鶴嶺高等学校 > 学校概要 > 校長あいさつ

更新日:2021年9月30日

ここから本文です。

校長あいさつ

感染の急拡大により、2学期開始とともに学校生活が大きく影響を受けることとなって約1月が経過し、秋色蕭条たる季節となりました。新型と称するにはもう十分に長く同居し続けてきた感染症ですが、やっと衰微の兆しが顕われてきました。分散登校を切り上げ、10月から経過を見つつ通常の授業に戻り始めることとなります。
9月初旬に予定していた鶴嶺祭は残念ながら見送りとなり、とりわけ最後の学園祭を失うこととなった3年生諸君には無念の思いであったことと思います。このあと11月に予定している2年生の修学旅行については、今後感染状況が落ち着いたまま推移し、無事実行できるよう祈っています。
昨年度より新たな大学入試の仕組みが導入されて2年目、上級学校への進学を希望する3年生諸君については、不安と期待の中、全力を尽くして進路を切り開いてほしいと願っています。新たな入試制度にコロナの状況も加わり、一刻も早く進学先を確保したいという気持ちが嵩じる傾向があるのは、昨年に引き続き今年も同様です。本校のみならず、全国の受験生に共通の傾向といえるでしょう。
不確定な要素が増している現在、確かなものを得たいという思いは、受験生に限らず、大人も同じでありますし、現代に限ったことでもなく、いつの世もどこの国でもあるはずでしょう。生きる力を育成し、人間力を増大していくこと、未知の状況にも対応できる課題解決力を伸ばすこと―これらが学校という社会の第一目標となることは、コロナであろうがなかろうが変わらないことと思います。その上で、これらの力を体得するためのヒントとして「習得するのに時間と労力がかかるが、やがて絶大な威力を発揮する智」というものを目指してほしいと願っています。即身について、即役立つ―そういうサバイバル的な智というものも確かに必要な場面はあるでしょう。一方で、長い努力の末に次第に血肉となり、未来の人生を支えることとなる智というものもあります。
これからの世の中を担うことになる鶴嶺生諸君には、このことも時々考えてほしいと思っています。ともあれ、日常生活が少しでも戻り始めることを喜ぶとともに、今後の生徒一人ひとりのがんばりに期待をしています。
これまで同様、生き生きと学べる環境づくり、きめ細かな生徒支援の充実を図りつつ、保護者・地域の皆様と連携した学校づくりを進めていきます。本校の教育活動へのご理解・ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

令和3年10月1日

神奈川県立鶴嶺高等学校 校長 佐藤 教道