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更新日:2025年3月19日

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【開催期間終了】特別展 慶珊寺と富岡八幡宮の名宝 ―『大般若経』が語る中世東国史―

慶珊寺と富岡八幡宮の名宝パンフレット

展覧会パンフレット(PDF:3,908KB)

富岡八幡宮の別当寺であった慶珊寺には、中世の『大般若経』六百巻が所蔵されています。本経は主に、鎌倉時代、正中二年(1325)の奥書を持つ一群と、足利尊氏の発願により、勧進僧智感とその後継者が版行したいわゆる智感版から構成されています。とくに、智感版『大般若経』には、版行事業のために勧縁した鎌倉府関係者の名前が多数刻まれていることから、中世後期東国の信仰、政治史に関する史料として注目されてきました。神奈川県立金沢文庫では、2021年から東京大学史料編纂所と共同で調査・研究を実施しており、全点の撮影、調査を通じてその全容が明らかにされつつあります。本展では、東京大学史料編纂所一般共同研究による慶珊寺『大般若経』調査の成果とともに、武州富岡地域の歴史を物語る貴重な文化財をご覧頂きます。

展覧会情報

主催

神奈川県立金沢文庫

企画協力

共立女子大学文芸学部日本美術史研究室

協力

東京大学史料編纂所、横浜市金沢区役所

後援

横浜市教育委員会

会場

神奈川県立金沢文庫

会期

令和7年2月7日(金曜日)~3月23日(日曜日)

休館日

毎週月曜日、2月12日(水曜日)、25日(火曜日)、3月21日(金曜日)

観覧時間

午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)

交通

京浜急行「金沢文庫」駅下車徒歩12分(品川駅より快特33分)

JR根岸線「新杉田」駅接続、シーサイドライン「海の公園南口」駅下車徒歩10分

最寄り駅から金沢文庫への地図

当館に駐車場はございません(身体障がい者用を除く)。

ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。

主要展示資料

No.

種別

文化財指定

作品名

備考

1

典籍

 

大般若経

慶珊寺

2

彫刻

神奈川県指定文化財

院誉作

木造十一面観音半跏像
慶珊寺

3

絵画

横浜市指定文化財

八幡神像

富岡八幡宮

4

典籍

 

大般若経

常楽寺美術館

5

典籍

 

富岡八幡宮及慶珊寺縁起

東京大学史料編纂所

6

絵画

 

富岡海荘図巻

横浜開港資料館

  • 文化財保護のため、会期中一部展示替があります。

 

関連行事

特別講演会「慶珊寺と中世の富岡」

令和7年3月8日(土曜日)山家浩樹氏(東京大学史料編纂所教授)

解説講座「別荘と海水浴富岡の近現代」

令和7年3月9日(日曜日)10時30分から12時まで 山地純(神奈川県立金沢文庫学芸員)

特別展「慶珊寺と富岡八幡宮の名宝」連続講座

その1「慶珊寺と富岡八幡宮の美術」

令和7年2月16日(日曜日)梅沢恵氏(共立女子大学准教授)

その2「慶珊寺・富岡八幡宮の大般若経:調査の現場から」

令和7年2月23日(日曜日)堀川康史氏(東京大学史料編纂所准教授)

その3「金沢区の特色ある民俗事象について」

令和7年3月9日(日曜日)新井裕美氏(神奈川県立歴史博物館主任学芸員)

その4「転読」の変遷と大般若経信仰

令和7年3月16日(日曜日)櫻井唯(神奈川県立金沢文庫学芸員)

その5「鎌倉御家人安達氏と大般若経」

令和7年3月23日(日曜日)貫井裕恵(神奈川県立金沢文庫学芸員)

ボランティアによる展示解説

毎週 土曜日・日曜日・祝日

1.午後2時から 2.午後3時から

展覧会料金

区分

個人観覧料金

団体観覧料金(団体は20名以上)

一般

500円

400円

20歳未満及び学生

400円

300円

65歳以上

200円

100円

高校生

100円

100円