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第22代 学校長 宍戸 健一
はじめまして、平成31年4月に着任しました宍戸健一と申します。私は県工の33期生(昭和56年3月機械科卒業)ですが、工業高校の教員として採用されてからは、県工で勤務する機会には恵まれず、この立場で赴任したことに、若干の戸惑いと大きな責任を感じております。しかし、お世話になった母校のために心血を注ぎ、微力ではありますが尽力してまいる所存です。
本校は、「地域産業や社会に貢献できる人材の育成を」を学校目標に掲げ、77年の歴史を紡いでまいりました。特に「キャリア教育」には力を入れており、その中でも地域の方々のご協力をいただきながら、長年にわたり実施をしている2学年全員参加のインターンシップは、生徒の社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる能力や態度を育成するために、大きく役立ってきたと考えております。昨年10月1日に県立高校改革実施計画(Ⅱ期)が発表され、本校は、これまで工業教育の専門学科として取り組んできた教育活動を継承・発展させるとともに、地域や産業界からの要望を踏まえ、令和4(2022)年4月、新たに建設科を設置し、これからの建設系技術者の需要に応える工業教育の充実をめざすこととなりました。更に、新たに設置する建設科では、産業現場と連携した実践的な学びの機会が得られる長期間の実習(デュアルシステム)を取り入れた、仕組みを実践する予定です。また、令和3年度には創立80周年を控え、大きな節目を迎えます。
これからの時代は「第4次産業革命」ともいわれ、AIやIOTなどの技術革新により急速に社会は変化していきます。このような時代が迫ってくる中、県工生が工業に関する技術・技能の習得や資格取得に積極的にチャレンジすることは当然ですが、将来に向けて「自らが主体的に学び続ける力」、「他者と協働できるコミュニケーション力」、「課題解決のための発想力・創造力」が身に付くよう、新学習指導要領に沿った教育課程編成や授業改善等に取り組み、生徒たちに「分かる授業」となるよう努めてまいります。また、中学生や保護者の方々に本校への理解を深めていただくよう、ホームページのコンテンツの見直しや迅速な更新、学校説明会や体験学習会の改善など学校PRを積極的に進めていきます。引き続き、県工へのご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
平成31年4月
宍戸健一