厚木商業高等学校 > 校長室より

更新日:2020年10月12日

ここから本文です。

校長室より

校長室より (令和2年度 宗方泰司校長)

第5回PTA理事会及び第1回推薦委員会を開催しました。

 10月3日(土)10時よりPTA理事会を開催しました。

 まず、新型コロナウイルス感染症対策として、11月3日までの期間について、現状を維持すること、状況に応じてそれ以降については段階的に通常登校へ戻す検討を行うことなどを説明しました。今回は、リモートで参加された役員もいらっしゃいます。会議の形態も、時代や状況にあわせて変化していくように感じました。

 今回の議題は、今月末に控えた「商楓展」について、PTAの展示内容などについて詳細の確認をしました。生徒のみの参加で行う行事ではありますが、PTAの取組を動画や写真などを利用して生徒に伝えたり、この日のために用意したかえでくんのパネルで記念写真の撮影ができるコーナーを設けたりすることができるような展示をする予定です。

 さらに、冬にインフルエンザの流行があることを考え、少しでも罹患を未然に防ぐために加湿器の設置をPTA会計から支援していただく了承をいただいたことを踏まえ、より安心で安全な生活を送ることができるよう努めていきます。

 「今まで経験したことがない状況の中で、学校とPTAが一体となって生徒の活動を応援するために頑張っています。

 生徒の皆さん、PTAの活動にも興味をもっていただき、商楓展の時には、展示会場にぜひ足を運んでください。」

 P11

 PTAの展示に向けて、公認キャラクター「かえでくん」のぬいぐるみをPTA役員の方々が作ってくれています。前回、ご紹介した試作品より見事にディテールアップされた作品が完成しました。校長室にも、1組寄贈していただきましたので、生徒の皆さんも時間があるときに校長室まで見に来てください。

  P12

 P13 

9月25日 知って得する?知識の泉(第27回)
「厚商は、勉強も部活動も頑張っている。~その2~」

 新型コロナ対策ガイドラインに則り、厚木商業も部活動を再開しています。前回に引き続き、活動の一部を紹介したいと思います。

 bukatu201 bukatu202

 厚木商業への進学を考えている中学生のみなさん!                                 

 入学後、4月より全員が「同じスタートライン」につきます。目的は様々だと思いますが、厚木商業は授業を大切にするとともに、部活動を通して「人間力」も高めていきます。

 

9月18日 知って得する?知識の泉(第26回)                         「厚商のコロナ対策用サーモグラフィーが進化した。」

 新型コロナウイルス感染症対策の目的で、厚商はサーモグラフィー・カメラを購入し、昇降口前ピロティーで行う健康観察を、より効率的に実施したり、中学生・保護者対象の学校説明会や諸行事において、来校者の体温チェックを合理的に行ったりすることができるようになったことについて、以前お伝えしました。今回は、この装置を更にパワーアップさせる装備を追加したという記事になります。

 9月14日(月)より、時差通学による登校時間を10分繰り上げ、9時10分登校としています。朝の健康観察をより合理的に行い、授業の時間や放課後の活動を確保することを目的に、サーモグラフィーのサポート機器として55インチの大型モニターを購入しました。生徒は自らモニターを見ながら体温のチェックができるようになったこともあり、健康観察に要する速度も上がり、時間を短縮することができています。

 健康チェックが、新しい装備によって「進化」はしましたが、最も大事なことは、感染防止を自分のこととして全員が真剣に考え、取り組むことです。今の状況が一日も早く沈静化する日を願いながらも、より安心・安全に生徒が過ごせるように考えていきたいと思います。 

samo233

 

9月15日 知って得する?知識の泉(第25回)                          「厚商の第1回学校説明会・体験入学は、動画で配信した。」

 新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、9月12日(土)の学校説明会につきましては、すべて動画配信に変更する運びといたしました。

setumei1    setumei2 setumei3  setumei4     中学生の皆さん!今回の説明で本校に関心を持たれた方は、ぜひ10月以降の学校説明会や体験入学にお越しください。本校の学びの実際を、ぜひご覧いただければと思います。

 

第4回PTA理事会及び第3回記念事業実行委員会を開催しました。

 9月5日(土)10時よりPTA理事会を開催しました。今となってはすっかり定着した感がありますが、新型コロナウイルス感染症対策のため、ソーシャルデイスタンスを考慮するなど感染症予防対策を講じたうえで実施しました。

 現在、学校の地域性や公共交通機関の状況等を考慮に入れて始業時刻を9時20分とし、「時差通学」と組み合わせて5分短縮の授業を実施しているところですが、9月14日(月)以降については、登校時間を10分繰り上げ、段階的に通常登校に移行できるようにするという考え方を共有しました。

 また、新型コロナウイルス感染症対策のため、10月に予定されている商楓展については、生徒だけで実施することを踏まえ、PTAとして生徒にできることを考えました。

 PTAとして展示会場を作り、昨年度の取組を生徒に向けて紹介したり、公認キャラクターのかえでくんと記念写真が撮れるような催しをしたりすることで合意を得、準備に入ることになります。

 さらに、冬にインフルエンザの流行があることを考え、少しでも未然に防ぐために加湿器の設置をPTA会計から支援していただくこともお願いしました。

 今まで経験したことがない、この状況の中で、学校とPTAが一体となって生徒を支援しようと頑張っています。

 P101

P2

 

第3回記念事業実行委員会を開催しました。

 理事会後には、学校徴収金運営協議会を開催し、8月26日に実施した中間会計報告を各私費担当者から行い、承認を得ました。

 また続けて第3回記念事業実行委員会も実施しました。3期生の石原同窓会長をお迎えして、令和6年度に厚木東高校と統合し、新たな学校として生まれ変わる前年に、記念事業を行うための準備に入ってまいります。

 

