第44回卒業式を挙行しました。

令和５年３月２日(木)、本校体育館にて第44回卒業式が行われ、303名が本校を卒業していきました。この学年は、新型コロナウイルスの影響で高校入学当初から分散登校やオンライン授業等が行われ、先生や友人に会えず、やりたいこともできないもどかしさのある中でのスタートでした。１年生では、社会見学や体育祭が中止になり、文化祭や球技大会も規模が縮小して行われました。２年生では、再び猛威を振るうコロナウイルスの影響で修学旅行も中止となってしまいました。部活動でも制限された中での活動を強いられたことでしょう。３年生となり、少しずつではありますが、例年通りの学校生活を送ることができるようになりました。
この３年間を振り返ってみると、思い描いていた高校生活を送ることができなかったと感じる生徒も少なくないと思います。しかし、卒業生代表のことばには、「同じ境遇の中で生活する多くの先生や友人、保護者の方の支えがあり今日この日を迎えることができた」とありました。この３年間は辛いことばかりではありません。色々と制限が多い高校生活でしたが、友人と共に笑ったり泣いたり、行事の際にはクラスや学年で一致団結したりし、彼らにとってはかけがえのないものになったと思います。このような時代だからこそ、周りの人の大切さや、当たり前のことが当たり前ではないということを強く感じることができた学年でもありました。
これで高校生活は終わってしまいますが、ここからが新たなスタートです。卒業生のみなさん、これから先の人生、夢へ向かって自分らしく生きていってください。教職員一同ずっと応援しています。本当にご卒業おめでとうございます！