更新日:2026年4月13日

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校長挨拶

校長写真 いのちはぐくむ

 本校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。令和8年4月1日に第32代校長として着任しました岩崎 秀太(いわさき ひでた)です。よろしくお願いします。

 神奈川県立中央農業高等学校は、県の中央部に位置する海老名市にあり、今年、創立120周年という大きな節目を迎える、県内唯一の農業単独校です。地域の皆様からは「中農(ちゅうのう)」の愛称で親しまれ、長い歴史の中で農業教育の伝統を大切に受け継いできました。なお、本年6月には創立120周年記念式典を挙行する予定であり、これまで本校を支えてくださった多くの皆様への感謝とともに、新たな歩みを踏み出す機会としたいと考えております。

 本校には、園芸科学科・畜産科学科・農業総合科の3学科があり、実験・実習を中心とした実践的な学びと、これからの社会で求められる課題解決型の学習を柱とした教育を展開しています。広大な校地には多様な実習施設が整備され、四季折々の自然に囲まれながら、植物や動物と向き合う中で学ぶ日々は、本校ならではの大きな魅力です。校内には、作物が育つ姿や動物たちの息づかい、さらには加工実習の香りなどがあふれ、五感を通して学びを深める環境が整っています。

 また、本校の大きな特長は、生徒一人ひとりが明確な目的意識を持って学びに向き合っている点にあります。日々の授業や実習、農業クラブ活動や部活動を通して、専門的な知識・技術の習得だけでなく、他者と協働する力や主体的に課題に取り組む力を育んでいます。こうした学びの積み重ねが、地域社会や農業・食品産業を支える人材としての成長につながっています。

 キャリア教育においても、3年間を見通した計画的な指導を行い、生徒一人ひとりの進路実現を丁寧に支援しています。多様な進路に対応しながら、「自らの将来を主体的に切り拓く力」を育てていくことを大切にしています。

 本校が何より大切にしているのは、「命をはぐくむ」という学びの本質です。農業は、生命を扱う営みであり、日々の実習の中で、生徒たちは植物の成長や動物の命に直接触れます。その中で、思い通りにいかないことや自然の厳しさを知る一方で、命が育つ喜びや、支え合うことの大切さを実感していきます。こうした経験は、単なる知識や技術の習得にとどまらず、命を尊び、他者を思いやる心、そして社会の一員として責任を果たそうとする姿勢を育てるものです。

 さらに「命をはぐくむ」とは、作物や動物だけでなく、生徒一人ひとりの可能性や未来を育てていくことでもあります。教職員は、生徒の挑戦を支え、その成長を見守りながら、それぞれの力が十分に発揮されるよう日々関わっています。

 本校には、植物や動物に関わる学びや、食や環境に関心を持つ生徒が多く集まっています。日々の実習や体験を通して、自分の興味や関心を少しずつ深めながら、それぞれの将来へとつなげています。進路を考えている中学生の皆さんにも、本校の学びや雰囲気に触れていただくことで、新たな気づきや発見につながることを願っています。

 「命をはぐくむ」教育を基盤とする本校において、生徒たちが自らの可能性を伸ばし、社会の中で輝き続けられるよう、教職員一同、心を一つにして教育活動に取り組んでまいります。

 今後も本ホームページを通して、本校の教育活動や生徒たちの生き生きとした姿を発信してまいります。農業や自然科学に関心をお持ちの皆様には、公開講座や体験教室等もご用意しておりますので、ぜひご覧ください。

 引き続き、本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和8年4月1日 

神奈川県立中央農業高等学校長 岩崎 秀太

 

校長室だより