9月4日 知って得する?知識の泉(第24回)                            「厚商は、勉強も部活動も頑張っている。~その1~」

 猛暑が続く中ではありますが、新型コロナ対策ガイドラインに則り、厚木商業も部活動を再開しています。今回はその一部を紹介したいと思います。

 本年度は、新型コロナウイルス感染症防止のため、全公立展をはじめ、夏季休業中の学校説明会も実施していません。そのため、中学生のみなさんの中には、学校選びに困っている方も大勢いるはずです。

 この時期の中学生にとって、特に関心のあることの一つに部活動や委員会活動があげられると思います。運動部・文化部はもちろん、珠算・電卓部や簿記部のように商業高校ならではの部活動もあります。そこで、中学生や地域の方を意識して、生徒による活動を何回かに分けて紹介したいと思います。  bukatu901

bukatu110

 

  ソフトボール部は、8月に、厚木商業を会場にして代替試合を実施しました。大学のソフト部監督からも、「厚木商業の生徒は、技能が単に優れているだけではなくて、社会人としての礼儀・作法、人間力まで指導が行き届いているので、ありがたく思う。」と言われ、生徒がとても誇らしく思えました。また、商業高校ならではの部活動は、中学校での経験はほとんどないと思いますので、スタートラインはみな同じということがいえます。

 厚木商業への進学を考えている中学生のみなさん!

 入学後、4月より全員が「同じスタートライン」につきます。目的は様々だと思いますが、厚木商業は授業を大切にするとともに、部活動を通して「人間力」も高めていきます。

8月28日 知って得する?知識の泉(第23回) 「厚商には、コロナ対策用サーモグラフィーが設置されている。」

 8月24日より、2学期が始まりました。厚木市内の小学校でもクラスターが発生し、健康管理にはより一層の慎重さが求められています。そのような状況の中で、サーモグラフィー・カメラを購入しました。これは、新型コロナウイルス感染症対策のための国庫金補助を受け、厚木商業高校が購入したものです。

 これにより、今まで昇降口前ピロティーで行っている健康観察を、より合理的に実施したり、中学生・保護者対象の学校説明会や諸行事において、来校者の体温チェックを合理的に行ったりすることができるようになりました。

 このカメラは、正確には体表面温度を感知するもので、体温そのものを測定する機能はありません。ですから、健康観察として、検温は各自で今まで通りしていただくことになります。しかしながら、補助的な体温計測、または登校時までの体調変化を発見する効果を期待することができると考えています。

 他にも、この機械を導入または導入することを検討している学校もあります。より安心・安全な学校生活を送るため、また健康観察を合理的に実施することができるようにすることで、授業の時間を確保するなど学習保障にも資(し)する備品として活用していきます。

 PTA中間監査で来校された保護者の方々にも、ご覧になっていただき「健康チェックが迅速にできて、安心できる。」という評価をいただきました。

 ただし、機械である以上、性能には限界があります。日常の健康観察はしっかりと行い、体調管理に努めてください。またサーモグラフィーで測定するときは、教員の誘導に従い列になって歩くように協力をお願いします。校内で皆さんが共通で使用する箇所は、引き続き消毒作業も行います。一緒に協力しあい、この危機を乗り越えていきましょう。

 samo11

8月24日 知って得する?知識の泉(第22回)「厚商の生徒は、約7割が自転車通学である。」

 中学生にとって、学校選びで関心のあることの一つに学校の所在地と交通手段があげられると思います。本校に通う生徒たちも、おおよその想像はできていても、詳しいことは知らないかもしれません。

 そこで、今回は、主に交通手段をテーマに厚商の情報を提供しようと思います。   

 kou101

 ご覧のように、厚商の生徒は、自転車通学の生徒が多いことがわかります。むろん、天候によって、交通手段を変える生徒もいると思います。それに伴い通学時間が変わってくる場合もあります。

 

■路線バスの本数(小田急線本厚木駅発:神奈川中央交通バス 令和2年8月調べ)

 kou902

 ※本厚木駅は、バスセンター、南口、北口、東口を含みます。

 ※本厚木からのバスの発着は、表の通りです。特に、「王子」行きのバスに乗車し、「高校入口」   

  バス停で下車すると、徒歩2分程度で学校に到着します。

 ※往路の「8時台」は、通常登校で始業時間に間に合う本数です。

 kou3             

  現時点で、厚木市と隣の海老名市から登校している生徒数を合わせると、全校生徒の約7割となります。これらのことから、厚商の立地条件として、

 

   1 平地が多く自転車でも徒歩でも通学しやすい。

   2 路線バスも複数の系統を利用できることから通学しやすい。

       3 地域の学校として認知され、応援をいただいている。

       4 商業科の学校として、地域とのつながりを大切にしている。

 

 ということが言えると思います。このことは、地域の企業への就職に強みを発揮し、地域で活躍する生徒を輩出することにもつながっているのです。

8月17日 知って得する?知識の泉(第21回)「厚商は、農業(園芸作業)も生徒と一緒に行っている。」

  厚商の校内では、いくつか畑があり、園芸に興味がある生徒と教員が協力して作物を作っています。新型コロナウイルスで思うような活動ができない中で、じゃがいもやひょうたんなどを育ててきました。

 8月6日(木)には、かぼちゃの収穫をしました。テニスコートわきの斜面にある畑で、とても立派なカボチャを作ることができました。また、サツマイモを種イモから育て、苗を植えました。秋の収穫時期が待ち遠しく思えます。 nou1    

 さらに、4月にいただいた「胡蝶蘭(こちょうらん)」の植え替えも行いました。本来は、春に行う作業ですが、8月まで開花していましたので、この時期となりました。胡蝶蘭を長く楽しむためには、「植え替え」をすることが必要となります。「鉢」で胡蝶蘭をいただいた場合は、植え替えなどの手入れをすることで長く育てられるのです。

