更新日:2025年4月18日
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本校では、令和5年度より、「意思決定支援を充実させる教育活動」をテーマに校内研究を行っています。
意思決定支援とは、自ら意思を決定することに困難を抱える障害者が、日常生活や社会生活に関して自らの意思が反映された生活を送ることができるように、可能な限り本人が自ら意思決定できるよう支援し、本人の意思の確認や意思及び選好を推定し、支援を尽くしても本人の意思及び選好の推定が困難な場合には、最後の手段として本人の最善の利益を検討するために事業所の職員が行う支援の行為及び仕組みをいう。(「障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン」厚生労働省、平成29年)
学校生活の中で一人ひとりの子どもが主体的・意欲的に思考し、判断し、表現する力を育んでいくために、自己選択や自己決定する経験や体験する機会を、日々の指導・支援の内容や方法にどのように取り入れ、実践していくか学部・部門ごとに検討を重ねています。
1学期 |
2学期 |
3学期 |
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1年目 令和5年度 |
テーマ決定、研究推進 外部助言者による研修 |
研究推進 |
中間報告会 反省・次年度の方向性 |
2年目 令和6年度 |
継続テーマの研究推進 昨年度の研究成果を引継ぎ、さらに発展させていく。 関連授業実践等の研究・外部助言者の助言 |
中間報告会 反省・次年度の方向性 |
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3年目 令和7年度 今年度 |
継続テーマの研究推進 研究成果を引継ぎ、さらにさらに発展させていく。 関連授業実践等の研究・外部助言者の助言 |
研究成果のまとめ作成 研究報告(校内教職員対象) まとめ・次年度の計画案検討 |
小学部:「子供たちが意思決定できる環境を整える~小学部の子供のことを理解する~」
中学部:「表出がより出やすい環境づくり」
高A:「気持ちの伝え方と受け止め方~実態把握と目標設定~」
小さき:「指導記録の作成:意思決定支援のために~表出・反応の様子の情報共有~」
高B:「生徒が自分で考え、判断し、行動する場面を支えるための授業づくり」
分教室:「分教室における意思決定支援の取り組み」
小学部:「子供たちが意思決定できる環境を整える~小学部の子供のことを理解する~」
中学部:「生徒の主体的な発信(意思表出)を増やす~ICT機器の活用を中心に~」
高A:「ICTの視点から見た(生徒の)伝え方と(教員の)受け止め方」
小さき:「KJ法による実態把握:意思決定支援のために~表出・反応の様子の情報共有~」
高B:「生徒が自分で考え、判断し、行動する場面を支えるための授業づくり
~3つの学習内容のカリキュラム検討~」
分教室:「集団の中での意思表出支援と関わり~現実世界と仮想世界をつなぐ~」