更新日:2026年3月31日
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みなさん、おはようございます。先日のスポーツ大会では、競技に全力で取り組む姿や、仲間と声を掛け合いながら支え合う姿が多く見られました。一人ひとりが自分の力を出し切ろうとする姿勢、そして仲間を大切にする姿に、この一年の成長を感じ、大変うれしく思いました。
さて、本日で令和7年度が一区切りとなります。皆さんにとって、この一年はどのような一年だったでしょうか。うまくいったこともあれば、思うようにいかなかったこともあったと思います。しかし、その一つ一つの経験が、皆さんを確実に成長させています。ぜひ、自分自身の歩みを振り返ってみてください。
4月の始業式で、私は皆さんに「他者を思いやる心」と「責任ある行動」の大切さについて話しました。そして、「相手に寄り添い、人の嫌がることをしない。悪口や陰口を言わない、そして聞かない」ということを約束してほしいと伝えました。この一年、そのことをどれだけ意識して生活することができたでしょうか。相手の立場に立って考えること、自分の言動に責任を持つことは、簡単なようで決して容易ではありません。しかし、そうした積み重ねが、信頼関係を築き、安心して過ごせる学校をつくっていきます。
一方で、生活の中では、SNS上でのトラブルや、相手を傷つけてしまう言動など、注意をしなければならない場面もありました。言葉は時に、人を励ます力にもなりますが、同時に人を深く傷つけることもあります。だからこそ、自分の発する言葉や行動に責任を持つことが大切です。
また、社会に目を向けると、自然災害や環境問題など、私たちが向き合うべき課題は多くあります。こうした現実の中で、日々学び、仲間とともに過ごせることは決して当たり前ではありません。そのことに感謝しながら、一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。
人は、人との関わりの中で成長していきます。だからこそ、相手を思いやる心を持ち、自分の行動に責任を持つこと。この二つをこれからも大切にし続けてください。明日から春休みに入ります。この期間は、新しい学年に向けた準備の時間です。生活のリズムを整え、自分の目標を見つめ直し、次の一歩に備えてください。
新3年次生は、自らの進路を決定する大切な一年になります。自分の将来に責任を持ち、主体的に行動してください。新2年次生は、専門的な学びが本格化し、自分の進む方向をより具体的に考える時期になります。多くの経験を通して、自分の可能性を広げてください。
4月、また一回り成長した皆さんと元気に会えることを楽しみにしています。健康に気をつけ、充実した春休みを過ごしてください。
やわらかな春の気配を感じるこの佳き日に、保護者の皆様方のご出席のもと、PTA会長小林康寛様、同窓会長小嶋吉治様、吉田島高等学校運営協議会の委員の皆様をはじめ、多くのご来賓の方々にご臨席を賜り、神奈川県立吉田島高等学校令和7年度卒業証書授与式を挙行できますこと、心より感謝申し上げます。
また、保護者の皆様におかれましては、お子様の晴れの門出を心よりお祝い申し上げます。今日までお子様の成長を支え、励まし、時にはともに悩みながら歩んでこられたことと思います。本日、この日を迎えられたことは、皆様にとっても感慨深いものがあるのではないでしょうか。これまでの温かいご支援とご協力に、改めて心から感謝申し上げます。
卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんが過ごした三年間の努力と成長の成果が、今日のこの場に結実しています。先ほど、都市農業科30名、食品加工科19名、環境緑地科25名、生活科学科27名の卒業生の皆さんに卒業証書を授与しました。
担任の先生から名前を呼ばれ、返事をして立ち上がるみなさんの表情には、誇りと自信、そしてこれからの未来への決意が感じられました。本日、皆さんが新たな人生の一歩を踏み出すことを、心から祝福いたします。
3年前、皆さんが吉田島高校の門をくぐった日から、今日までの歩みは決して平坦なものではなかったと思います。授業や実習、農業クラブや家庭クラブ活動、資格取得への挑戦、地域連携のプロジェクトなど、一つ一つの経験の中で、皆さんは着実に成長してきました。農業科で学んだ栽培や食品加工、環境保全、6次産業化の取り組み、家庭科で学んだ生活文化や食、福祉の学びは単なる知識ではなく、人の暮らしを支え、社会を豊かにする力です。皆さんは、地域や大学、開成町の方々と連携しながら、実社会とつながる学びを積み重ねてきました。その経験は、これからの人生を支える大きな財産になるでしょう。
