金沢文庫ホーム > 展覧会情報 > 展覧会一覧 > 令和4年度以前の展覧会 > 【開催期間終了】特別展 「法会への招待―「称名寺聖教・金沢文庫文書」から読み解く中世寺院の法会」―
更新日:2025年3月19日
ここから本文です。
中世日本の寺院では法会という仏教儀礼が開催されていました。僧侶の修学の成果を披露する法会、国家の安寧や個人の供養を目的とした法会、芸能的要素を持ち娯楽性の高い法会など、さまざまな形式、規模の法会が開催され、その一部は年中行事として定着し、現在まで連綿と続いています。法会を遂行するために人、物、情報が集められ、また法会の開催を契機に古文書や聖教などの諸資料が生み出されていました。金沢北条氏の菩提寺で、多くの僧侶が集っていた称名寺に伝来し、現在は県立金沢文庫が管理する国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」は法会の所産ともいえる史料群です。本展では「法会への招待」と題し、人と物が集まり、史料が生成する場としての法会という視点から、「称名寺聖教・金沢文庫文書」を読み解き、中世寺院法会の豊穣な世界をご紹介します。
主催 |
神奈川県立金沢文庫 |
---|---|
会場 |
神奈川県立金沢文庫 |
会期 |
令和4年12月2日(金曜日)~令和5年1月29日(日曜日) |
休館日 |
毎週月曜日(1月9日開館)、12月28日(水曜日)~1月4日(水曜日)、1月10日(火曜日) |
観覧時間 |
午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで) |
交通 |
京浜急行「金沢文庫」駅下車徒歩12分(品川駅より快特33分) JR根岸線「新杉田」駅接続、シーサイドライン「海の公園南口」駅下車徒歩10分 当館に駐車場はございません(身体障がい者用を除く)。 ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。 |
No. |
種別 |
文化財指定 |
作品名 |
備考 |
---|---|---|---|---|
1 |
古文書 |
国宝 |
宮中記 |
称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫管理 |
2 |
古文書 |
国宝 |
華厳宗探玄記香薫抄第四 |
称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫管理 |
3 |
古文書 |
国宝 |
足利義詮御教書 |
称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫管理 |
4 |
古文書 |
国宝 |
最勝光院修二月差図 |
称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫管理 |
5 |
絵 |
県文 |
高僧像(羅雲像) |
称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫管理 |
月例講座「法会の音ー声明譜についてー」
令和4年12月18日(日曜日)山地純(神奈川県立金沢文庫主任学芸員)
月例講座「年末・年始の法会」
令和5年1月14日(土曜日)三輪眞嗣(神奈川県立金沢文庫学芸員)
連続講座「法会への招待」(全6回)
0.「事前講座 法会への招待」
令和4年12月3日(土曜日)三輪眞嗣(神奈川県立金沢文庫学芸員)
1.「中世寺院における論義会と論義」
令和4年12月4日(日曜日)蓑輪顕量氏(東京大学大学教授)
2.「法会の場ー宮中の内論義を例にー」
令和4年12月10日(土曜日)山岸常人氏(京都大学名誉教授)
3.「法会・修法のかたちー次第・巻数を読むー」
令和4年12月17日(土曜日)上島享氏(京都大学教授)
4.「中世南都の法会勤修と修学活動」
令和4年12月24日(土曜日)高山有紀氏(新島学園短期大学教授)
5.「法会における〈声〉ー読経と唱導」
令和4年12月25日(日曜日)柴 佳世乃氏(千葉大学大学教授)
毎週 土曜日・日曜日・祝日
区分 |
個人観覧料金 |
団体観覧料金(団体は20名以上) |
---|---|---|
一般 |
500円 |
400円 |
20歳未満及び学生 |
400円 |
300円 |
65歳以上 |
200円 |
100円 |
高校生 |
100円 |
100円 |
展示室内での注意事項