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更新日:2021年7月27日

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教育課程

令和4年度入学生から、日本のすべての高校で「教育課程」が新しく変わります。「教育課程」とは、3年間で、どの授業をいつ・何時間受けるかの計画のことです。
教育課程は、学校の教育方針を反映させて作成していますので、学校の特色がよく表れます。高校を選ぶときには、教育課程をよく比較してみてください。

湘南台高校の教育課程

令和4年度入学生の教育課程
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柔軟な科目選択が可能

文系・理系とはっきり区分せず、2・3年次に柔軟に科目選択ができることが特徴の一つです。様々な大学受験の科目に対応できるようにしています。文系・理系をはっきり区分しないのは、文・理の枠にとらわれない、融合的な学問が増えてきている現代に合った形とも言えます。
また、選択のしかたにより、受験科目数が多い国公立大学の受験にも対応できるようになっています。

各科目の配置の特徴

国語

国語科の必履修科目(卒業までに日本の高校生全員が必ず履修しなければならない科目)は、『現代の国語』と『言語文化』のみですが、湘南台では、2年次に『論理国語』、3年次に『文学国語』を全員必修としています。『論理国語』は、実社会に必要な言語能力の育成を目的に、実用的な文章を扱う科目です。この科目の学習により、論理的に考え、言語で的確に表現する力を早いうちから培ってほしいという意図で、2年次に配置しています。その力は他の科目の学習にも活きてくるものです。3年次にある『文学国語』では、言語能力を、文学に親しみながら、さらに高めていくことを目指します。言語能力は、文系・理系問わず必要なので、3年次でも全員必修となっています。

地理歴史・公民科

『地理総合』、『歴史総合』、『公共』が必履修科目です。湘南台では、1年次に『公共』を、2年次に『地理総合』、『歴史総合』を配置しています。『公共』は、法律や経済、社会保障など、世の中のしくみを学習する科目です。社会のしくみを知り、早いうちから問題意識を持ってほしいということから、1年次におきました。また、この科目での学びを通して、探究的な学習スキルも身に付くので、それを他教科でも活かしていけるという意図もあります。

数学科

仕事も生活も、あらゆることがデジタル化され、データサイエンスやAIなしに成り立たなくなった現在、その基礎となる数学を理解する必要が増しています。数学科の必履修科目は『数学Ⅰ』のみですが、湘南台では、『数学Ⅰ』、『数学A』、『数学Ⅱ』までを全員必修としています。また、3年次の選択のしかたにより、数学Ⅱ・B・Cで受験というパターンにも対応できるようになっています。

理科

『化学基礎』、『物理基礎』、『生物基礎』が必履修科目です。このうち、習得に時間がかかると言われている『化学基礎』、『物理基礎』を1年次に配置し、じっくりと学習できるようにしています。

英語科

英語科の必履修科目は、『英語コミュニケーションⅠ』のみですが、湘南台では、『英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ』、『論理・表現Ⅰ・Ⅱ』を全員必修としています。『英語コミュニケーションⅠ~Ⅲ』については、標準単位数から減らさず、時間をかけて学習していきます。『論理・表現Ⅰ・Ⅱ』についても、湘南台生の進路状況を踏まえ、大学受験に必要な文法力を身に付けてもらいたいので、全員必修にしています。

 

さて、ここまで読んでいただくと、「大学受験に向けて…」の色合いが濃いようにお感じかと思いますが、それに加えて、たくましく生きていく力を育むために、体育・家庭・情報・芸術科は次のようにしています。

 

保健体育科

必履修科目である『体育』の標準単位数は7~8単位となっていますが、湘南台では、8単位としています。1年次3単位、2年次2単位、3年次3単位です。たくましく生きていくために、体は資本、健康は最も大切なものです。

家庭科

『家庭基礎』または『家庭総合』のどちらか一つが必履修科目ですが、湘南台では『家庭総合』を2~3年次に学習します。家庭生活を営む主体として、様々な分野を多角的に学習し社会に適応していく力(子育てや介護に関することも学習し、生活課題を主体的に解決する力)を身に付けることに力を入れます。

芸術科

1年次の『芸術Ⅰ』は『音楽Ⅰ』、『美術Ⅰ』、『書道Ⅰ』から一つ選択します。さらに学習を深めていきたい人のために、2・3年次にも『芸術Ⅱ』、『芸術Ⅲ』を用意しています。

また、3年次の自由選択科目として、学校設定科目『生活と書文化』を設置しています。伝統文化である書道を踏まえながらICTを活用するデジタル書道や工芸書など、分野の異なるものの特質を生かした新しい時代にふさわしい書作品を制作し、学校内や地域社会での展示や活用を目指す授業です。 

情報科

必履修科目である『情報Ⅰ』を、1年次に配置しています。この教科で学ぶ情報の活用能力は、生涯において必要となる力ですが、高校在学中にも他教科で実践する場面が多くあり、また、実践によりさらに高めていけるものであります。そのような理由で、1年次に配置しています。

『情報Ⅰ』の内容をさらに深く学習したい人のために、2年次の選択科目として『情報Ⅰ』(1年次の発展)を配置しています。

 

令和3年度入学生 教育課程(PDF:167KB)

令和2年度入学生 教育課程(PDF:169KB)

平成31年度入学生 教育課程(PDF:164KB)

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