 専門書によると、植え替えの方法はいろいろとあるようですが、今回は nou1bc           次のような手順で行いました。
まず、乾燥した水苔(ミズゴケ)をたらいに入れて、水分をたっぷり含                   ませてふやかします。次に、胡蝶蘭の茎の一部と黒くなっている根っこな                          どを消毒したはさみで切り落とします。水で戻したたっぷりの水苔を巻き                        付けて素焼きの鉢の中に入れていきます。今回は、3号鉢と小さめの鉢を                          用意して、ぎゅうぎゅうになるくらい水苔を押し込みました。      

 nou21

 

 その後、100円ショップで購入したワイヤーバスケットに鉢を入れ、地面に置いた時の安定感をよくしました。そもそも胡蝶蘭は、着生植物で木の樹皮の割れ目に着生し成長する植物と教わりました。ですから、可能な限り、それに近い環境にしてあげることが大切と考え、樹木に吊り下げて育てることもできるようにワイヤーバスケットを購入しました。逆に言うと、胡蝶蘭は土で育つ植物ではありませんので、土に入れ替えたりしても、うまく育たないのです。

nou33

 校長室は、1階にあり、しかも植樹によってちょうどよい木陰になりますので、窓枠のところに鉢を図のように置いて育ててみようと思います。胡蝶蘭は、夏の暑さには耐えられても、冬の厳しい寒さを苦手としています。ここに気を付けて育てる必要があります。

 来年の春に、再びこれらの胡蝶蘭が咲くころ、今の新型コロナウイルスの感染が収束し、もとの生活に戻っていることを祈る気持ちで作業をしました。今回、植え替えをした胡蝶蘭は、ピンクと白の2色です。再び咲かせた花は、新しい鉢に植え替えて、職員玄関内に飾りたいと思います。こちらも、野菜同様楽しみにしていてください。

8月14日 知って得する?知識の泉(第20回)「夏休みでも、教員は日々学び続けている。」

 8月5日(水)、この日は、午前に先生方の健康診断を本校で行い、その後、14時から教員対象の校内研修会を行いました。

 教員は、授業を行うために日々教材研究を行っていますが、最新の情報を得て授業の改善や教育に関わる様々なスキルを磨いたり、他の学校の取組の情報を交換することで、自校の取組に生かしたりすることなどを目的に、学校の内外で研修を受けています。

 今回の研修のテーマは、生徒の人権教育に関するテーマで行いました。神奈川県の施策でもある共生社会を実現する上での課題や、近年、増え続ける傾向にあるSNSに関係して起こり得る課題などについて、意見や情報を交換しながら、学校の人権教育や生徒指導などに関する指導力を高めています。このように、教員も自分の専門科目だけではなく、教育に関わる様々な実践力を高めるために学び続けているのです。

 kensyu

 新型コロナウイルス感染症の影響で、学習の遅れを不安に思う人も少なからずいるかと思います。そこで、コロナ禍による学習内容の欠如(けつじょ)を補い、みなさんの不安を少しでも多く解消するために、厚商の先生方は頑張っています。

 もちろん、不安に感じることは、学習だけではありません。現在の社会の情勢、地域の状況から、学校行事、部活動などの特別活動についても、実施の可否、規模の縮小に関する検討をさらに進めていかなければならないと思います。「with コロナ」という言葉が最近用いられていますが、新型コロナと共生するということは、不安と共生するということでもあります。でも、不安があるからこそ、より良いものを作ろうとする気持ちがより強くなるという面もあるはずです。

 生徒と教員、保護者がひとつになって、知恵を出しながら、子どもたちの未来を創っていくためにできることを考えていきたいと思います。

8月7日 知って得する?知識の泉(第19回) 「厚商には、多様な学びを可能とする施設が多くある。」

 学校見学や説明会などで、厚木商業に初めて訪れたとき、普通科の高校ではなかなか見ることができない珍しい施設、あるいは規模の大きさに驚かれることと思います。

 例えば、「パソコン教室」は、普通科と比較し、2~4倍の施設数を誇ります。また、それ以外にも商業高校特有の施設を活用して、最新の知識や技能、社会人としての実践力を身に付けるための教室があります。今回は、「総合実践室」を紹介します。

   zissen20x

8月3日 知って得する?知識の泉(第18回)  「ドラクエとコラボした、スライム型かまぼこがある。」

 先日、「校長室より」7月3日の記事で、ランドセルの話題で、商業教育にも通じるお話をいたしましたが、今回もその延長線上にある内容です。

 みなさんも「かまぼこ」のメーカーとしてよくご存じの老舗(しにせ)かまぼこ製造「鈴廣(すずひろ)」(小田原)から、先日新商品が発売されました。写真を見れば、わかるように「スライム」を模したかまぼこです。現在、オンラインショップ等で発売されていますが、大人気商品ということで、すぐに品切れになってしまうようです。

 suzuhiro2

 私は、この商品を新聞報道で知りました。まさに、「売れている」かまぼこという商品に、人気ゲームのキャラクター性を加え、自然の着色料を使用する一方、保存料・化学調味料を未使用とすることによって子どもでも安心して食べられるという「付加価値」を加えた商品を開発することで、さらに商品を「売る」ことに成功した例だと思います。

  新しい生活様式により、ゲームのユーザーが増えることを想定しながら、異なる業種(スクウェア・エニックス)のコンテンツを自社の製品に取り込むアイデア、健康に留意していることをアピールポイントにするという着眼点、これは前にも触れましたが、横浜中央市場で乾物の仲買人であった父が、私に伝えたかった「顧客のニーズと時代の流れをとらえる」という商売人の極意と同じものと言ってもよいでしょう。

