更新日:2025年3月19日
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明治維新の廃仏毀釈の後、明治12年(1897)に内務卿伊藤博文が全国の神社・寺院の調査を命じて作成した「社寺明細帳」という各郡の基本台帳があります。所在地と敷地面積、建物の場所や大きさ、祭神・本尊などが文字で記録されました。
神奈川県では翌明治13年(1880)図面を4枚作成するように命じたのです。この図面がこの展覧会でご紹介する「社寺明細帳図」です。残念ながら、橘樹郡、愛甲郡、津久井郡、都築郡、陶綾郡のものはご紹介できず、足柄上郡・足柄下郡の資料もとても少ないのです。しかし、久良岐郡の図がかなり残っています。もしかしたら、戸長をしたお宅などにも何の図かわからないまま残っているかもしれません。
明治13年頃、140年前の神奈川県下の神社・寺院の姿をぜひご覧ください。
京急線・金沢八景駅横にあった金沢東照宮(現在の金沢八景権現山公園敷地内)の祭神・徳川家康像も特別公開します。
主催 |
神奈川県立金沢文庫 |
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後援 |
神奈川県神社庁 神奈川県仏教会 金沢区佛教会 |
協力 |
神奈川県博物館協会 横浜市金沢区役所 横浜金沢観光協会 瀬戸神社 |
会場 |
神奈川県立金沢文庫 |
会期 |
令和5年5月26日(金曜日)~7月23日(日曜日) |
休館日 |
毎週月曜日(ただし7月17日を除く)、7月18日(火曜日) |
観覧時間 |
午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで) |
交通 |
京浜急行「金沢文庫」駅下車徒歩12分(品川駅より快特33分) JR根岸線「新杉田」駅接続、シーサイドライン「海の公園南口」駅下車徒歩10分 当館に駐車場はございません(身体障がい者用を除く)。 ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。 |
神明社(合祀 横浜市金沢区 寺前八幡宮) 個人蔵
香徳寺(秦野市) 県立金沢文庫蔵
三浦郡神社明細帳 横須賀・諏訪神社蔵
瀬戸神社(横浜市金沢区) 個人蔵
徳川家康像(合祀 瀬戸神社) 瀬戸神社蔵
月例講座 「社寺明細帳図とは」
令和5年6月11日(日曜日)山地純(神奈川県立金沢文庫主任学芸員)
解説講座 「明治13年頃の神社・寺院の姿1」
令和5年6月24日(土曜日)山地純(神奈川県立金沢文庫主任学芸員)
月例講座 「徳川家康像について ―旧金沢東照宮像を中心に―」
令和5年7月1日(土曜日)瀬谷貴之(神奈川県立金沢文庫主任学芸員)
解説講座 「明細帳図を描く苦労」
令和5年7月9日(日曜日)山地純(神奈川県立金沢文庫主任学芸員)
特別講演会 「大工の機能と図面 大山大工・明王太郎を例に」
令和5年7月15日(土曜日)小沢朝江氏(東海大学建築都市学部建築学科教授)
解説講座 「明治13年頃の神社・寺院の姿2」
令和5年7月22日(土曜日)山地純(神奈川県立金沢文庫主任学芸員)
毎週 土曜日・日曜日・祝日
区分 |
個人観覧料金 |
団体観覧料金(団体は20名以上) |
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一般 |
400円 |
300円 |
20歳未満及び学生 |
250円 |
200円 |
65歳以上 |
200円 |
100円 |
高校生 |
100円 |
100円 |