幕末に松下村塾を開き、伊藤博文など多くの人材を育てた吉田松陰は、「志を立てて以って万事の源となす」と語りました。
この言葉は、どんな仕事や学びも、最初に志を持つことがすべての出発点になるという意味です。志とは、大きな夢だけではありません。「地域の農業を支えたい」「人の役に立つ仕事をしたい」「家族を安心させたい」そんな思いも立派な志です。志があれば、困難に出会ったときも立ち止まらず、もう一歩前へ進む力になります。皆さんが吉田島高校で学んだ技術や知識も、その志と結びついたとき、初めて社会を支える力となります。どうか、これからの人生において志をしっかり持ち、力強く歩んでください。人生は山登りに似ています。登る途中で霧に包まれることもあります。しかし、一歩一歩歩み続ければ、必ず新しい景色が見えてきます。困難を越えた先にこそ、本当の達成感があります。
これから皆さんは、それぞれの道を歩みます。上級学校で学びを深める人、地域や企業で活躍する人。どの道に進んでも、ここで学んだ「命を育てる心」「地域と共に生きる姿勢」を忘れないでください。卒業生の皆さんの前途に、豊かな実りがありますように。皆さんが地域の光となり、日本の農業と社会を支える人材として活躍することを、心から願っています。
結びに、これまで皆さんを支えてこられた保護者の皆様に深く敬意を表するとともに、卒業生一人ひとりの未来が希望に満ちたものであることを祈念し、式辞といたします。
令和8年3月3日
神奈川県立吉田島高等学校 校長 岩崎 秀太
皆さん、おはようございます。令和7年も終わりに近づいています。この1年を振り返り、皆さんはどのような思いで学校生活を送ってきたでしょうか。この時期は、自分自身の成長や努力、そして課題を見つめ直し、次の一年に向けて新たな目標を考える大切な節目です。
今年1年を通して、学校生活の中では、対人関係について考えさせられる場面も少なくありませんでした。皆さんは、自分の言葉や行動が相手にどのような影響を与えているか、立ち止まって考えたことがあるでしょうか。学校は多くの人が共に生活する場です。互いを思いやり、尊重し合う姿勢が、安心して過ごせる学校づくりにつながります。相手の立場に立って考えることは簡単ではありませんが、「自分が同じことをされたらどう感じるか」と一度考えてみてください。小さな言葉や行動が、人を支える力にも、傷つけてしまう原因にもなることを、忘れないでほしいと思います。
SNSの使い方についても改めて考えましょう。便利で身近なツールである一方、発信した言葉は不特定多数の人に届く可能性があります。何気ない投稿が相手を傷つけることもあれば、感謝や思いやりを伝える大切な手段にもなります。一人ひとりが責任を持ち、節度ある利用を心がけてください。
学習面についてはいかがだったでしょうか。思うような成果が出なかった人もいるかもしれませんが、大切なのは、今の自分に何が必要かを見極め、主体的に取り組む姿勢です。高校は義務教育ではありません。自ら考え、行動し、学ぶ姿勢が求められます。先生に言われてから動くのではなく、自分の将来を見据えた学習を意識してください。
3年次生の皆さんにとって、この1年は進路実現に向けて大きな挑戦の年だったと思います。進路が決まった人は、次のステージに向けて準備を怠らずに取り組んでください。まだ進路が決まっていない人も、最後まであきらめず、先生方と相談しながら前に進んでください。成年としての自覚を持ち、自分の行動に責任を持つことは、これからの人生において非常に大切です。
2年次生の皆さんは、来年、学校を支える最上級生となります。進路を具体的に考える重要な1年を迎えるにあたり、目標を明確にし、心構えを整えてください。この1年での成長を振り返りつつ、仲間と協力し、より良い人間関係を築いていくことを意識してほしいと思います。
1年次生の皆さんは、高校生活にも慣れ、自分の居場所を見つけ始めた頃だと思います。来年はさらに充実した学校生活を送るために、友人や先生との関わりを大切にしてください。
困っている人に声をかけるなど、小さな行動が信頼につながることを忘れないでください。
明日から冬休みが始まります。この休みには、日本の伝統文化であるお正月も含まれています。家庭では大掃除や年末年始の準備に積極的に参加し、家族の一員としての役割を果たしてください。
また、静かな時間の中で、この1年を振り返り、来年どのような自分でありたいか、何に力を注ぐのかを考える時間を大切にしてください。
令和8年が、皆さん一人ひとりにとって、希望と成長に満ちた一年となることを願っています。それでは、充実した冬休みを過ごしてください。
みなさん、今日で今年度の前期が終わり、明日から後期が始まります。気持ちを新たに、後期の授業にしっかりと取り組んでください。本日渡された通知表で、自分の前期の成果を確認しましょう。思うような結果が得られなかった人は、後期で必ず挽回できるよう、毎日の授業や課題を大切にしてください。
