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更新日:2021年4月28日

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校長挨拶

校長写真

はじめまして。令和3年4月1日付で足柄高等学校校長に着任しました牛久保浩一と申します。平塚湘風高等学校より転任してまいりました。県西地区の学校に勤務するのは初めてですが、現在二宮町在住であることや、前任の吉川校長と同様、地理の教員として採用された者として、この地にはとても興味をもって着任した次第です。本校のさらなる発展に少しでも貢献できるよう努めてまいります。よろしくお願いいたします。

昨年度当初より新型コロナウイルス感染症のまん延への対応が始まり、すでに1年を超えました。今年度も年度初めから時差登校や短縮授業を行っており、通常の日課を行うことや部活動や学校行事においても少なからず制約が続いております。生徒・教職員だけでなく、ご家庭におかれましても引き続き感染症対策を継続していただくよう、ご理解とご協力をお願いいたします。また、安全・安心・快適な高校生活を目指すということからも、自転車通行をはじめ交通安全にも、さらには心身の発達の意味から朝食をはじめ食生活にも心配りをしてほしいと思います。

さて、今回は年度当初の入学式で私がお話ししたことを改めてお伝えしたいと思います。

高等学校で生徒に目指してほしいこととは何か、ということについて4つほど取り上げました。

  1. 基礎学力を身に付ける
  2. 頑張る、努力することを継続する「非認知能力」を向上させる
  3. さまざまな価値観を持つ人がいることを知り、それを認め合う
  4. 自分の生きる道、進路希望を明確にする

1は学校は勉強するところである、ということから最初に挙げましたが、学力としては教科の学習だけではなく、一般常識、社会のルールも含めています。これを身に付けるためには、2の「非認知能力」を高めることが欠かせません。一夜漬けでテストを乗り切っても真の実力は身に付かず、継続的に頑張ることが必要なのです。あきらめない、粘り強いという心を養うことはいろいろな場面で必要とされるので述べたのですが、一人では頑張り切れないということもあるかもしれません。そこはコミュニケーション力を養いたいところです。最近の研究では、就職活動やその後の職業生活においてはこれら「非認知能力」が学習成績のような認知能力と同様に重要であることが明らかにされています。次の3についていうと、高校生は人格形成の時期で、人の性格はこの時期にかなり決まってくるとみられており、感情をコントロールすること、個性・多様性(ダイバーシティ)を認めること、教えあう、支えあう考え方を持つことなどを養ってほしいという願いです。これも「非認知能力」の一つといえるかと思います。本校は県教委からインクルーシブ教育実践推進校に指定されていることもあり、人権感覚を磨く活動を続けていきます。最後の4では、進路の目標はちょっと高めにもつこと、これを口に出す、紙に書くことを勧めました。有言実行の精神は責任感を生むことや、目標は一つずつ達成していくと、より高みに向かっていくもので、そうありたいと願うものである。

これら4つのことを身に付けるためのトレーニングとして、私は学校行事や部活動での実践を強く勧めます。自分の経験はキャリアとして立派な財産です。3年間という短い期間、それも二度と戻れない多感な時期には成功、失敗を含めさまざまな経験を積んでほしいのですが、学校行事や部活動は判断力や実行力を磨く大切な機会です。高校時代でしかできないことは高校で行う。それを私は強く願っています。部活動紹介のページなどでもさっそくコメントされていますが、本校教職員をあげての願いでもあるのです。

年度初めは期待と不安を誰しもが感じるものですが、コロナ禍の中、時間には多少のゆとりがあるスタートなので、流れに乗りやすいかもしれません。自分を見失わずに、しかし一つ先を挑戦する気持ちでこの1年、取り組んでみてほしいと思います。私どももそんな生徒の支えとなりますので、よろしくお願いいたします。

神奈川県立足柄高等学校長 牛久保浩一