うろ覚えレファレンス
学校図書館では、覚え違い・うろ覚えの質問を受けることがよくあります。
どんな質問が来たのか、実際に知りたかったことは何だったのか、司書はどうやって正解にたどり着いたのか、いくつかの事例をご紹介します。
☆参考にしたページ 福井県立図書館「覚え違いタイトル集」
※「うろ覚えレファレンス」のバックナンバー

お母さんが面白いって。
でもタイトルを覚えていない。

女の子が2人出てくる。
新しい本?

いや、そんなに新しくはない。
『少女』
湊かなえ 早川書房 2009
本を借りたことのない生徒が小説の棚を眺めているので、声をかけた。
これかな?と出してみたら当たった。
これだけのヒントでよく当てたなと自分の勘をほめたい。
(2022年度)

地図のハンドブックどこですか?
どこを調べたいの?
それとも地図の本を見たいの?

うまく説明できない~、
『地図のハンドブック』です。
(絶対図書館にあるはずといった様子)
これ?
「地図とデータで見るハンドブック」シリーズ
原書房

そう!こういうやつ。
場所は分類別になっているから検索してみて見たい本を教えてね。
(検索機へ案内)
そんな書名の本あったっけと、ふと気がつき新着図書を見せた。
シリーズの中の1冊を嬉しそうに借りていきました。
(2022年度)

日本の陰影みたいなタイトルのやつ。
写真集みたいな…。
(ぱっと思い浮かばず…
ネットで検索)

わりと有名なひとが書いてたような…。
『陰翳礼讃』
谷崎純一郎 文、大川裕弘 写真
PIE International 2018
NHKで映像化されたものを見たそうです。
(2022年度)
どんな内容?