3年次生はいよいよ卒業に向けた総仕上げの時期です。すでに成年を迎えた人もいます。社会の一員として責任を自覚し、これからの人生に備えてください。就職試験や進学に挑戦している人も多いと思います。どうか自分の目標に向かって全力を尽くしてください。応援しています。
1・2年次生は、これからの進路選択に備え、自分の将来を見据えながら専門学習にしっかり取り組んでください。とくに2年次生は、来週から広島・大阪への修学旅行に出かけます。原爆資料館の見学では平和の尊さを学び、万博では貴重な体験ができるはずです。農業科・家庭科の学びと結びつけながら、多くのことを吸収してきてください。
後期には大きな行事として文化祭があります。クラスや団体で協力し合い、思い出に残る文化祭にしてください。前期の始業式では「コミュニケーションの大切さ」について話しました。大切なのは「他者を思いやる心」と「責任ある行動」です。自分の考えを持ちながら、異なる価値観を尊重し、相手に寄り添うことが、人間関係を豊かにし、温かい学校の雰囲気をつくります。悪口や陰口を言わない・聞かないという約束を、この半年間実践できたかどうか、振り返ってみてください。
来月には「かながわ子どもサポートドック」が実施されます。皆さんの不安や悩みを受け止め、専門職も含めて学校全体でサポートする仕組みです。アンケートだけでなく、日頃の小さな悩みも遠慮なく先生方に相談してください。学校は、いつも皆さんの力になります。
樹木が一斉に芽吹いて、桜が満開となり、春の訪れを感じる季節を迎えました。本日は、新入生の保護者の皆様のご出席のもと、PTA会長加藤孝治様、同窓会長小嶋吉治様、吉田島高等学校学校運営協議会の委員の皆様方のご臨席を賜り、ここに令和7年度吉田島高等学校入学式が挙行できますことに、心から感謝申し上げます。
ただいま入学を許可した110名の新入生の皆さん、そして保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。みなさんは9年間の義務教育課程を修了し、自らの意志で本校への進学を決意され、本日晴れて入学式を迎えられました。私たち吉田島高校の教職員一同、在校生一同、心より歓迎いたします。
明治40年に足柄上郡立農業補習学校として創立した本校は、今年で118目を迎えます。その間、学校名の変更や学科改編を経て、現在に至ります。
これまで本校は、多くの優れた人材を輩出しており、卒業生は、農業界、教育界、実業界等、幅広い分野で活躍されています。本校の校訓についてお話しします。本校校訓は、皆さんの正面右側に大きく書かれています。右から「至誠勤労」です。この至誠勤労という言葉は、二宮尊徳の遺訓です。二宮尊徳は、江戸時代の末期にこの地足柄平野の栢山村に誕生し、各藩の財政改革に携わり、皆さんもご存じのことと思います。至誠勤労の至誠とは「まごころ」のことであり、二宮尊徳の考え方・生き方の中心となるものです。そして、勤労とは、物事をよく観察・認識し、社会の役立つ成果を考えながら働くことを意味しています。つまり、至誠は心の状態を指し、勤労はそれが行動となって表れた状態を指すことになります。どうか皆さん、「至誠勤労」の教えのもと、本校での3年間の高校生活を過ごす中で、人間としてひと回り、ふた回りと大きく成長してください。
今日この場から、新たに高校生活をスタートするにあたり、激励を込めて、心に留めておいてほしいこと二つをお話しします。その皆さんが、今日この場から、新たに高校生活をスタートするにあたり、激励を込めて、心に留めておいてほしいことを2つお話しします。
一つ目は、高校生活で何か一つ夢中になれるものを見つけて取り組んでください。学習や部活動、学校行事、生徒会や委員会の活動など、自分が好きなこと得意なことなんでも構いません。これと思ったものに積極的に取り組み、力をつけてください。このことが、三年間の高校生活で身に付けられる大きな力となります。もう一つは、昨日の始業式で2・3年生に話をしたのですが、「他者を思いやる心」と「責任ある行動」を大切にして下さい。集団生活を送る中で、人との関わりは避けられません。自分の考えをしっかり持ちつつ、違う価値観も尊重し、お互いを認め合いながら生きていく。それが、社会の中で生きる私たちの基本姿勢です。
