更新日:2025年11月28日
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授業利用の際は、学校司書が情報収集方法を説明しています。
本校の蔵書だけでなく、他校から借りた本、各種データベース、インターネット情報など、幅広い情報活用を学びます。
こちらの授業では、蔵書・借用本のほかに、新聞データベースから授業テーマに合った新聞記事、論文データベースから論文を印刷し、多種な資料を用意しました。

10月31日のハロウィンに合わせ、本を借りた生徒にお菓子をプレゼントしました。
皆、本を抱えながら楽しそうに選んでいました。
図書館では、季節に合わせたイベントを開催しています。

オーストラリア姉妹校のバーンズデールセカンダリーカレッジの皆さんが来校中です。
オーストラリアの本や可愛いぬいぐるみをいただきました。
コーナーを作り、来館者に手に取ってもらっています。

とても広い図書館なので、2クラスの違う授業が同時にできます。
さらにその横で、3年次の空き時間の生徒が自習をしている光景も見られます。
この授業では、関連する蔵書をブックトラックと長机に並べ、大型モニターやホワイトボードを使用しました。
授業内容に合わせて、さまざまな用意をしています。

先生や生徒が作る「ひとはこ本棚」。好きなことや得意なことに関連する本を紹介する、楽しい企画です。
今回は先生に「旅に行きたくなる本棚」を作ってもらいました。旅先で買ったものや、私物の本も並んでいます。
次の人の「ひとはこ」は、どんな本棚になるでしょうか。

図書館は読書・資料調査・学習を深める「ラーニングエリア」と、のんびりと過ごし、クラスや部活動の垣根を越えてコミュニケーションを深める「リラックスエリア」に分かれています。
リラックスエリアでは、ボードゲームやカードゲームなどを楽しむことができます。勉強の合間に友だちとゲームで気分転換し、また勉強に戻る光景も見られます。

書庫に移動式書架を設置し、古典文学全集、世界文学全集、個人全集など、閲覧室に置ききれない約2,500冊の本を置いています。これらは蔵書検索システムで探すことができ、借りることもできます。
また、1年分の新聞を保存しています。

閲覧机のうち、一部にラーニングテーブルを導入しました。
少人数のグループワーク、大型モニターの視聴など、さまざまな形の利用が可能になり、図書館での授業がさらに幅広くなりました。

2024年度の貸出が多かった本
第1位 『変な家 2』 雨穴著 飛鳥新社
第2位 『成瀬は天下を取りにいく』 宮島未奈著 新潮社
第3位 『変な家』 雨穴著 飛鳥新社
第3位 『星を編む』 凪良ゆう著 講談社
第3位 『正欲』 朝井リョウ著 新潮社
第3位 『生殖記』 朝井リョウ著 小学館

2024年度の貸出が多かったコミック
第1位 『呪術廻戦』 芥見下々著 集英社
第2位 『ブルーロック』 金城宗幸原作 講談社
第3位 『葬送のフリーレン』 山田鐘人原作 小学館
第4位 『宝石の国』 市川春子著 講談社
第5位 『スキップとローファー』 高松美咲著 講談社
各自がテーマを設定し、1年かけて探究を深める「学術探究」の授業で、ポスター発表を行いました。
このポスターを図書館内に展示したところ、来館した生徒や教員がよく見ています。
優れた発表は、他の生徒の探究学習の参考となります。

図書館入口近くに大型モニターを設置しました。
通常は、人気の新着図書を自動投影しており、借りたい本が映っていれば「あたらしい本」コーナーをチェックします。
また、図書館で授業を行う際、教員がスライドを映すなど、教育活動にも利用します。

美術科を中心として図書館のロゴを募集し、多くの生徒が素敵なデザインを作ってくれました。
その中からこちらのデザインに決定しました。
相模原弥栄高校の校章が本になっており、ページの4色は各科のイメージカラーを表しています。
今後、図書館の発行物や表示など、さまざまな場面で登場する予定です。

KO本大賞(神奈川の学校司書等が生徒におすすめする本)の展示をしています。
第1位 『宙わたる教室』 伊予原新著 文藝春秋 ※大賞作品
第1位 『成瀬は信じた道をいく』 宮島未奈著 新潮社
第3位 『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』 かまど,みくのしん著 大和書房
KO本や本屋大賞の受賞作を展示すると、よく借りられています。

国語の授業で、悩みを解決する本を選んで推薦する「ブックソムリエ」を行いました。その推薦カードをお借りし、本と一緒に展示しています。
授業内で完結するのではなく、さらに図書館で他の生徒も読むことにより、読書体験が学校中へ広まっていきます。

