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更新日:2024年4月8日

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乳幼児教育相談

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アイキッズルームはおひとりおひとりに合わせたあそびの場です。見えない、見えにくいお子さんの成長や日常生活に関すること、学習の基礎になる活動に、一緒に取り組んでいきませんか。

 


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                                        2024年4月
 ~敏捷(びんしょう)性やしなやかな体の動きを身につける~
 幼児期に入ると、合図に合わせて動きを止めたりジャンプしたりするといったすばやく動く力や、しゃがんだり、姿勢を変えたりすることでなめらかな動きの基礎を作っていく時期です。こうした体の動きを通して、「よーいどん!」で走り出したり、音楽に合わせてダンスをしたり、ラジオ体操をやったりする体の動きを獲得していきます。
 見えにくさのある子どもは、見てまねるということが難しくなるために、こうした動作を練習する機会を繰り返して教えていきます。少しずつ自然にできるようになることを目指して、ときには競争を取り入れてみたりと、子どもと一緒に楽しめることが最も大切です。活動の例をご紹介します。 

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 床にイラストの描かれたカードをいくつか置き、その上にカードが隠れるくらいの覆いをします。ここでは大きめのビーズクッションを使ってみました。イス取りゲームの要領で、音楽をかけている間にカードの周りを歩き、音楽が止まったらその場でしゃがみます。そして、目の前にあるクッションをめくってカードを取り、ボードのところまで行って、種類ごとに分けて貼ることでゲーム感覚で取り組めるようにしてみました。カードは、今回は星・お菓子・花の3種類で行いました。taeget
 子どもの見え方によってアレンジもできます。例えば、覆いをせずにぬいぐるみや車を置いたり、床には点字ブロックにあたるような目印を使ったりして移動しやすいようにします。また、分類は箱に入れるようにして、柔らかい/固いものなどの触覚に訴えて分けたり、大きさや形、そして食べ物や乗り物といった機能の違いで分けたりなど、子どもに合わせて決めます。めあても、それに合わせて変えたり増やしたりします。
 今回ご紹介した活動では、カテゴリーごとに分ける活動も追加しました。後日談ですが、今回使用した『せんろはつづくよ♪』をご家庭でも流したところ、自分から同じような設定をして遊び始めたそうです。普段から子どもになじみのある音楽を使って活動を組み合わせることで、ご家庭でも思い出して同じように遊びやすくなるというヒントをもらいました。

 

神奈川県立平塚盲学校~乳幼児教育相談<アイキッズルーム>bug

月~金:10時00分~12時00分、14時00分~16時00分

0463-31-1341

「乳幼児教育相談の申し込み」と電話でお伝えください

担当(下原・小川)が対応いたします。


<来校相談、訪問相談について>

0歳から5歳児までの見えない、見えにくさのあるお子さんとその保護者、関係者が対象です。
・来校相談では、月に1回程度、遊びを通して、見ること・身体を動かすこと・操作することなどに取り組みます。日常生活に関することや、歩行・視覚補助具の使用・文字や点字の基礎学習に向けての活動に取り組むこともあります。
・通園先や、保健センター等への訪問相談、電話でのご相談も随時受け付けています。
・相談に関する費用はかかりません。

 

<ご相談内容の例>

〇保護者の方から

お医者さんに「見えにくさがある」と言われたのですが、ちょっと話をきいてもらえますか。
見えにくいお子さんやその保護者の方に会える場が少なく、なかなか一緒に話ができないです。

お医者さんに、目のことについて言われています。そちらでは、どのようなことをするのですか?
保育園に入りたいと思っています。どうでしょうか。
幼稚園に通っています。どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。
この学校の幼稚部では、どのようなことをしていますか。

〇教育・療育の関係者から

見えにくさのあるお子さんの療育や教育、今後どのように関わっていったらよいかなどについて話を聞きたい。資料などもあったらほしい。
視覚障害についてHPを見るくらいしか情報がない。具体的に話が聞きたい。
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お問い合わせ

0463-31-1341(職員室)
乳幼児教育相談担当
<こどものまなざし1号>(PDF:217KB)          <こどものまなざし11号>(PDF:368KB)
0歳児、赤ちゃんから年長さんまでの相談           地域に出向いて支援する
<こどものまなざし2号>(PDF:415KB)          <こどものまなざし12号>(PDF:391KB)

子どもの興味を引く                     見えにくさ以外の課題を併せ有する子どもへの対応
<こどものまなざし3号>(PDF:443KB)                   <こどものまなざし13号>(PDF:381KB)
触る経験を増やして、世界を知りたい気持ちを高めていく    触る力を上手に育てる
<こどものまなざし4号>(PDF:443KB)              <こどものまなざし14号>(PDF:352KB)
土台となる体験を増やす                   音など視覚以外の感覚を手がかりに環境を把握する
<こどものまなざし5号>(PDF:391KB)          <こどものまなざし15号>(PDF:405KB)
遊びを広げる                        身の回りの世界をどんどん広げていく準備
<こどものまなざし6号>(PDF:368KB)                 <こどものまなざし16号>(PDF:411KB)
描く経験を増やす                      子どもと一緒に触れて体験する
<こどものまなざし7号>(PDF:375KB)
一緒にやってみようか!
<こどものまなざし8号>(PDF:418KB)
音声や手指で触ることなどを頼りに歩く
<こどものまなざし9号>(PDF:392KB)
文字・点字学習を始める準備
<こどものまなざし10号>(PDF:373KB)
子どもの自立を願い、笑顔を共有する

 

 

 

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