 第10回の「商売において、『売れる』と『売る』では意味が違う」を補う教材として、今回みなさんに紹介しました。それにしても、このかわいらしいかまぼこを私の父が見たらなんと言ったか、今となってはかなわぬことですが、聞いてみたい思いがします。

 

7月31日 夏季休業中の学校閉庁日の設定のお知らせ

 時下、保護者のみなさまにおかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。また、日頃より本校の教育活動をご支援いただき感謝申し上げます。

 さて、県教育委員会では「神奈川の教員の働き方改革に関する指針」における取組の一つとして、学校閉庁日の設定を目標としています。本校でも、本指針に基づき、次のとおり取り組みますのでお知らせ致します。

 なお、学校閉庁日の間は、学校業務を行うことができません。当ホームページ内、「事務室より」でもご案内しておりますが、各種証明書の発行等事務室への依頼につきましては、時間に余裕をもって申請をいただきますようお願いします。

 緊急時の連絡については、学校代表番号をご利用ください。みなさまには、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い致します。

 1. 設定日 令和2年8月13日(木)、14日(金)

 2. 緊急時の連絡 

    電話 046-223-6669(代表)

    ※8:30~17:30      

    学校施設管理員の巡回時間帯は、つながらない場合があります。

  

                         県立厚木商業高等学校 校長 宗方 泰司

 

7月27日 知って得する?知識の泉(第17回) 「厚商の中庭は、『林』である」

 学校の中庭は、ふつうはツツジや紫陽花(あじさい)などの低木や、芝生が植えてあったり、時には池があったりと、いわゆる「キャンパス」という雰囲気で、昼休みや放課後に生徒たちが集い語らう場という印象があります。

 私が、3月末に初めて厚木商業高等学校を訪れた際、まず驚いたのは、中庭でした。正門から生徒昇降口に向かって歩き出すとすぐに竹林が現れます。「中庭に竹林!?」という驚きから、職員玄関に向かうはずが、春の風が竹林を通り抜けるさらさらという音に誘われるように、中庭の奥に向かって歩きはじめていたことを覚えています。

 校舎と校舎の間にあるスペースは、それなりの広さがあるのですが、竹林等があることで横幅の広がりに加えて、天空に向かう高さも感じさせるものとなっています。単なる面積だけではなく、視覚によって縦と横の奥行きを感じさせる3次元の空間となっています。

 竹林を抜けると、よく校舎の周辺に植栽されているような木々となりますが、中には「ビワ」なども植えられており、5,6月には立派な実がつき、さながら農業高校にいるような錯覚に陥ります。中庭中央にある記念碑に、歴史が詳しく刻まれていました。

   niwa88

 中庭には、ベンチも設置されています。本年度は、新型コロナウイルスにより臨時休業が続きましたので、生徒が中庭で憩(いこ)う姿を見ることもあまりありませんでした。この「林」のような中庭は、他校とはひと味違う、四季折々の表情を見せてくれるように思います。冬になり、雪化粧をまとった姿もさぞ美しいことでしょう。

 

「ともに生きる社会かながわ憲章」について

 7月20日(月)から26日(日)は、「ともに生きる社会かながわ推進週間」です。

 みなさんの記憶にもあると思いますが、今から4年前の平成28年7月26日に、県立の障害者支援施設である「津久井やまゆり園」において、19名もの方々の尊い命が奪われる事件が発生しました。

 この大変痛ましい事件は、障害者への偏見や差別的思考から引き起こされたと伝えられ、社会に大きな衝撃を与えました。

 

 神奈川県では、このような事件が二度と繰り返されないよう、平成28年10月に神奈川県議会の議決を得て、「ともに生きる社会かながわ憲章」を定め、その理念の普及に取り組んでいます。

 生徒のみなさんには、すべての人のいのちを大切に、誰もがその人らしく暮らすことができる「ともに生きる社会かながわ」の実現に向けて、自分ができることを考え、取り組んでほしいと思います。

 この機会に、家族や友人などと、あらためて「いのちの大切さ」について話し、よりよい社会をつくるためにみなさん一人ひとりがどのように取り組んでいくべきか、考えてみてください。

 「ともに生きる社会かながわ憲章」の内容については、神奈川県教育委員会のホームページ(当コンテンツにリンクしてあります)(外部サイトへリンク)、または校内に掲示してあるポスターで確認してください。

 令和2年7月22日

                             厚木商業高等学校 校長 宗方泰司

 

7月22日 知って得する?知識の泉(第16回) 「厚商の図書室には『こだわり』が多くある。」

 期末テストが終了しました。どうでしたか?勉強した成果を発揮することができましたか?課題を期日内に提出することができましたか?1学期の評価は、1年間の1/3の地点です。自分ができたこと、できなかったことを振り返ることが大切です。今回で「得られた経験」を2学期に生かせるように取り組んでください。

 さて、厚商の図書室に、またまたお邪魔させていただきました。今まで私が勤務して来た学校は、図書室というとたいてい1,2階にありましたが、本校は4階にあります。しかも、県立高校でこれほど広く開放感のある図書室は経験がありません。窓から差し込む日の光も多く、明るい図書室という印象を持ちます。窓から見える景色も素晴らしく、気持ちが癒されます。放課後は、ソフトボール部などの活動風景も見ることができます。

 司書の井上先生は、いろいろなアイデアを使って、この図書室をさらにいっそう魅力的な場所にされています。今、厚商の生徒がどのようなことに関心をもっているのか、どのような情報を求めているのか、どんな作家や漫画に興味を覚えているのか等々を知ることができます。例えば、漫画では『るろうに剣心』(著者:和月信宏 集英社「週刊少年ジャンプ」1994~1999年連載)なども、コーナーが設置さていました。20年以上前の作品となりますが、劇場3部作に続き最終章となる映画も控えているようです。「予習」をして映画鑑賞しても楽しいかもしれません。

