更新日:2025年6月4日
ここから本文です。
「インクルーシブ教育実践推進校」とは、誰もが大切にされ、いきいきと暮らせる「共生社会」をめざして、知的障がいのある生徒が高校で学ぶ機会をひろげながら、みんなで一緒に過ごすなかで、お互いのことをわかりあって成長していくことを目標にしている高校です。すべての生徒がともに学ぶ経験を通して、互いに認め合い、多様性を尊重する態度を養ったり、互いのよさを生かして協働する力を育んだりしながら成長することを目指していきます
湘南台高校は、令和2年度から「インクルーシブ教育実践推進校」に指定されています。
詳しくは、県のホームページをご覧ください。
神奈川県教育委員会インクルーシブ教育推進課(外部サイトへリンク)
「インクルーシブ教育実践推進校」に指定されたことがきっかけで始めた取組みを紹介します。
□校内案内板の設置
どこに、何があるのか、誰でもわかりやすいように設置しました。(デザインは生徒が考案したものです)
□黒板まわりをスッキリ「フロント・ゼロ」
教室前面は時計のみとし、黒板には連絡事項の記入や掲示物を貼らず、授業に集中して取り組める環境づくりに努めています。すべての教室で、このような教室環境になっています。
□朝の連絡は、口頭+視覚的に伝える「大型ホワイトボードの設置」
連絡事項は、廊下に大型のホワイトボードを設置し、課題などの提出物の情報や、その日の日課を集約しています。
□リソースルームの設置
各学年に1つずつ教室を設けています。主に特別募集の生徒対象のキャリア科目の授業で使用しています。 また、授業の間の休み時間や昼休みに休憩をしたり、昼食をとったりすることができるスペースとして。すべての生徒が利用できます。自習スペースも設けており、試験前などに使用している生徒もいます。
□ICT機器を使ったわかりやすい授業
各教室に大型モニターとスクールタイマーを設置しています。視覚的に理解のしやすいよう工夫をしながら、すべての生徒にとってわかりやすい授業の実践に努めています。
□チーム・ティーチング
一部の授業(1年次の主要科目等)において、2名の教員で授業を行っています。問題演習やペアワーク、グループワークの時などに、わからないことがある生徒は質問ができます。また、様子を見て教員側から声をかけてくれることもあります。
以上、湘南台高校の取組みを紹介しました。
これらの取組みは、「インクルーシブ教育実践推進校」に指定されたことがきっかけで始めたことではありますが、「みんなが過ごしやすい学校」ということにつながると考えています。