希望ケ丘高等学校 全日制 > 特色 > SSHとしての取り組み > 令和8年度Scuolaセミナー Scuolaキャンプ
更新日:2026年9月28日
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第3回「東京海洋大学越中島キャンパス_船舶のナビゲーション」
第10回「Mind the Gap プログラム @Google」
Scuolaキャンプ「宇宙の神秘を探る-最先端研究施設訪問-」
過去の取り組み
Scuolaセミナーは、放課後や土曜日、日曜日等に大学や企業から講師を招き、講義・ワークショップ・実験等を通した体験的な学びの場として実施しています。
令和8(2026)年8月6日(木曜日)本校にて、食材を用いたマイクロスケール実験が行われました。
講師は鎌倉女子大学、准教授の佐藤陽子先生です。
授業の内容は以下の2点です。

新しい分野「キッチンサイエンス」の第一人者である講師から、自身の学生時代や高校教員としての経験や大学の博士課程での苦労話は生徒の進路や人生にも刺激的なものとなったようでした。




規模の小さいマイクロスケール実験は、あらゆる場(小・中・高校など学校や研究室、家庭内など)で利点があること、また、キッチンサイエンスには実験の性質上非常に有効であることを説明してくださいました。
日々お世話になっている料理は、化学および科学であることから、理科科目の苦手意識をなくすための大きなイベントだととらえることができました。
令和8(2026)年7月27日(月曜日)茨城県つくば市にある研究施設を巡る「つくばサイエンスツアー」がが行われました。今年度はJAXA筑波宇宙センターとNIMS物質・材料研究機構を訪問し見学しました。
朝7:00、生徒は本校に集合し貸し切りバスで筑波に向かいます。
最初にJAXA筑波宇宙センターに到着し、展示館を見学しました。普段では見ることのできない宇宙開発の軌跡に触れ、生徒たちは興味関心がそそられる姿が見受けられました。
その後JAXAの社員の方に案内して頂き、研究施設を見学しました。広大な研究施設のため、施設間の移動もバスを使って移動します。
今年度の本セミナーについて、応募者が極端に少ないため、開催中止となりました。
来年度の開催は日程を変更の上、再度開催を企画いたします。乞うご期待。
令和7(2026)年5月29日(金曜日)本校にてかずさDNA研究所による出前実験授業が行われました。
講師はかずさDNA研究所の研究員の方々です。
【実験授業の内容】
①DNAに関する学習
②由来の不明なお肉(タンパク質)のPCR反応および電気泳動によるDNA鑑定
生命科学の歴史における遺伝子工学、DNA研究の重要性や現状について、研究者の方から直接話を聞くことができ、とても貴重な機会となりました。

マイクロピペットの使い方、PCR法や電気泳動の仕組みについて、実験を通して楽しんで学ぶことができました。最後に、自分たちの選んだお肉がトリ・ブタ・ウシのどれであるかが電気泳動の結果で判明しました。参加した生徒たちは驚きと満足感に満ちた表情をしていました。

電気泳動の結果ーーー>
実験運営・Zoom設定等に必死で実験中の記録写真を残しておらず、わずかな写真を示すのみとなり申し訳ありません。
Scuolaキャンプは、科学研究のあり方を学ぶとともに、本校生徒の自然科学に対する興味・関心を深めることを目的に、夏休み中の2泊3日の宿泊研修として実施しています。
Scuolaキャンプ「宇宙の神秘を探る-最先端研究施設訪問-」
令和8(2026)年8月19日(水曜日)~8月21日(金曜日)の日程で、名古屋市内にあるFUJI名古屋科学館、飛騨高山にあるスーパーカミオカンデ(東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設)、カムランド(東北大学ニュートリノ科学研究センター)を訪問・見学してきました。
【第1日】

[新横浜駅新幹線乗り場]
朝8時新横浜駅集合の後、新幹線に乗車し名古屋駅に到着。当初の計画では、初日は京都大学飛騨天文台を見学する予定でしたが、前の週に降った大雨の影響で天文台へ続く道が通行不能になり、急遽予定を変更し名古屋市内にあるFUJI名古屋科学館を見学しました。