 さらに床のタイルの「謎のオレンジ模様」や「緑の壁」。このデザインも通常とは少し異なっているように思います。さらに新型コロナ対策として、受付の衝立やソーシャルディスタンスを意識した閲覧コーナー、図書委員会からのお勧め本、オリンピックや手話のコーナーなどが現在、設置されています。図書室を訪れると、みなさんにとって、新しい「発見」があるように思いますよ。

tosyo 

7月20日 知って得する?知識の泉(第15回) 「沖縄では『あの世のお金』がスーパーで売られている。」

 8月が近づいてまいりました。本年度は、新型コロナウイルスの影響で、夏季休業の期間も短くなります。

 さて、お盆のころになると、玄関先などに「なす」や「きゅうり」に棒が刺さった飾りが置かれているのを見たことがあると思います。これは「精霊馬(しょうりょううま)」と言い、先祖を迎えたり送ったりする乗り物(お供え物)と言われています。スーパーマーケットでも、専用のセットが販売されていることがあります。   

                anoyo1                    

 ところで、沖縄ではスーパーマーケットで「あの世のお金」が売られているのをご存じですか?沖縄では「ウチカビ」といい、清明(シーミー)祭(沖縄の祖先供養のまつり)やお盆にこれ(あの世のお金)を仏前で焼いてあの世に送金するという風習があります。薄茶色の紙に丸い型が打たれているために「打ち紙」(沖縄の方言=ウチナァグチで「ウチカビ」と発音)と名づけられたという説があります。

 現在、スーパーでは1組が200円ほどで売られています。1枚が「一万貫」とかなりの大金のようですが、あまりに実感がわいてこないように思えてしまいますね。

                                              anoyo2

7月17日 知って得する?知識の泉(第14回) 「熊本城には、熊本地震に石垣1本で耐えた『奇跡の櫓(やぐら)』がある。」

 私の母方の祖父は、熊本県益城(ましき)町出身です。職業は、警察官と聞いています。母が幼いころ、他界しましたので、私は祖父の姿を写真でしか見たことがありません。

 その熊本で、2016(平成28)年4月に熊本地震が発生し、大きな被害を受けました。半年後の10月に、私は、被災地の様子を見に行きました。現在は、熊本地震からおよそ4年が経過したところでありますが、当時、2度にわたる震度7の地震により、最も深刻な被害を受けた益城町と熊本城(熊本市中央区)の様子を見てきました。(写真:「飯田丸五階櫓(いいだまるごかいやぐら)」平成28年10月撮影)

 熊本城には、辛うじて残った石垣部分で支えられ、倒壊を免れている櫓(やぐら)(「奇跡の櫓」と言われているようです)があり、最も強烈なインパクトを受けました。(コーヒーのCMでご存じの方がいるかもしれません)
kuima501

 また、平成28年10月には阿蘇山中岳第1火口での爆発的噴火が発生しましたが、その影響で阿蘇神社も倒壊しました。その時の様子を写真に収めてきましたが、別の機会に紹介します。

 このたびの九州豪雨を含め、相次ぐ自然災害により各地で甚大(じんだい)な被害にあわれた方々のことを思い、心を痛めています。それでも現在、熊本城は写真で紹介した部分も修復が徐々(じょじょ)に進んでおります。

 通常登校の段階に入っても、新型コロナウイルス感染数は、首都圏を中心になかなか少なくならない状態です。私たちの生活も安心・安全からはまだ距離を感じる状態ではありますが、復興のシンボルとも言える熊本城の櫓や復興に向けて日々頑張っている方々から勇気をもらい、明日への希望をもって前に進んでいきたいと思います。

7月13日 知って得する?知識の泉(第13回) 「今、厚商で『クレーム対応マニュアル』がよく読まれている。」

 司書の井上先生から、現在、図書館からよく貸し出されている本を聞いてみたところ、クレーム対応マニュアルがよく読まれていることがわかりました。「対面・電話・メールまで クレーム対応『完全撃退』マニュアル」(ダイヤモンド社 著者:援川聡)という本で、クレーム対応の新刊です。

 kure商業教育の関連で、クレーム応対のビジネスマナーを勉強しているのかと思いましたが、もしかすると、アルバイトなどで必要に迫られている人がいるのかもしれないと、やや複雑な思いがしております。
ビジネス書を読むと、接客におけるクレーム応対としてまずはお客さまの話をよく聞き、相手の思いを理解することが肝要と書いてあります。つまり、根底にあるのは、「他者を理解し、受容しようとする心」ということになります。

 さて、話は少し変わりますが、先日、バスの乗車マナーについて、地域の方から電話で指摘を受けました。「バスの中でマスクもせず、大きな声で複数の人と話をしている」行為に対する注意でした。

 「新しい生活」に関する記述の中でもふれましたが、新型コロナウイルス感染防止の3つの基本として、身体的距離の確保、マスクの着用を伴う咳エチケット、手洗いがありました。そのうち、マスク着用の意義は、「症状がある人が感染をひろめない」、「症状がない人も新型コロナウイルスに罹患(りかん)している可能性があり、他の人に感染させない」ためということにあります。

 バスを利用する方の中には、高齢の方や重症化するリスクが高いことが報告されている基礎疾患がある方(参考:厚生労働省ホームページ)もいらっしゃいます。厚商のみなさん、まさにここはみなさんが学んでいる社会人としてのマナーを実践する場面ではないでしょうか。kure2

 

 

 