そして、「相手に寄り添い、人の嫌がることをしない。人の悪口や陰口を言わない。そして聞かない。」ことを約束して下さい。このことを一人ひとりが実践することで、豊かな人間関係が構築され、皆さんが過ごしやすい学校の環境が整い、学校の雰囲気はきっとより良く、より温かなものになります。結びに、保護者の皆様、高校生になったお子様の姿はどうでしょうか。立派になったと、感慨ひとしおではないでしょうか。高校での3年間の生活でさらに大きく成長されると思います。保護者の皆様には、もう少しの間、お子様に力を貸していただきたいと思います。何か困ったことがあれば遠慮なく学校にご相談ください。学校と保護者の連携を密にして、お子様の学校生活、成長を教職員一丸となって支えてまいりますので、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新入生のみなさんが健康で、楽しく充実した高校生活を送られることを願って、私の式辞といたします。
令和7年4月8日
神奈川県立吉田島高等学校 校長 岩崎 秀太
おはようございます。始業式にあたり私からお話をさせていただきます。まず、先ほど新しく着任された先生方をご紹介しました。新しい先生方の名前を早く覚えて、学びや相談の場で積極的に関わってください。また、教科担当や担任、副担任、年次団の先生方も新たな体制でスタートします。私を含め教職員一同、皆さんの充実した学校生活を全力で支えていきますので、安心して日々を過ごしてください。
さて、今年の春休み、皆さんはどのように過ごしましたか?新しい学年の自分として、心の準備はできているでしょうか。今日からの一日一日が、また新しい自分を作っていくスタートになります。ぜひ、「今の自分にできることは何か」を考えながら、目標を持って歩み始めてください。
ここで、少し視野を広げて、今の社会で起きていることにも目を向けてみましょう。今年3月、岩手県大船渡市で大規模な山林火災が発生し、約2,100ヘクタールの森林が焼失、84棟の住宅が被害を受け、1,200人以上の住民が避難を余儀なくされました。また、政府の最新の報告によれば、南海トラフでの大規模地震が発生した場合、最大で約30万人の犠牲者と260兆円の経済的損失が予測されています。これらの出来事は、私たちが自然災害に対する備えを常に意識し、日頃から防災意識を高める必要性を示しています。
そして近年、気候変動の影響で異常気象が頻発し、国内外で深刻な被害が出ています。例えば、集中豪雨による洪水や土砂災害、猛暑による健康被害など、私たちの生活にも直接的な影響を及ぼしています。これらの環境問題に対し、一人ひとりができることを考え、持続可能な社会の実現に向けて行動することが求められています。
さらに、SNSなどの普及により、情報が瞬時に拡散される現代社会では、誤った情報や偏った意見が広がることもあります。他者を傷つける言動や、無責任な情報発信が社会問題となっています。自らの言動に責任を持ち、相手を思いやる心を忘れず、正しい情報を見極める力を養うことが重要です。
これらの社会的課題は、決して他人事ではなく、私たち一人ひとりが向き合うべき問題です。だからこそ、私は皆さんに次のことを改めて伝えたいと思います。
それは、「他者を思いやる心」と「責任ある行動」です。集団生活を送る中で、人との関わりは避けられません。自分の考えをしっかり持ちつつ、違う価値観も尊重し、お互いを認め合いながら生きていく。それが、社会の中で生きる私たちの基本姿勢です。そして、「相手に寄り添い、人の嫌がることをしない。人の悪口や陰口を言わない。そして聞かない。」事を約束してください。このことを一人ひとりが実践することで、豊かな人間関係が構築され、皆さんが過ごしやすい学校の環境が整い、学校の雰囲気はきっとより良く、より温かなものになります。
3年次生は、成年を迎える時期でもあります。社会の一員として、自分の判断に責任を持ち、何事にも誠実に向き合うことが求められます。それは同時に、信頼される大人への第一歩でもあります。
2年次生は、学びや経験を通して自分の将来の輪郭を描き始める時期です。今年度は修学旅行もあります。多くの体験を通じて、仲間との絆を深め、自分自身を大きく成長させてください。
明日は入学式です。新たな仲間がこの吉田島高校に加わります。皆さんが築く学校の雰囲気が、後輩たちにとっての居場所となります。優しさと責任をもって、新たな仲間を迎えてください。
令和7年度が、皆さんにとって実り多い一年になることを心から願い、私の挨拶といたします。
10月に岩手県で行われた「日本学校農業クラブ全国大会令和6年度岩手大会」について報告させていただきます。本校より5名の生徒が参加、うち1名の生徒が優秀賞を受賞することができました。
私ですが、今年の4月より「日本学校農業クラブ連盟代表」を拝命し、全国大会主催者として大会式典であいさつをさせていただきました。私も、高校生の時に日本学校農業クラブ連盟会長を経験したことを踏まえ、日本学校農業クラブ連盟代表として、そして全国大会開催県の校長として全国の農業高校をしっかりと牽引し「日本の農業教育の振興」に努めてまいりたいと思います。
