更新日:2026年4月8日
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このたび、第28代 神奈川県立吉田島高等学校の校長として着任いたしました、間橋 元治(まばし もとはる)でございます。
創立120年目を迎える歴史と伝統ある本校に着任できましたことを、大変光栄に存じます。教職員一同、教育活動のさらなる充実に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
本校は、明治40年4月に足柄上郡農業補習学校として創立され、足柄上郡立農林学校、神奈川県立農林学校、神奈川県立吉田島農林学校、神奈川県立吉田島農林高等学校と改編を重ねてまいりました。平成22年には吉田島総合高等学校へ、さらに平成29年には農業科(都市農業科・食品加工科・環境緑地科)へと改編し、平成31年には県内唯一の家庭科専門学科である生活科学科を設置しました。
このような歩みの中で、本校は「地域産業に貢献できる人材の育成」を教育目標に掲げ、農業科および家庭科の学びを軸とした特色ある教育活動を展開してまいりました。開成町の豊かな自然や地域産業と結びついた学びは、生徒一人ひとりの実践力と人間力を育む本校の大きな強みです。
また、本校は神奈川県西部に位置する専門高校として、産業教育を通した人格形成を教育の根幹に据えています。生徒が真理と正義を尊び、勤労と責任を重んじながら、主体的に社会の形成に参画できる力を育むことを目指しています。これまでの卒業生は、農業分野をはじめ多様な分野で活躍し、地域社会を支える人材として高く評価されています。
さらに、本校は県内で唯一、演習林を所有しており、林業や森林分野の専門教育に加え、環境教育にも活用しています。宿泊可能な施設も整備されており、体験的・実践的な学びを通して、生徒の主体性と協働性を育んでいます。また、生活科学科や食品加工科の実習棟も整備されており、充実した施設設備のもとで教育活動の一層の充実を図っています。
今日、社会は急速に変化し、先行きの見通しが難しい時代となっています。このような時代において求められるのは、知識や技能に加え、自ら課題を見いだし、他者と協働しながら解決していく力です。本校では、これまで培ってきた専門教育の強みを生かし、探究的な学びや地域との連携を一層推進し、生徒が主体的に社会を切り拓く力を育成してまいります。
また、学校は生徒が安心して学び、成長できる場であることが何より重要です。規範意識を大切にし、互いを尊重し合う風土を育むとともに、教職員が一丸となって、生徒一人ひとりに寄り添った教育を実践してまいります。
本校は、二宮尊徳の遺訓である「至誠勤労」を校訓とし、「生徒の進路希望の実現」と「食と農・自然環境を通じて地域と共生する学校」の実現を目指しています。農業科および生活科学科において、それぞれの専門性を生かした学びを展開し、社会に貢献できる人材の育成に努めてまいります。
今後も「地域産業に貢献できる人材の育成」を目標に掲げ、生徒の成長の姿や本校の魅力を積極的に発信してまいります。本校の教育活動にぜひご注目いただければ幸いです。
地域の皆様、保護者の皆様におかれましては、引き続き本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和8年4月
神奈川県立吉田島高等学校
校長 間橋 元治