7月10日 知って得する?知識の泉(第12回) 「王子から、縄文時代の貴重な土器が発掘されている。」

 次の写真は「林王子遺跡出土 有孔鍔付土器(ゆうこうつばつきどき)」という市の有形文化財(平成21年2月13日指定)に指定されている土器です。

 厚木市文化財保護課の職員の方に連絡し、画像と解説を本校のホームページに引用する了承をいただきましたので、紹介したいと思います。(『 』部は、厚木市ホームページからの引用

  doki1 doki3

 『この土器は、王子の団地造成に伴い昭和48年(1973)に行われた林王子遺跡の発掘調査により出土しました。遺跡は縄文時代の住居跡が38軒発見されました。有孔鍔付土器は、縄文時代中期に関東・中部地方を中心にみられる土器で、平らな口縁の下に列状の孔と鍔状の盛り上がりがあることを特徴とし、出土数が非常に少ない土器です。何に使われていたかは不明ですが、酒の醸造に用いられたという説や口に革を張って太鼓としたのではないかという考え方があります。

 林王子遺跡の有孔鍔付土器は、高さ26.5cm、口径15.5cm、胴部径28.0cmで、平らな口縁の直下に径5mm程度の孔が等間隔に空けられ、その下には隆帯がめぐっています。正面中央部には女性とみられる人体表現があり、左右側面にはとぐろを巻く蛇を表現した装飾がみられます。縄文時代中期の土器には、こうした抽象的な文様がみられ当時の精神文化を示しているものと考えられています。
 この土器は造形的にも極めて優れており、縄文時代の精神文化を考える上でも貴重なものといえます。

 この土器のことは、地歴公民科の野地先生から教えていただきました。あつぎ郷土博物館(神奈川県厚木市下川入 電話:046-225-2515)で展示されていますので、興味がある方は直接ご覧になってみてください。なお、人気がある土器なので、全国の博物館へ出張展示されることもあるそうです。「本物」が展示されているか、確認の上見物するとよいと思います。「とても印象に残る土器なので、必見の価値あり」と野地先生はおっしゃっています。

 私たちが、生活している王子の地で、貴重な土器が発掘されたということに驚きを禁じえません。さらに驚くべきことに、本校周辺には、これ以外にも歴史的な建造物などがまだあることも野地先生から教えていただいております。時空を超えたロマンを思わず感じてしまいますね。

 厚商のみなさん、知的好奇心を持ち続けることは、情報を集める動機付けにもなります。このことはビジネスにおいて成功するために最も大切な要素と考えることができるのではないでしょうか。

 

7月6日 第3回PTA理事会及び第2回記念事業実行委員会を開催しました。

第3回PTA理事会を開催しました。

 7月4日(土)午前10時より、第3回PTA理事会を開催しました。

 新型コロナウイルス感染症対策のため、参加者を常置委員会委員長・副委員長の方々に限定して規模を縮小し、感染症予防対策を講じたうえで実施しました。

 現時点の学校の様子や今後の学校行事に対する県のガイドラインを参考に、厚商の考え方等に関する説明を行ったのち、PTA会費の免除に関する案件のほか、PTAサポートの会の設立、第1次補正予算、商楓展に向けた情報整理と今後の取組に係る段取りの確認に関する検討を行い、すべて承認をいただきました。

 県のガイドラインによると、文化祭は生徒・保護者、教職員のみで実施することとなりますが、調理を伴う模擬店の実施の可否などについて、厚木市の関係機関等と連携をとりながら、本年度版の実施要項を作成していきます。具体については、9月5日(土)の理事会で検討することになるかもしれません。会も3回目となり、建設的な意見が多数出されるなど、会の雰囲気も明るく活発になってきています。引き続き保護者の方々と力をあわせて、生徒の生活や学習環境をより一層充実したものにしていきたいと思います。

pta3

 

第2回記念事業実行委員会を開催しました。

 第3回PTA理事会のあと、石原同窓会長を招き記念事業実行委員会を開催しました。会の冒頭で、学校が新たに作成した「校舎・校庭のドローン映像」を視聴しました。校長をはじめ、メンバーの入れ替えも多数ありましたので、今までの経緯や今後のロードマップの確認をするとともに、9月5日(土)の第3回記念事業実行委員会まで決めることなどを確認して閉会となりました。

7月6日 知って得する?知識の泉(第11回) 「製薬会社と日本トイレ研究所が共同で作成したコロナ対策ポスターがある」

 

 小林製薬とNPO法人「日本トイレ研究所」が、次のポスターを作成しました。ウエブサイトから自由にダウンロードして活用できるようになっています。

 通常登校までの期間、厚木商業高校では、教職員がトイレも含め学校の清掃を行っています。通常登校に入ると、生徒による清掃活動も再開となります。しかしながら、トイレも含め、四六時中消毒作業をすることは困難であることも事実です。

 特に、トイレのように全員が使用する場所については、次のポスターを参考にして各自で意識を高めることで、感染リスクを低減させるよう取り組んでください。

 toilet

  (ポスターの転載について、小林製薬株式会社から許諾を受けています)

 

7月3日 知って得する?知識の泉(第10回) 「商売において、『売れる』」と『売る』」では意味が違う。」 

 私の父は、横浜中央市場で乾物(かんぶつ)の仲買人をしていました。また、私が小学校の低学年のころ、横浜市鶴見区生麦の商店街にある、アパートに住んでいたことがありましたが、父は市場から帰宅後に魚屋(小売店)の手伝いをしていた時もありました。ランドセルを背負って店の前を通り、父が働く姿を見ながら私は帰宅をしていました。

 父は6年前に他界しましたが、よく家で「今日は、○○(魚)がよく売れた。」という話をするとともに、自分が売りたいものを売るだけではなくて、商品をより多く売るために客の心(この場合、ニーズ)をとらえることが大切だというようなことをよく話していました。持続的かつ発展的な経営を可能にするためには、顧客のニーズや時代の流れをとらえる必要があることを感じていたのだと思います。実は、この考え方は、商業科の学びにも通じるものがあるように思います。

