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更新日:2023年4月24日

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校長からの挨拶

「創立50周年を迎え、新たなスタートを」

  旭高校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 この4月で3年目を迎えました校長広瀬です。教員としても、平成15~24年度(2003-2012)まで10年間、旭高校でお世話になりました。人生の中で、とても楽しく、大切な時間を過ごすことができました。校長として母校に戻ってくることができ、とても感謝しております。皆さんに恩返しをしたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 さて、本校は、昭和48年に県立高校100校計画の1年目に創立した歴史と伝統のある学校です。今年は、51期生を新入生として迎え、創立50年周年の節目の年であり、記念式典を10月に開催いたします。神奈川県の高校改革のため、令和9年度には、県立横浜旭陵高校と統廃合をし、新校に生まれ変わります。現在、同窓会と連携し、旭高校の最後のビッグイベントとなる創立50周年記念式典の準備を進めております。詳細は、HPをご確認ください。

 本校の教育方針の柱は、「生きる力を育む」と「共生教育の実現」です。

 「自主自律」の校訓のもと、開校当初より、「人格の陶冶」「体力の養成」「学力の充実」を教育目標に掲げ、特に人間力の向上、社会で、「たくましく生きる力」を育んでおります。これからは、先が見えない、不確実な時代と言われる中で、「生きる力」が必要となります。「生きる力」とは、次の5つの力といわれております。

1. 自分の考えをしっかり伝えることができる力 

2. 他者(仲間)と協力して、課題を解決する力

3. 答えのない問いに対して、意欲的に取り組む力

4. 自分の好きな(得意な)ことを深く探究する力

5. 失敗を恐れず、スピーディーに実行する力

 教室だけではなく、学校行事、部活動、地域との連携活動、PTA・同窓会との活動など、様々な教育活動を通して、社会で必要とされる人材を育ていきたいと考えております。

 もう一つは、「D&Iコンセプト」を掲げ、「共生教育の実現」を目指しております。Dはダイバシティ、(多様性)、Iはインクルージョン、多様性を理解し、障がいのある人と共に学ぶこと。要するに、国籍、性別、人種、障害がある・ないなど、人との違いは個性・特性と理解し、相手を尊重することで、本当の思いやりは育まれます。相手をリスペクトすれば、いじめはなくなるはずです。

 旭高校は、開校当初より、部活動が盛んで、サッカー部、女子バスケットボール部、陸上競技部、水泳部、体操部、ライフル射撃部など、神奈川県を代表して全国・関東の舞台で活躍してきました。古豪復活、新たな挑戦のため「文武不岐」を掲げ、部活動の活性化を図っております。「文武不岐」とは、学問と武道は別物ではなく、学問を極め何が正しいかを知ることは、武道のきびしい修練を積み、人として向上することに通じること、その逆も同じことをあらわすという言葉です。ようするに、勉強(文)と部活動(武)はわかれず(不岐)相乗効果もあるということです。集中力や忍耐力など「武」の要素が不可欠であり、一方で、考え・創意工夫をしながら、試合や練習をするなど「文」の要素も大切になってきます。高校生として、学習は当然ながら、勉強だけではなく、学校行事、部活動、地域との連携活動、PTA・同窓会との活動など、様々な教育活動を通して、3年間で、人間的に大きく成長し、社会に貢献できる人材を育ていきたいと考えております。

 旭高校にかわるすべての方々に敬意をもって「旭ファミリー」と呼ばせていただいております。「旭ファミリー」の力で、これからの時代を担う、生徒たちの夢の実現と、人としてたくましく成長できるよう、暖かく見守り、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 これからも「人の繋がりを大切にすることで、また、新しい人と繋がっていく」歴史と伝統を継承し、新しい風を入れながら、新しい旭高校を皆様と共に創っていきたいと思います。

   令和5年4月 校長 広瀬 邦彦

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