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更新日:2022年7月26日

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学校生活

施設利用

図書館

図書館について

  • はじめに

文字が読めない人といっても、光が分かる人もいれば、物が動くのが分かる人もいます。また、文字が見えにくいだけで、大きくすれば見える人もいれば、逆に見える部分(視野)が狭いために文字を小さくした方が見えやすい人もいます。
このようにいろいろな見え方をする人が図書館を使用するために、盲学校の図書館では使用者に応じた形式の本を置いています。

 

  • 施設案内

閲覧室の大きさ 254㎡・座席16席・ソファ10席

蔵書

点字図書 7,000冊

拡大図書 1,500冊

録音図書 3,500冊

墨字図書 6,500冊

 

  • いろいろな形の本の紹介
【墨字本】

墨字本の写真本屋さんで売られている本のことです。盲学校ではインクで印刷された本のことで、墨字図書(すみじとしょ)と呼んでいます。レンズで読む、拡大読書機(本の文字をモニターに大きく映し出す機械)で読む、リーディング・サービス(ボランティアさんによる朗読)用として、などの利用があります。

 

【点字】

点字の本の写真本点字で書かれた本です。点字は指先の感覚で読む字なので、読むための訓練が必要です。また、点字は1マスで1音(50音の)を表していきますので、文字の量が増えて本が厚くなり、何冊にもなることもあります。

 

【拡大本】

拡大本の写真一般的な本より文字を大きくした本です。弱視(目が見えにくい)の人には、本が読みやすくなります。字を大きくした分、本が大きく何冊かになってしまいます。

 

 

【録音図書】

デイジー図書の写真音声で聞くことによって読書が楽しめる本のことです。

テープ・朗読CD・デイジーという種類があります。テープは一冊の本を録音すると何巻ものテープになることもあり、持ち運びや読み返しの際に多少問題があります。

朗読CDは一般的なCDデッキで読むことのできる本です。長い話の場合は何枚かに分かれることもありますが、テープのように伸びたり切れたりせず、持ち運びにも便利な本です。
デイジー図書はあまり聴きなれない名前かと思いますが、CD-Rに本が録音されているというものです。注目されつつある、視覚障害者向けの新しい本の形です。CDのように持ち運びが簡単で、さらに長い本でもほとんどが1枚に納まります。また、一般的な本のようにしおりをつけたり、ページをとばして読んだりすることもできます。ただし、デイジー図書を読むためには専用の機械かパソコンが必要です。