 話が変わるようですが、先日テレビを見ていると、ランドセルのCMが目にとまり違和感を覚えました。3月の年度末までに最も「売れる」はずのランドセルのCMを、なぜこの時期に流すのか?新型コロナの影響なのか?この疑問について、いろいろと考えていく中で、メーカー側の意図が見えてくる思いがしました。

 聞いたことがある方もいるかもしれませんが、そもそもランドセルは夏によく売れるそうです。実はこれ、「売れる」というより、「売る」と言った方が適切かもしれません。調べてみると、ランドセルの値段はメーカーや機能により様々ですが、3~5万円ほどするものが多くありとても高価です。よって、祖父母から孫へのプレゼントという形で購入されるケースが多いという統計データがあるようです。(参考:総務省「平成28年家計調査結果」)

 夏休みの帰省時期に、祖父母からのプレゼントとしてニーズがあるのではないかと考えたメーカーが、この時期からCMを流せば、多くの商品を「売る」ことにつながると経営戦略を立てた、これが仮説として成り立ちます。特に、今年に関して言えば、県外に出かけることも自粛していましたので、効果がさらに高まるようにも感じます。

 最近は、ランドセルの色やデザインの多様化も進み、どのようなものを買うか迷ってしまいそうですが、その分、大量生産が難しくもなるかもしれません。少子化が進んでいる世の中の状況を考えると、メーカーは常に変化への対応が求められていくように感じます。
              landoseluo

 

 

 

 

 

6月29日 知って得する?知識の泉(第9回) 「織姫と彦星が光速で移動しても、会うまでに7年以上かかる。」

 七夕が近づいてきました。伝説で年に一度、七夕の日に会うと言われている彦星と織姫のことはみなさんご存じだと思います。でも実際は、わし座の彦星(アルタイル)と、こと座の織姫星(ベガ)の距離は、15光年も離れています。これでは、伝説にあるように一晩のうちに「二人」が会うことはとても困難であることがわかります。プラネタリウムなどで星座を学んだ人は、聞いたことがあるかもしれません。ロマンのない話だと憤慨(ふんがい)される方もいるかもしれません。

 ところで、この星座間の距離は、どのようにすれば測定できるのでしょうか。これは、みなさんが数学で学ぶ「三角比、三角関数」で導き出すことができます。古代エジプトでは、ピラミッドの建設に必要な計測を、直角三角形を利用して測量していたと聞いたことがあります。星までの距離も、地球の公転半径を利用して巨大な直角三角形を描くことで測量していたようです。

 数学科の教員に尋ねると、もっと詳しく教えてもらえると思いますが、自分でいろいろと調べても面白そうですよね。数学は、物事を論理的に整理したり、学んだことを生活の中で活用できたりするところに私は面白さを感じます。

 時差短縮授業の期間になり、授業数も次第に増えてきます。授業を通して、教室での学びの面白さを思い出し、実感してもらえると嬉tanaba2bしく思います。                             

   tanab1    

                           厚商の中庭

 

6月26日 知って得する?知識の泉(第8回) 「厚木駅は、厚木市ではなく隣の海老名市にある。」

 私は、毎日相鉄線海老名駅から厚木駅を通過し、本厚木駅でバスに乗り換えて                  tr           厚木商業高校まで来ています。厚木駅に対して、本厚木駅は、「本来の?」「本当の?」厚木という意味合いを、どことなく感じさせます。そこで、調べてみると面白い発見がありました。地図で確認すると、相模川をはさんで小田急線厚木駅と本厚木駅は、線対称の位置にあるように見えますが、厚木駅は、「厚木」という地名とは異なり、海老名市にあることがわかります。ちなみに、本厚木駅は、しっかりと厚木市にあります。

 駅を設置する段階で、何かしら経緯(けいい)があったことは想像できますが、詳しいことを私は知りません。もしかすると鉄道マニアなどには、常識なのかもしれませんが、横浜市民の私にとって、この事実は実に興味深いことです。生徒のみなさんで、理由をご存じの方がいましたらぜひ教えていただきたいと思います。

 さて、厚木商業高校は、正真正銘(しょうしんしょうめい)、厚木市内にある学校です。前回の信号機の回でも触れましたように、本厚木駅前の交通量も、バスを待つ人の列も日増しに多くなっています。

 分散、または時差通学の時は余裕があっても、交通量が増え、利用者も増えるといつもと同じような時間に家を出ても間に合わなくなることがあります。                                

 交通面の安心・安全を確保するという観点からも、tr時間には      ゆとりをもって登校できるように心がけてください。

 

6月22日 知って得する?知識の泉(第7回) 「信号機の色の配列は、法律で決まっている」

sinngou 「信号機の色について、横型の場合、一番右側の色は何ですか?」と聞かれて困ってしまう人がいるかもしれません。普段何気なく見ている信号機、実はきまりがあるのです。日本の信号機の色配列は、道路交通法施行令3条で左から「青⇒黄⇒赤」の順となるよう定められています。縦型の場合は、上から「赤⇒黄⇒青」の順です。また歩行者用信号は「上が赤、下が青」です。意識してみていなかった人がいましたら、登下校の際に安全に留意して確認してみてください。

 これには理由があります。歩行者や運転者にとって最も重要となるサインは「とまれ」を表す「赤」です。このサインを見逃すと事故につながる恐れがあるからです。より広い範囲、遠い位置から確認できるよう道路の中央部や高い位置などに配置し、視認性を高めているのです。

 たとえば、街路樹の枝葉が伸びて、あるいは強い風の影響を受けて信号機に枝葉がかかってしまう場合があるかもしれません。このような場合、たとえ左端の「青色」が見えにくい状態になっても、右端にある「赤色」はしっかり確認できる、そういう狙いがあるからなのです。

 では、外国ではどうなのでしょう?日本のように車輛が左側通行の国では横型の信号機は右端が赤になりますが、アメリカなど車輛が右側通行の国では、どうなっているか、知りたくなりませんか?