なお、来年度は農業クラブ全国大会が山梨・東京と共催で本県で行われます。神奈川県内農業高校一丸となって取り組みます。
日本学校農業クラブ連盟代表あいさつ
全国から各地よりお集りの皆さん、おはようございます。日本学校農業クラブ連盟代表、神奈川県立吉田島高等学校長の岩崎秀太と申します。第75回日本学校農業クラブ全国大会岩手大会の式典を開催するにあたりご挨拶申し上げます。
本日はご多忙の中、文部科学省文部科学戦略官今井裕一様、農林水産省東北農政局長菅家秀人様、国土交通省国土地理院院長山本悟司様、岩手県知事達増拓也様をはじめ、関連の団体の皆様など多数のご来賓の皆様なおご臨席を賜り誠にありがとうございました。
はじめに、今年1月1日に発生した能登半島地震をはじめ、全国各地で発生している豪雨等の自然災害により、お亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様の一日も早い復興を願い、お見舞い申し上げます。
さて、この全国大会は皆さんがこれまで培ってきた農業の学びの成果を発揮する場であり、各種発表や技術競技会そして諸会議では、各校の特色ある取組が共有され、参加者は互いに成長することで、農業の未来を担う力を培うことができたと思います。また、全国から集まった仲間たちとの交流は、皆さんにとって大変貴重なものです。異なる地域の生徒同士が互いに刺激し合い、アイディアを交わすことで、今後の各校での農業学習の更なる深化を遂げ、今後の日本の農業を豊かなものに、そして持続可能なものへと導いてもらいたいと考えています。
農業クラブは3大目標を掲げており、「科学性」「社会性」「指導性」です。これは、明日の日本の農業を担う農業高校生にとって必要な資質であることはもちろんですが、これからの社会の一員として他人とコミュニケーションを図りながら生きていくためには必要なことであると思います。農業クラブ活動を通して、自分自身が成長できるよう、様々な取組にチャレンジしてください。
ここで少し私自身の経験をお話ししたいと思います。今から37年前、第37回全国大会の奈良大会で、日本学校農業クラブ連盟会長として式典で挨拶をいたしました。当時は、牛肉やオレンジの輸入自由化が諸外国から強く迫られており、日本の農業は大きな転換点に直面していました。その中で私は、「日本の農業がこの難局を乗り越えるために、私たち一人ひとりが全力を尽くし、個性を発揮しなければならない」と呼びかけたことを今でも鮮明に覚えています。しかし、どうでしょうか。あの時の牛肉・オレンジ問題に対しても、日本の農業は結束し、課題を克服しました。現在は、新たに農業の担い手不足をはじめ、さまざまな課題に直面していますが、私はこの大会に集まった皆さんの力が、必ずその問題を解決すると信じています。農業高校で学ぶ皆さんの熱意と知識こそが、これからの日本農業を支える原動力です。こうした思いを込めて、私は先輩として皆さんにエールを送りたいと思います。皆さんが日本の農業の未来を切り拓いていくことを、心から期待しています。
結びに、この大変すばらしい本大会の開催にご尽力いただいた岩手県立盛岡農業高等学校をはじめとする岩手県連盟の皆様、関係者の皆様、運営スタッフの皆様方に心より感謝申し上げます、この大会が参加者一人ひとりにとってかけがいのない学びと成長の場となることを信じています。今後もともに切磋琢磨し、日本の農業を支える存在として頑張ってください。以上、連盟代表のあいさつとさせていただきます。
令和6年10月24日


8月1,2日に鎌倉市にある「鎌倉芸術館」で行われた「第72回全国高等学校家庭クラブ研究発表大会 神奈川大会」は、本校を事務局として数年前より準備を進めてきました。本校生活科学科生徒全員が運営スタッフとして準備から運営に携わり大活躍しました。
開会式では、実行委員長としてあいさつをさせていただきました。
神奈川大会実行委員長あいさつ
第72回全国高等学校家庭クラブ研究発表大会神奈川大会実行委員長、神奈川県立吉田島高等学校長の岩崎秀太でございます。開会式を開催するにあたり、公務ご多忙の中、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、参事官(高等学校担当)付産業教育振興室教科調査官、国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官田邊暁子様、神奈川県副知事平田良徳様をはじめ、多くのご来賓の皆様方のご臨席を賜り誠にありがとうございます。
はじめに、今年1月1日に発生した能登半島地震をはじめ、全国各地で発生している豪雨等の自然災害により、お亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様の一日も早い復興を願い、お見舞い申し上げます。
