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更新日:2025年5月23日
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英語の授業から広がった気づき
中学部3年生の英語の授業で、教科書に載っていた「Giant Pandas No Longer Endangered(ジャイアントパンダが絶滅危惧種から外れた)」という英文記事を読みました。
記事には、中国で多くの人たちが長年続けてきたパンダの保護活動や、最新のテクノロジーを活用したシステムの取り組みが紹介されていて、生徒たちは読みながら、「人が守ろうとする力」や「自然とともに生きることの大切さ」に気づくことができました。
内容を理解したあとは、自分の感じたことや考えたことを、英語で表現する活動に取り組みました。その前に書いた日本語での下書きには、生徒たちのまっすぐな気持ちがあふれていて、読んでいてとても心に残るものでした。
「人々の努力でパンダが守られているのがすごいと思いました。今も活動が続いているのが伝わってきました。」
「ジャイアントパンダが絶滅危惧種だったことや、テクノロジーで守られていることを初めて知って、びっくりしました。」
「中国の人たちの『絶滅させたくない』って気持ちがよく伝わってきました。」
「パンダを守るためにがんばっている人たちの努力は、本当にすごいと思いました。中国の技術もすごくて、印象に残りました。」
英語の授業ではありましたが、気づけば「環境」「命」「人の思い」「技術」など、さまざまなテーマに話が広がっていて、教科の枠をこえて社会や理科、道徳のような学びの要素も内包した、『教科融合的な学び』の時間になりました。
英語って、単語や文法を覚えるだけじゃなくて、誰かの思いを受け取ったり、自分の考えを深めたりすることにもつながっていると、生徒の言葉を読んであらためて感じました。