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更新日:2025年5月27日

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校長だより 

校長だより Vol.2 <ラグビーにかける青春~七高ラグビー部の生徒たちに聞く~>令和7年5月14日

七里ガ浜高校ラグビー部は、一人ひとりがお互いに仲間を信頼し、支えあい、ワンチームとして、みんなでひとつのものを追いかけながら日々ラグビーに取り組んでいます。今回はラグビーの魅力について七高ラグビー部の生徒たちにインタビューしました。

 

4月のはじめに公式戦を観ました。みんなが心をひとつにしてボールを追いかけ、ひるまず、ひたむきにタックルにいく姿に感動しました。はじめに、ラグビーの魅力を教えてくれますか。

「他のスポーツと違って、生身で相手に体をぶつけて止める、そうしたプレーがメインなので、相手の気持ちともぶつかって、お互いの気持ちのぶつかりあいみたいなところがあって、そこがラグビーの魅力だと思います。」

 

「やはり生身で人と人とがあたるので、試合全体をとおして、つまらない時間がないスポーツだと思います。」

 

「ラグビーにはノーサイドという文化があって、試合が終わったあと、相手チームの自分と同じポジションの番号を呼び合って、相手の同じポジションの人と、ナイスプレー!とか、あのプレー良かったね!とか、敵味方関係なく、試合の内容がどうであれ、試合が終わったら敵も味方も皆仲間!みたいなノーサイドの精神がラグビーにはあって、それが他のスポーツにないラグビー特有のいいところだと思います。」

 

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ラグビーを始めたきっかけを教えてください。

「自分は小学校2年のはじめに父親から小田原のラグビースクールの体験があるから行ってみない?と聞かれて、あっ面白そうだなと思って行ったら、それでハマって始めたのがきっかけです。自分は転がるのがすごく好きで、よく転がっていて、転ぶことに躊躇がなくて、だから全然抵抗はなかったです。」

 

「僕も幼稚園の年中のとき、父の影響で、父が学生時代ずっとラグビーをやっていたらしくて、それで地元の鎌倉のラグビースクールに入って始めました。ノーサイドとかラグビーでしか味わえない、他のスポーツにはない感覚がすごい自分にはあてはまって、それでラグビーをずっと続けています。」

 

「自分も小学校2年生のときに、父親からラグビーどう?と勧められて、藤沢市のラグビースクールに一回体験で行ったら、すごく楽しくて、そのままラグビー続けようみたいになりました。」

 

自分のポジションの魅力を教えてくれますか。

「自分はスタンドオフという背番号10のポジションをやっています。スタンドオフの魅力は、自分が輝くのではなくて、やっぱり味方にパスを回して、味方を輝かせるというところに魅力を感じています。それが縁の下の力持ちっぽくてカッコいいなと思います。」

 

「ポジションはスクラムハーフをやっています。ホント大雑把に言うと球出し役みたいなポジションです。常にボールがあるところに走っていってボールを持ってパスするみたいな、だから一番はじめにボールに触る人です。ずっと走っているので、他の人から疲れそうだなと言われるのですが、陰で頑張る役というか、スクラムハーフがいないとボールも回らないので、やはり縁の下の力持ち的なところが魅力です。」

 

「自分のポジションはプロップと言って1番と3番なんですけど、スクラムを組むときの最前列です。スクラムって超重くて、くずれそうにもなるんですけど、フォワード自体、あまりパスを回さないというか、パスが苦手だったり、体重が重かったり、体が大きい人のポジションです。プロップの魅力は、ボールを持ったらあたる、みたいな感じで自分の体を張って前に突進して、パスとかはあまりやらないんですけど、自分の体を張ってチームのために頑張るみたいなところが魅力のポジションです。」

 

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4月の体験入部のときの写真  学校の目の前のビーチでタッチフットをしました!

 

七里ガ浜高校ラグビー部はどんな部活ですか。また、部として大切にしていることを教えてください。

「自分が思うのは、みんな明るく楽しくやることをすごく重視しています。最近みんながよく口にするのが、メリハリをもつことを大切にしようということです。」

 

「先輩の代からずっと明るくて楽しくて、ホントこれが七高生!みたいな感じの部活です。大切にしているのは、練習の合間合間のメリハリです。学校生活でもそうで、部活をやるときにはやる、練習するときもしっかりやって、遊ぶときはちゃんと遊んでみたいな切り替えを持ってやっています。」

 

「自分が入学したときの先輩との関係がとてもよくて、仲良くて、すごく明るいし、七里ガ浜って、みんな、顧問の先生も含めて仲良く楽しくといった感じです。でもやるときはやるといったメリハリを大事にしています。」

 

これから七高をめざしてラグビーをはじめたいと考えている中学生に一言お願いします。

「ラグビーは人と人とを深くつなげるものだと思っています。だからただのスポーツと思ってやるのではなくて、コミュニケーションの場だと思って気軽に面白そうだなぐらいで始めてくれたらと思います。」

 

「ラグビーって怖いというイメージがあると思うんですが、一回やってみれば、何て言うんだろう、言葉にはうまく表せられないけど、何かいい感じだなぁみたいなものが芽生えると思います。」

 

「中3は受験なのでモチベーションを保って勉強することが大切です。でも、ラグビーにも興味を持ってくれたら嬉しいです。ラグビーはタックルとか体があたることだけではなくて、チームの雰囲気や、タックルがすべてではなくて、仲間とのコミュニケーションというか、キックもありだし、パスもありだし、いろいろなスポーツが混ざったスポーツだと僕は思っています。ラグビーは、最初は怖いかもしれないけど、一回体験に来るとすごく楽しいので来てほしいです。」

 

相手に体をぶつけることで気持ちもぶつかりあう、試合が終わったあとの敵味方のないノーサイドの精神、自分が輝くのではなく味方を輝かせる、陰で頑張る縁の下の力持ち、自分が体を張ってチームのために頑張る等々・・・ラグビーの魅力を存分に聞くことができました。これからも七里ガ浜の地でラグビーに打ちこみ、一度しかない青春時代を輝かせてほしいと思います。応援しています。

 

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