さて、全国各地より「武家の古都鎌倉」にようこそお越しいただきました。心より歓迎申し上げます。神奈川県は東京の南に位置し、箱根や丹沢、湘南の海と自然豊かな自然に恵まれ、港町横浜をはじめ、東京近郊の地の利を生かした物流の拠点として、また、川崎を含めた京浜工業地帯など日本有数の工業の産業拠点として発展してきました。そして、源頼朝が幕府を開いたこの鎌倉をはじめ、湘南地域や温泉地箱根など多くの観光名所も有しており、近年のインバウンド需要も相まって、外国人をはじめ多くの皆様方が観光地として訪れております。ぜひ皆様方におかれましては、この大会を通じて神奈川県の魅力を知っていただきたいと思います。
さて、全国高等学校家庭クラブ連盟では、「創造・勤労・愛情・奉仕」の精神を活動の柱とし、生徒たちが学校における家庭科で学習した知識・技術を生かしながら問題解決能力、創造力、表現力を高めながら、家庭生活や学校、地域社会における生活の改善・充実向上を図るために様々な取組が行われ、その中でも毎年、全国各地で開催される本大会では、全国からクラブ員、成人会長、顧問教員が参加し、日頃の研究や実践活動の成果を発表するとともに、交流を通じ情報交換を行うことでクラブ員相互の意思疎通が深められ、家庭科教育を一層推進することを目的としています。
新型コロナウィルスのパンデミックから私たちは「たくましく生き抜くための対応力」の必要性を学びました。これから先の社会は予想以上に早く、大きく変化をしていくものと思われます。コロナ禍における生活も数年前には想像していなかったことが起こり、私たちの生活は大きく変わりました。あらゆる状況を的確に把握し、その変化に素早く対応するための「生きる力」を身に付けることが求められます。
本大会を通じて、「ホームプロジェクト」、「学校家庭クラブ活動」の14の研究発表が行われます。研究発表の内容を共有し、皆様の家庭科で学ぶ「生きる力」をさらに高め、より良く持続可能な社会の実現に向け、これからの生活のための糧としてください。
結びに、本大会開催にあたり多大なるご協力、ご支援を賜りました皆様方に心より感謝申し上げ、大会実行委員長のあいさつとさせていただきます。
令和6年8月1日


明日から夏季休業に入るので、生徒の皆さんにお話をします。3年次生はいよいよ就職活動やAO入試等が本格的に始まります。高校卒業後の進路ですので、気を抜かずしっかりと取り組んでください。そして、不安なことがありましたら、担任の先生方をはじめ進路指導の先生方にぜひ相談してください。2年次生の皆さんは、高校生活の折り返しを迎えようとしています。高校卒業後の進路について、この夏季休業を活かしてしっかりと考えてみてください。1年次生は入学してからこの4か月間の高校生活を振り返ってください。吉田島高校にどうして入学したのか、将来の進路を考えながらぜひ振り返りをしてみてください。学習や部活などで努力が足りなかったことや後悔することがあれば今後挽回できるよう夏季休業期間を十分に活かしてください。また、来週から黒ケ畑寮での研修が行われます。山の中での研修ですので、安全第一で、怪我のないよう取り組んでください。研修を通じて、本校の演習林を学び、森林の役割を通じて環境の大切さについて考えてみてください。
さて、本日は二つのことをお話しします。一つは、昨年もお話ししました平成28年7月26日、津久井やまゆり園において、元職員が施設に侵入し、施設の利用者男女が刺され、男女19人が死亡、男女27人が負傷する事件が発生しました。この事件は、障がい者に対する偏見や差別的思考から引き起こされたと伝えられ、障がい者やそのご家族のみならず、多くの方々に、言いようもない衝撃と不安を与えました。こういったことが繰り返されないよう「ともに生きる社会かながわ憲章」が定められました。そこには、こう書かれています。
一 私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします
一 私たちは、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します
一 私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します
一 私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます
私はみんなに、偏見や差別意識を持たない、周囲の人を大切にする、優しい人になってほしいと思っています。