年に1回、図書委員の生徒と一緒に蔵書点検を行います。データコレクタという小さな機械で、蔵書のバーコードをすべて読み取り、所蔵や本の状態を確認する作業です。
本校は開館しながら点検作業を行うため、生徒の図書館利用には全く影響がありませんが、蔵書冊数が4万冊以上あるので、3週間ほどかかります。

年間100時間を超える授業利用があります。多いときには、3クラスが同時に利用します。
事前に授業テーマを確認し、本校の蔵書だけでなく公共図書館や他校図書館からも借りて、資料を揃えます。プロジェクタやスクリーンなども整備しており、授業のはじめには司書からのレクチャーがあります。
事典辞書データベースや新聞データベースを導入しており、インターネットを含めてさまざまな情報を活用し、学習を深めています。

図書館にはいろいろなサイズの本がありますが、一番小さいのはこちらのパラパラ絵本です。これも1冊ずつ登録されており、貸出可能です。
他にも360度に開く絵本、蛇腹に折りたたまれている写真集、40cmを超える図鑑など、さまざまな形の蔵書があります。

図書館の隅には「DVD視聴コーナー」があります。
著作権処理済みDVDを貸し出しており、館内で見ることもできます。
勉強や読書の合間に、好きな映画やアニメを借りて見ている生徒もいます。

授業で作った作品をお借りし、図書館に展示して来館者に見てもらっています。
現在は、立体模写の素晴らしい作品をコミックコーナーに展示しています。
これらの作品は、本校生徒や教職員だけでなく、来校された方々にもとても関心を持たれています。

『ダンジョン飯 9』 九井諒子著 KADOKAWA 2020
生徒が自ら問いや課題を見つけ、主体的に答えを探していく探究は、本校の授業でも多く行われています。
テーマ解決に役立つ本を集めるだけでなく、県立図書館や他校図書館から関連本を借りたり、本以外の情報を提供するなど、生徒の探究学習をサポートしています。

新しい本が入ると、すぐに校内向けに情報を配信します。
それを見て、図書館に走ってくる生徒もいます。
借りたい本が毎日のように増える、楽しい図書館づくりをしています。


今年着任された先生に、本校にあるDVDの中からおすすめの作品を選んでもらいました。
コメントと合わせて、DVDコーナーに展示しています。
著作権処理済みのDVDを購入しており、1週間借りることができます。

本校図書館では、弥栄西・弥栄東・弥栄・相武台・新磯・相模原青陵と6つの高校の蔵書を引き継いでいます。統合する際、新校で必要な資料だと判断して選ばれてきた蔵書です。
充実した図書館資料は、相模原弥栄高校の歴史でもあります。

コミックは約5,000冊あり、今人気の作品から名作まで揃えています。
ただ読んで楽しむだけでなく、探究学習のテーマに選んだり、美術の資料とする生徒もいます。
図書の貸出期間は2週間ですが、コミックのみ3日間です。

図書館の奥にはキャレルデスクのコーナーがあります。
集中して調べ物や自習を行いたい生徒は、この席を選んでいます。
図書館の隣には自習室が整備されており、どちらも3年次生を中心によく利用されています。

とても広い図書館なので、本を探しやすくするために表示を工夫しています。
本は分類番号順に並んでいますが、遠くからでも見えるように一次区分(2=地理・歴史など)を大きく表示しました。近くまで行くと、どんな本が集まっているかを書架に表示してあり、見つけやすくなっています。

美術科のある本校では、美術に関する本を積極的に受け入れています。絵画や彫刻などだけでなく、建築やデザインなど幅広い分野の本が借りられています。
美術科の特別教室は図書館と同じ棟にあり、日常的に図書館を利用しています。

朝日新聞、読売新聞、神奈川新聞、日刊スポーツ、朝日ウィークリー(英字新聞)、読売中高生新聞を購読しています。
書庫には1年分を保存しており、授業でも活用されています。

図書館での過ごし方は、読書や勉強、調べ物をするだけではありません。
待ち合わせをしたり、話し合いをしたり。書架の間の小さな椅子でゆっくり過ごす生徒もいます。
図書館は教室や部活動の活動場所とも違う、“第3の居場所(サード・プレイス)”です。

図書委員が作ったり、授業で作成したりしたPOPを館内に展示しています。
美術科もある本校では素晴らしいPOPが多く、蔵書の紹介に力を貸してもらっています。

図書館に入った新着本は、入口正面の「新しい本」コーナーに展示します。
図書館Classroomで新着速報を流し、毎月1日には新着図書案内を発行します。
毎日のように新しい本が借りられます。
※ 正面には小説やDVDなど、反対側には専門書を中心に展示しています。
