桜が迎える、素晴らしい入学式となりました。近年では温暖化の影響か、3月中に散ってしまうことが多かったですが、今年は、10年ぶりの遅い開花であったようです。以前は入学式と桜というのは、定番の景色でした。入学式に満開の桜を、皆さんの目に焼き付けておいてほしいと思います。

 さて、ただいま、入学を許可しました319名の新入生の皆さんを迎え、本日PTA副会長の伊藤様、中田様のご臨席を賜り、神奈川県立横浜瀬谷高等学校 第2回入学式を盛大に迎えることができますことに、心からお礼申し上げます。

 また、保護者の皆様におかれましては、立派に成長したわが子の晴れ姿をご覧になって、さぞ頼もしく感じておられることでありましょう。心からお慶び申し上げます。

 新入生の皆さん、入学本当におめでとう。皆さんは、横浜瀬谷高校の4期生です。本校は、県立高校改革2.期実施計画により、瀬谷高校と瀬谷西高校が再編・統合され、横浜瀬谷高校がスタートして2年目となりました。

 これからの社会は、生成AIなどに代表される先端技術が高度化したSociety5.0時代が到来し、変動性、不確実性、複雑性、不透明性が高いVUCAと呼ばれる「予測困難な時代」を生きていきます。また皆さんはSDGsをご存じですね。貧困や飢餓などの社会的な課題、そして地球温暖化などの環境的な課題などを、2030年までに解決しようと考えられています。そんな時代に対応すべく、横浜瀬谷高校は、持続可能な社会の創り手として、新たな価値を創造する力等、これからの社会で活躍できる資質・能力を育成することや、地域機関等と連携・協働して、社会課題の解決に向け、主体的に課題を見いだし、考え、他者と協働して解決する問題解決能力を育成することを目標の一つとしています。また「Think Globally Act Locally」つまり、地球規模で様々な課題を学び考え、足元である地元で、社会課題の解決に責任ある行動をしようとする実践を行っています。

 横浜瀬谷高校は、瀬谷区に唯一の県立高校であるとともに、2027年に開催される国際万博GREEN×EXPO2027の会場に最も近い高校になります。女優の芦田愛菜さんがアンバサダーを務めたことでも有名ですね。GREEN×EXPO2027は、皆さんが卒業する3月に開幕します。プラネタリーバウンダリーと言われるように地球環境の限界などの課題もテーマの一つにしていますので、地元の高校として、一緒に学んでいきたいと思います。今後も様々なイベントも活発に行われると思います。

 昨年は、海軍道路1.5kmに花を植えるフラワーロードプロジェクトに150名の生徒がボランティアとして参加しました。また先月行われたフラワーフェスティバルには、ボランティアやブラバン、ダンス、バトン、フォークソング部として計200名近い生徒が参加して、盛り上げてくれました。皆さんも先輩に続き活躍してください。

 さて、日々行われる授業では、一人1台PCを使って、ロイロノートやクラッシーをはじめICT機器を活用した個別最適な学びと協働的な学びを通じて、資質能力を伸ばし、皆さんの希望する進路実現を図りたいと思っています。1期生の先輩たちも希望する大学へ進学するものが多かったです。また授業だけでなく、部活動や陸上競技大会、文化祭、合唱祭などの特別活動を通じて、協調性や人を思いやる気持ち、責任ある行動をする力や人間関係を円満に保つ力などペーパーテストで測れない力をつけてほしいと思います。

 最後になりますが、新入生の皆さんが、自己肯定感を高め、夢の実現に向かって、自らを磨き、新しい自分を創造していくことができるよう、皆さんの努力と活躍に期待して式辞といたします。

           令和6年4月8日 横浜瀬谷高等学校 校長 小林幸宏