更新日:2025年4月15日
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神奈川県立麻生高等学校
第17代校長 大野 俊世
令和7年4月1日付で、本校に着任いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
本校のミッションは、「高い志を持って国際社会に貢献するグローバル人材の育成」であり、そのミッションをクリアするための教育活動の柱として「国際教育」「英語教育」「芸術教育」「キャリア教育」を掲げています。
国連において「持続可能な開発のための目標(SDGs)」が掲げられて以来、世界中のあらゆる貧困と飢餓をなくし、すべての人間が尊厳と平等の下に生きることができる持続可能な世界を創出するための取組が行われてきましたが、その根底には常に“No One Left Behind”という理念がありました。
本校の生徒が、国際社会に貢献できるグローバルな資質を有する人として成長するためにも、この「誰一人取り残さない」という理念は、教育活動全体を統べるものとして位置づけられる必要があります。生徒は、その教育環境の中で、世界中の貧困や飢餓をなくし、ジェンダーの平等とあらゆる性自認の尊重を実現し、激しい気候変動に対応できる地球全体の環境を保全し、すべての子どもたちが教育を受けられるようにする、といった様々な取組に心を開くことのできる、豊かな人間性を身に付けていくことが肝要です。 本校の生徒が、高校生として国際的な見地に立ち、これらの課題と主体的に向き合う姿勢を身に付けてくれるよう、微力ながら努力したいと考えます。そして、将来、本校を卒業した生徒たちが、世界を見渡す広い視野と、いかなる他者をも受容する豊かな心をもって、言語や文化の相違という障壁を苦にすることなく、すべての人々と協調して、あるべき国際社会の担い手として、様々な分野で大活躍してくれることを、心から願っています。
皆様におかれましては、そのような学校として本校が成長できるよう、温かいご指導、ご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。