七里ガ浜高等学校 > 在校生・保護者の方へ > 校長だよりVol.1 <七里ガ浜高校吹奏楽部の魅力とは>令和7年4月25日
更新日:2025年5月27日
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七里ガ浜高校吹奏楽部は、仲間とともに音楽を奏でる時間を大切にし、コンクールへの出場や地域のお祭りへの参加などに向けて、日々練習に取り組んでいます。今回は、定期演奏会を終えたばかりの48期生3年生3人にインタビューしました。 |
「まずは3月に卒業した47期生を最高の形で最後まで見送ることができて良かったです。次は夏のコンクールがあるので、去年47期生や49期生と一緒に味わった悔しさをバネに、今度はうれし涙を流せるように挑みたいです。」
「はじめは去年よりも部員がうまくまとまらなくて、個人的にも不安な部分が多かったのですが、本番が近づくにつれて、みんながまとまりはじめて、練習にも力が入るようになって、本番はみんな『あっという間だった!』『全然はやすぎて実感ない!』と言う人が多くて、自分もそう感じて、すごく楽しい演奏が結果的にできたので、これからにもつながると思ったし、大好きだった先輩の47期生をいい形で見送れてよかったなと思います。」
「今回の定期演奏会は、私たち48期が主体となり準備や運営を行ったので、まずは無事に終わって安心した気持ちが大きいです。この定演の準備の際は、曲決めとかで48期の中でも、けっこうもめることがありましたけど、一人ひとりが、成功させる!という強い思いがあったからこそ、当日は心をひとつにした演奏ができて、とてもよかったなと思っています。」
「吹奏楽の魅力は、吹いて奏でて楽しむ、というのはもちろんですが、自分としては、言葉なしで、言葉を使わずに聞いている人の心に響かせて感動させることができるところだと思います。」
「吹奏楽って聞いてもピンとこない人もいると思います。歌詞付きの音楽もありますが、吹奏楽は歌詞がないからこそ、個人個人の思いが伝わってくると思います。また、一人ではなくて全員でまとまって演奏するからこそ、その演奏一つにこめられた今までの部員の気持ちとか思いとかが聞いている側にも伝わってくるように思います。表現とか表情とかもすごく私的には心に来るし、自分が演奏していても一体感があったときの達成感がすごく好きです。すごく練習したんだろうなぁとか、ここはみんなで詰めたんだろうなぁとか、その演奏のバックヤードがすごい青春だと思うし、人生でなかなか経験できることではないので、吹奏楽にあまり興味がない人でも、ぜひそういうのを聴いて同じような気持ちを味わってほしいと思います。」
「吹奏楽の魅力は、一人ひとりで練習していると、伴奏とか主旋律とか、正直、何の曲だろう、何の曲やっているのかなぁみたいに、周りからは見えると思うのですが、全員がそろうことで、ようやく一つの曲が完成するので、一人ひとりの存在が本当に大きいところ、そして、全員まとまって一つのものがつくれるので、そこが吹奏楽の魅力かなと思います。」
「七里ガ浜高校の吹奏楽部は、ケンカばかりしていて(笑)、仲が悪かったりすることもありますが(一同笑)、結局はいつのまにか仲良くなっていて、いつのまにか一致団結している、そうした一致団結については、とても強い部だと思います。私は中学のときは野球部に入っていたのですが、野球の各ポジションに役割があるように、吹奏楽も各楽器に役割があって、曲の中の自分の役割というものを考えて、その役割をしっかり担うことで曲が成り立つし、曲がはじめて音楽的になるということを吹奏楽部では大切にしています。」
「七里ガ浜高校の吹奏楽部は、明るく個性的な人が多くて、個性が強いからぶつかり合うことも多いです。でも、吹奏楽部をやっている以上、嫌でも毎日顔を合わせなくてはいけないし、一緒に練習をしなくてはいけないという状況で、お互い言いたいことも言うし、いい意味で気を遣わないでやっています。うまくいい言葉が見つからないのですが、家族でもないし、単なる友だちでもないし、特別な一体感のある、仲間意識の高い関係です。一人ひとりはとても個性的なのですが、演奏になると一つひとつの個性がキュッとまとまって、ホント仲がいい部だと思います。」
「七里ガ浜高校の吹奏楽部は、前の二人が言っていたように、明るくて常にどこかで笑い声が聞こえるような楽しい雰囲気の部活です。一人ひとりいろいろな思いがあるので、全員が同じ思いになるのはけっこうむずかしくて、言い合ったりもするけど、だからこそ、お互いの思いはちゃんと知っているので、一緒にいてすごく安心できる存在です。部として大切にしていることは、目標をちゃんと定めて、だれも置いていかないで、全員で頑張ることを大切にしています。それから、お互いに意見をちゃんと言い合えるような環境をつくることを心がけています。」
「海が近いからという理由でこの学校に行きたくなる人が多いと思うのですが、それだけではなくて、部活とか行事とか、入学しないとわからない隠れた青春がけっこうたくさんあるので、七里ガ浜高校に入学したら、そうした隠れた青春を見つけてほしいです。」
「七里ガ浜高校に来てやりたいことって、人によって全然違うと思うのですが、たぶんそれぞれの人に合った環境が七高にはあると思います。たとえば、明るすぎる雰囲気がちょっと苦手な人も、逆にメチャ青春したい!みたいに思う人も、それぞれその人に合った環境とか友だちがきっとみつかると思うので、ぜひ七里に入学して、その人に合った環境を自分でみつけて、高校生活、いい青春できたなぁと思ってほしいです。なので、ぜひ来てほしいと思います。」
「私の場合、七里ガ浜高校は海目的で入ったのですが(笑)、いまこの七里に来て本当によかったなと思っています。行事とかすごく盛り上がるし、だからこそ、ここでしかつくれない思い出や青春がぜったいにあると思うので、七里ガ浜高校にぜひ入学して、ぜひ吹奏楽部にも入ってもらって(笑)、一緒に演奏したいなと思います。」
一人ひとりがお互いの個性を大切にしながら、自分の楽器の役割をしっかり果たすことで、一体感・達成感のある演奏を実現していると話してくれました。七里ガ浜高校吹奏楽部のよさを継承しながら、これからも充実した高校生活を送ってほしいと思います。応援しています。 |