そしてもう一つは、前期の始業式、1年次生は入学式で話をしました、「学校は集団生活を送る場所について」改めて考えてもらいたいです。集団生活を送る中で一番大事なことは、他人とのコミュニケーシンを大切にすることです。コミュニケーションとは、お互いを認め合い、相手のよく聞き、自分の意見をしっかり伝えることです。人は決して一人では生きていけません。人とのコミュニケーションをとりながら、他人を理解していくことが生きていくための基本です。自分の考えを押し付けたり、自分勝手な行動や言動は慎まなければなりません。勝手な行動や言動が相手を傷つけ、対人関係のトラブルにも発展することがあります。一人ひとりが相手を思いやる気持ちを持ちながら学校生活を送ることが大事であると思います。そのために、私はぜひ皆さんに実践してほしいことは『相手に寄り添い、人の嫌がることをしない。そして、人の悪口や陰口をしない。そして聞かない』ことです。皆さん一人一人が相手を思いやる気持ちになってくれれば、気持ちよく学校生活が送れるはずです。ぜひ、より良いコミュニケーションを取りながら学校生活を送ってください。コロナ感染症が流行しています。本校でも感染者が出ていますので、感染対策をしっかりとって、夏休みを健康に過ごして下さい。8月26日(月曜日)の学校再開日には、皆さんの元気な顔を見たいと思います。これから暑くなると思いますが、夏休みを元気に過ごしてください。
令和6年7月19日
令和6年度入学式 式辞
4月9日に令和9年度入学式を行いました。新入生を127名迎えました。入学式での式辞を掲載します。
樹木が一斉に芽吹いて、桜が満開となり、春の訪れを感じる季節を迎えました。本日は、新入生の保護者の皆様のご出席のもと、PTA会長山口信喜様、同窓会長小嶋吉治様、吉田島高等学校学校運営協議会の委員の皆様方のご臨席を賜り、ここに令和6年度吉田島高等学校入学式が挙行できますことに、心から感謝申し上げます。
ただいま入学を許可した127名の新入生の皆さん、そして保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。みなさんは9年間の義務教育課程を修了し、自らの意志で本校への進学を決意され、本日晴れて入学式を迎えられました。私たち吉田島高校の教職員一同、在校生一同、心より歓迎いたします。
明治40年に足柄上郡立農業補習学校として創立した本校は、今年で117目を迎えます。その間、学校名の変更や学科改編を経て、現在に至ります。これまで本校は、多くの優れた人材を輩出しており、卒業生は、農業界、教育界、実業界等、幅広い分野で活躍されています。本校の校訓についてお話しします。本校校訓は、皆さんの正面右側に大きく書かれています。右から「至誠勤労」です。この至誠勤労という言葉は、二宮尊徳の遺訓です。二宮尊徳は、江戸時代の末期にこの地足柄平野の栢山村に誕生し、各藩の財政改革に携わり、皆さんもご存じのことと思います。
至誠勤労の至誠とは「まごころ」のことであり、二宮尊徳の考え方・生き方の中心となるものです。そして、勤労とは、物事をよく観察・認識し、社会の役立つ成果を考えながら働くことを意味しています。つまり、至誠は心の状態を指し、勤労はそれが行動となって表れた状態を指すことになります。どうか皆さん、「至誠勤労」の教えのもと、本校での3年間の高校生活を過ごす中で、人間としてひと回り、ふた回りと大きく成長してください。
今日この場から、新たに高校生活をスタートするにあたり、激励を込めて、心に留めておいてほしいこと二つをお話しします。その皆さんが、今日この場から、新たに高校生活をスタートするにあたり、激励を込めて、心に留めておいてほしいことを2つお話しします。
一つ目は「凡事を徹底する」ことです。「凡」は平凡の「ぼん」、「事」は仕事の「こと」、「徹底」は徹底的に行うの「徹底」です。意味は、「誰にでもできる平凡な事を徹底して行うこと」です。例えば、「時間を守る」、「掃除をする」は平凡で日常的に行う当たり前のことです。時間を守ることは、最も基本的な人との約束、相手との約束を守ることであり、相手からの信頼を得ることにつながります。掃除をするということは、次に使う人が気持ちよく使うことができることに繋がります。そのように、日々平凡に行っている行動が、実は大切な行動であることが多いのです。誰にでもできる平凡な一つ一つのことをぜひ大切にしてもらいたいと思います。
2つ目は「挨拶をする」ことです。誰に会っても、相手が聞こえる大きさの声で挨拶をする。自ら進んで挨拶をすることは、相手に対して心を開き、自分からコミュニケーションをとろうとする気持ちを表すことにつながります。コニュニケーションとは、人が互いに意思や感情、思考を伝達し合うことです。人と人との、「意思の疎通」、「心の通い合い」ということです。挨拶をすることで「意思の疎通」、「心の通い合い」が生まれます。本校の生徒は挨拶ができます。今まであまり挨拶ができていなかった人も、今日から始めればいいと思います。皆さんもぜひ意識して誰にでもどのような場面でも、まず挨拶をしてください。「凡事を徹底する」。「挨拶をする」。この2つを心に留めておいてほしいとおもいます。
