更新日:2024年1月11日

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福祉事業所見学までの流れ 

 高等部卒業後の進路先の一つとして福祉事業所があります。その多くが見学の受入をしています。ここでは、見学までの流れや、お子様に合う事業所を選ぶ際のポイントについてお伝えします。

1.事業所の情報を調べる。
 学校から配付された「進路ハンドブック」で調べたり、インターネットで「福祉事業所○○市(お住まいの地域)」と検索したりして興味のある事業所を見つけましょう。

2.学校に問い合わせ
 担任に連絡帳等で見学したい事業所をお知らせください。後日進路担当から今後の手続きの仕方についてお返事します。学校から申し込む場合とご家庭から直接申し込む場合があります。

 ○ご家庭から申し込む場合…
 ご家庭から直接事業所に電話をし、見学希望の旨をお伝えください。その際、希望日時や参加人数も合わせてお伝えいただければ、事業所から日時を指定されます。

 ○学校から申し込む場合…
 学校からご家庭に希望日時や参加人数についての聞き取りがあります。学校と事業所で日程の調整ができ次第、学校からご家庭に連絡します。

3.見学の日程が決まったら見学では、主に2つのことを行います。

 ○事業所内の見学
 活動の様子を見たり事業内容の説明を聞いたりします。見学にかかる時間は30分から1時間程度です。

 ○支援員との面談

 福祉制度の説明や、その事業所の特徴などについて説明されます。また、お子様の実態に合わせた利用の仕方もアドバイスしてくれます。

4.見学をする際のポイント
 以下の3つのポイントについて確認しましょう。

 ○事業所の雰囲気について
 事業所によって雰囲気は様々です。支援員の対応や利用者の過ごし方など、お子様が過ごしやすいと思える場所なのか想像しながら見学してください。

 ○事業の内容について
 希望の作業やお子様のニーズに合ったプログラムがあるかなど確認しましょう。余暇や運動などについても支援員に質問してみてください。

 ○就職実績や定着実績について
 企業就労を目指した訓練を希望される場合は、事業所の就職率や継続して働き続けている人の割合についても、スタッフに確認しましょう。ただし開所まもない事業所ではこれらの実績が少なく、伝えられる情報がない場合もあります。


5.まとめ
 見学をとおして事業所の様子を肌で感じ、お子様に合うかどうかを想像してみてください。複数の事業所を見学・比較してみて、各事業所の違いをよく見てみるのもいいと思います。ご不明な点がありましたら担任や進路担当までご連絡ください。