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更新日:2020年4月7日

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校長挨拶

 

着任のご挨拶 

野田 麻由美

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  令和2年4月1日 多摩高等学校第22代校長を拝命いたしました。

 昭和31(1956)年開校以来64年間、社会で活躍する数多の人材を輩出し、県内有数の伝統を有する多摩高等学校の校長としての任を受け、更なる発展に力を尽くす所存です。

 私は平成26年度三辻訓校長の下、教頭として、平成27年度福田校長の下、副校長として両校長の教育理念の実現に向け、学校経営に関わらせていただきました。その縁ある多摩高等学校に校長として着任できましたことは喜びであると共に、長い時間をかけて築かれてきた伝統と進取のバランスのとれた教育を引継ぎ、本校に寄せられる期待に応える責務に身が引き締まる思いです。

 本校は平成28年度神奈川県の県立高校改革実施計画Ⅰ期において「理数教育推進校」の指定を受け、その研究と実践のもと、令和元年文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けました。県立高校改革Ⅱ期においては「学力向上進学重点校」の指定を目指す「エントリー校」と位置付けられています。

 情報化やグローバル化が急速に進行し、過去や現在の既成概念や手段では対応ができない時代に求められる力は、自ら課題を見つけ、その課題解決のために仮説を立て、順序立て、解決に向けて実践する力です。社会の仕組みが急激に変容していく時代にあって、リーダーシップを取り、時代を切り拓いていく人材に求められる力です。

 それは、本校が進めているSSHの取組みの根幹に据えている、論理的な思考力・課題発見・解決能力、コミュニケーション能力の獲得を目指す学びに重なります。本校の取組みを推進していくことがこれからの社会に求められる人材育成に繋がるものと自負しております。

 また、昨今の全世界を巻き込む危機や変化は政治や経済、文化という社会の変容を余儀なくします。その急激な変容に対処しうる柔軟な思考や、多くの人間と協働するための調整能力、発信する力、こうした力は、個人の作業や学問の追求では獲得し得ません。人間同士の豊かな関係性の中でこそ培われるものです。多摩高等学校の伝統ある学校行事や部活動の取組み、「文武両道」、「自重自恃」の校風、高い次元での自己実現への志向はまさに、これからの時代に求められる総合的な人間力を培うものです。

 未来を拓く人材育成の期待のかかる多摩高等学校の校長としての責を重く受け止め、教職員一同、心を一にして、生徒たちの教育に邁進していく所存ですので、今後ともご支援・ご協力をお願いいたします。

  令和2年4月1日


 

                                   

 

 

  

 

 

 福田校長

 

 

 退任のごあいさつ

 本校は、神奈川県における戦後初の新設県立高校として昭和31(1956)年に開校し、以来「質実剛健」、「自重自恃(じちょうじじ)」の校訓のもと教育活動に取り組んでまいりました。この60余年間で本校の卒業生は2万人を超えました。
そうした中、平成28年度から神奈川県教育委員会が進める県立高校改革実施計画(Ⅰ期;平成28年度~令和元年度)において、本校は「理数教育推進校」の指定を受けました。これは、県を5分割した地域ごとに1校ずつ指定され、本校は他の県立4校(希望ケ丘、横須賀、平塚江南、相模原)と共に、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されることを目標の1つとされました。
今年度、その目標を達成したことから、もう1つの目標である「学力向上進学重点校」の指定を視野に入れながらSSHに取り組んでいくことになります。しかしながら、県教育委員会が示す「学力向上進学重点校」が達成すべき指標は、主体的・対話的で深い学びを実現する組織的な授業改善の取組を始め、SSHに求められているものとほぼ重なることから、SSHとしての取組を推進することが、そのまま「学力向上進学重点校」の指定にも近づくものだと考えています。
振り返りますと、私が本校に着任した平成27年度に学校運営組織を見直し、平成28年度は喫緊の課題解決を図る新組織「学校経営推進グループ」の主導により全県立高校で課題とされていた“授業の質と量の充実”に着手しました。ここでいう「質の充実」とは授業改善、「量の充実」とは授業時間確保のことです。この取組を進める中で、自然と日課の改善(5×70分授業の導入)に併せて教育課程編成の見直しが不可避になりました。そこで、SSHに指定された場合の学校設定科目設置含みの教育課程編成を平成30年度から運用しました。また、SSHの推進は、一部の教科教員任せにすることなく、全教職員で取り組むことが肝要ですので、平成29年度から「総合的な学習の時間」の一部で生徒による探究活動に取り組んでもらいました。こうした生徒・教職員の取組が“下地”となっていると感じています。
校舎改築については、中央棟・西棟が平成28年度末に完成し、教室棟はすべて新しくなりました。令和2年度にはグランド・テニスコートの整備、外構工事が予定されています。これらの教育環境整備についても、教育活動への影響を最小限に抑えながら進めるよう当局と調整中です。
県立高校改革や校舎改築によっても、校訓「質実剛健」、「自重自恃」を堅持し、多摩高校の校風は変わることなく引き継がれていきます。
私の在任中、同窓会・PTAのお力添えをいただき、創立60周年記念事業に携わらせていただいたことは、素晴らしい経験でした。
一方、このたびの新型コロナウイルスの感染拡大により、在校生のみなさんにご挨拶する機会を逸したことは残念なことでした。私事で恐縮ですが、中学校3年間の担任であった榊原滋先生は本校の旧職員です。多摩高は私の母校でこそありませんが、不思議な縁を感じながら5年間勤務できましたことを感謝しています。在校生の皆さんにもこのことをお伝えしたいと思います。
私の後任には、野田麻由美相模原総合高校長が着任いたします。
野田校長は、平成27年度に小職が着任した当時、副校長として学校運営を指揮していた本校の元幹部職員ですので、真に適任の後任校長であると存じます。
卒業生の皆さまはもとより、地域の皆さま、SSH運営指導委員・学校運営協議会委員を始めとする関係する方々に、この場を借りて御礼申し上げるとともに、野田校長の取組に変わらぬ御理解と御支援を賜りますようお願いいたしまして、私の退任のご挨拶に代えさせていただきます。

  令和2年3月31日

校長 福田 敏人