これから始まる高校の3年間は、皆さん人生の方向性を決める大切な時間になります。それぞれ具体的な目標は違うと思いますが、自分の将来の夢や希望を実現するという点では同じです。その目標に向かって努力してください。3年後に、それぞれの希望の進路を実現し、巣立っていくことを期待しています。
結びに、保護者の皆様、高校生になったお子様の姿はどうでしょうか。立派になったと、感慨ひとしおではないでしょうか。高校での3年間の生活でさらに大きく成長されると思います。保護者の皆様には、もう少しの間、お子様に力を貸していただきたいと思います。何か困ったことがあれば遠慮なく学校にご相談ください。学校と保護者の連携を密にして、お子様の学校生活、成長を教職員一丸となって支えてまいりますので、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、新入生のみなさんが健康で、楽しく充実した高校生活を送られることを願って、私の式辞といたします。
令和6年4月9日
神奈川県立吉田島高等学校 校長 岩崎 秀太
おはようございます。始業式にあたり私からお話をさせていただきます。まず、先ほど新しく着任された先生方をご紹介しました。生徒の皆さん、1日も早く名前を覚えていただきたいと思います。また、教科担当や担任、副担任、年次団の先生方も新年度から大きく変更になっています。私を含め、全職員が皆さんの学校生活が充実したものになるよう支援しますので、安心して学校生活を送ってください。台湾で大きな地震がありました。1月には能登半島での地震もあり、私たちが住んでいるこの地でもいつ地震が起こってもおかしくないと言われています。先月、避難訓練で防災の意識を持つことの大切さを学んだと思いますが、いつ来るかわからない、明日来るかもしれない地震に備え、常に防災意識を持って行動してください。そして、いざという時のための決まりを家族と話し合っておくことも大事かと思います。
さて、今日から令和6年度が始まります。先月の修了式でもお話ししましたが、春休み中は新3年次生、新2年次生としてのスタートの準備はできましたか。改めて、今年度の目標を定めてスタートしてください。2年次生は、高校生活3年間で一番大切な時期とも言えると思います。それは、来年の進路決定の土台が今年でき上がるからです。学習、学校行事、部活動と毎日の学校生活を充実させてください。修学旅行も実施されます。ぜひ思い出深い修学旅行になるよう準備してください。3年次生は、卒業後の進路を決定し、積極的に情報収集しながらしっかり準備を行い、自己実現を図ってください。3年次生全員が希望の進路に進めるよう応援したいと思います。是非頑張ってください。また、3年次生はいよいよ今年度成年を迎えることになります。成年となると「すべての責任が持たされること」です。いままでは、保護者が皆さんに代わって物事を判断してきました。これから成人を迎えるとすべて自分で判断することになります。しかし、判断するということはすべて責任が発生します。例えば、ローンなどの契約を結ぶこともできますが、すべての返済の責任を自分で負うことになります。何かトらブルが起こったとしても、今までは保護者の方がセ金を取ってくれましたが、これからは皆さん一人一人が負うことになります。成年となるということは、大きな責任を負う立場になるということをしっかり認識してください。年度初めに改めてこのことはしっかり理解してもらいたいということをお話しします。学校は集団生活を送る場所です。教室では様々な考え方を持っている人と一緒に生活をします。その中で一番必要なことは、他人とのコミュニケーシンを大切にすることです。コミュニケーションとは、お互いを認め合い、相手のよく聞き、自分の意見をしっかり伝えることです。人は決して一人では生きていけません。人とのコミュニケーションをとりながら、他人を理解していくことが生きていくための基本であると考えます。自分の考えを押し付けたり、自分勝手な行動や言動は慎まなければなりません。勝手な行動や言動が相手を傷つけ、対人関係のトラブルにも発展することがあります。一人ひとりが相手を思いやる気持ちを持ちながら学校生活を送ることが大事であると思います。そのために、私はぜひ皆さんに実践してほしいことは『相手に寄り添い、人の嫌がることをしない。そして、人の悪口や陰口をしない。そして聞かない』ことです。皆さん一人一人が相手を思いやる気持ちになってくれれば、気持ちよく学校生活が送れるはずです。ぜひ、より良いコミュニケーションを取りながら学校生活を送ってください。
明日は入学式です。新たに1年次生を迎えます。皆さんも元気に頑張っていきましょう。
令和6年4月8日