[課題を確認する生徒(左)とFUJI名古屋科学館前での集合写真(右)]
館内はとても広く内容も充実しており、生徒も与えられた課題を熱心にこなしながら見学をしていました。授業で学んだことが多く取り扱われており、1年生は来年度からの課題研究の題材を探す様子も見受けられました。
科学館の見学が終わると、バスに乗車し宿舎に向かいました。今年度は「国民宿舎 霜出荘」にお世話になり2泊させていただきました。


[宿舎付近の風景(左)と国民宿舎 霜出荘(右)]
宿舎に到着した後は、夕食を食べ入浴を済ませたら一日の振り返りの時間。その日学んだことをまとめて、活動班ごとに一枚のポスターを作成します。


[ポスターを作成する生徒達]
話し合いながら班で一つのものを作成することで、効率的に振り返りができるだけでなく、協調性やコミュニケーション能力も身につきます。振り返りの時間を終えた後は、就寝準備をし2日目の活動に備えました。(今年度は期末試験も近かったため、この後に部屋で試験勉強していた生徒も…!?)
【第2日】
2日目は東京大学宇宙線研究所神岡総合研究棟の梶田ホールにて、東京大学の研究者の方と東北大学の研究者の方からの講義を受けました。


[東京大学神岡宇宙素粒子研究施設の石碑(左)と東北大学の研究者の方の講義を受講する生徒(右)]
2名の研究者の方から、非常に興味深い講義を頂きました。ニュートリノをはじめとする素粒子の基礎を学び、質疑応答では多くの質問がなされ、素粒子物理学に興味を持つことができた様子が見られました。
午後からは、東京大学の実験施設であるスーパーカミオカンデ(SK)と、東北大学の実験施設であるカムランド(KL)を見学しました。神岡鉱山の坑道内はとても冷涼で坑道の入り口に辿り着いた生徒は流れ出る冷気に驚いた様子でした。坑道の中をバスで進み、最初にSKのドームの頂上付近に着きました。ここでは2名の研究員の方に案内して頂き、実際にSKの水槽の上部へ行き様々な研究機材を目の当たりにしました
。
[SK内部を見学する様子]
SKではニュートリノの実験が行われています。巨大な水槽に溜められた水と光電子増倍管(光検出器)を用いて、ニュートリノが水中の荷電粒子と衝突した際に放出されるチェレンコフ光を検出することで、他の粒子と相互作用をしにくいニュートリノの軌跡をとらえます。ニュートリノの性質を調べることは、素粒子や物質が存在する理由や、宇宙の理解を広げることに役立ちます。
次に、東北大学の研究施設KLを訪れました。KLは旧カミオカンデをニュートリノの他の観測用途に利用した施設であり、巨大な外水槽の中に1000トンの液体シンチレータをためるバルーンがあります。今回は、実際に外水槽の中に入れていただき、バルーンや光電子増倍管を見ることができました。


[KL内部を案内して頂いている様子(左)と外水槽内部から見たバルーン(右)]
【第3日】
3日目は、バスで宿舎を出発し、愛知県内にある某企業の研究施設を訪問しました。最先端の技術を研究開発している施設で、技術者の方に安全教育や会社の概要、最先端技術についての講義して頂いた後、実際に研究施設内を見学させていただきました。普段では到底経験できないような貴重な時間を過ごして、社会に貢献する研究の在り方に目を光らせている生徒の様子が覗えました。
見学を終えた後は、名古屋駅から新幹線で新横浜に帰着しました。
3日間の研修旅行を通して、最先端の研究を間近で見ることができたことは、これからの社会を担っていく生徒たちにとって一生の財産になったことと思います。この貴重な経験を今後の進路選択や課題研究に活かしてほしいと思います。
本校生徒のために、貴重な体験の機会をくださった皆さまへ深くお礼を申し上げます。