 さて、現時点では、6月29日(月)より時差短縮通学に変わる予定ですが、状況に応じて、「通常登校」への移行を前倒しする可能性があります。学校からの連絡事項をしっかりと確認するようにして2ください。公共交通機関の状態を見ても、日ごとに通常の生活に戻ってきている感じがします。自然と交通量も増えてきます。厚木商業高校に通う生徒の多くが、自転車を利用しています。安全には十分に気をつけてください。

6月19日 知って得する?知識の泉(第6回) 「妖怪ウオッチでキャラクターが使う『もんげー』は岡山弁である」

 前回、公益財団法人操風会 岡山旭東病院(岡山県岡山市中区倉田567-1)で、実際に販売されている「こそ丸(がん)」を紹介しましたところ、岡山旭東病院総院長土井 章弘 様より本をご寄贈いただきました。(画像許諾済)hitorigoto2

 

hitorigoto 『院長のひとりごと』というタイトルの本は、平成26年4月から平成31年にかけて書かれた3巻のエッセー集で、あとがきによると毎週月曜日に土井総院長のエッセーが1話ずつ院内で発表されているようです。

 

 内容は、「こそ丸」にかかわる話をはじめ、「新卒採用」「医療サービスに思う」「崖っぷちに立つ勇気を持て」「中小企業と病院の関わり」「病院における経営理念について」「会社(企業・病院)の使命」など、ビジネス書として学ぶべきことが多く書かれています。また、商業高校に通う高校生の皆さんにとって、さらに知見をひろめることができる話題が多くあるように思いますし、課題研究のテーマ探しにも役立つことと思います。

  実は、この「校長室より」は、厚商のみなさんにとって課題研究のテーマ探しに役立てることができればという思いで始めた取組でもあります。図書室に配架(はいか)しますので、ぜひ読んでみてください。

  「こそ丸」の記事と写真の掲載許可をいただくために、病院に連絡したところ、大変快く使用許可をいただきました。そのことに加え、総院長から本までお送りいただき「もんげー」驚きました。ついでに、「こそ丸」が月に200個も売れていると知り、さらに驚きました。

  「こそ丸」は、教材として活用できると考え、いくつか購入しました。また、「謙虚でありたい」と常に考えている私の常備薬として、校長室にも置いてありますので、興味がある人は声掛けをしてください。

  ところで、『妖怪ウオッチ』(レベルファイブのクロスメディアプロジェクト作品。アニメ作品は2014年1月〜2018年3月テレビ東京で放映)をご覧になっていた人は、登場する狛犬妖怪「コマさん」「コマじろう」が『もんげー』と口にしている場面をよく覚えていることと思います。「もんげー」は、岡山弁で「ものすごい」を表すことばと言われています。番組の影響で、一気にこの方言が全国的に広まったように感じますが、商業科穂田先生の前任校の同僚の方(岡山県出身の教諭)に聞いてみていただいたところ、現在ではあまり使われていないようです。

  さて、現在、新型コロナウイルスの影響で、私たちの新しい生活も決して楽なものではありませんが、はじまりがあれば、かならず終わりもあるはず。私たちも一生懸命皆さんを支えていきますので、「希望をもって、高校生活が『もんげー』充実するように取り組んでいくずら!」。

 

6月15日 知って得する?知識の泉(第5回) 「人によって見えたり見えなかったりする秘薬がある」

kosomaru

 岡山旭東病院(岡山県岡山市中区倉田567-1)で、実際に販売されている「こそ丸(がん)」という薬があります。これは、私がときどき服用している薬です。数年前に、ある芸能人から紹介され、その存在を知りました。もちろん、違法薬物などではありませんが、この薬、とてもユニークなのです。

  横からの画像だとわかりにくいかもしれませんが、上から見るとどうでしょうか、説明書きにもあるように、「錠剤が見える人と見えない人」がいるはずです。

  「不平不満がこうじて、…気分がすぐれず、体調の不良なとき。ストレスで心が傷ついているとき」飲むと症状が緩和されるということで、即効性があるのが特徴だそうです。

  「愛情、謙虚、感謝、元気」を主成分とするこの錠剤、水と一緒に2,3錠飲むと、保護者や友人、学校の教職員など周囲の人たちがいるから「こそ」、今の自分があるのだという謙虚な気持ち、周囲に対する感謝の気持ちが強くなる効能が期待できるようです。

  新型コロナウイルスの影響で、なかなか思うようにいかない日が続いている人がいるかもしれません。でも以前、『心晴日和』(本)の紹介欄でも書いたように、気持ちの持ち方ひとつで、つらさを乗り越えたり、感じ方を変えたりすることもできるはずです。もし興味がある人がいれば校長室まで問い合わせてください。  (※記事にするに際し、岡山旭東病院に許諾を得ています。)

6月12日 知って得する?知識の泉(第4回) 「喝(かつ)を入れる」って正しい?  

 みなさん、前回のメッセージ(記事?)を読んでいただけましたか?

 今回の「知識の泉」は、前回に続き漢字の話をしてみたいと思います。

 「喝(かつ)を入れる」

 これは、よく見かける「誤用」の例です。気絶した人の息を吹きかえらせる「活」は柔道などで使われる術です。「『喝!』と叫んで、活を入れる」ことはあっても「喝を入れる」という漢字の用い方は正しくありません。

  ちなみに「喝」は禅語で、修行者を叱るときなどに発する大きな声のことを表します。「喝」という漢字を調べると「しかる・おどす」「大声をあげる」という意味が書かれています。

  例えば、「小春日和」ということばがあります。「初冬の温かい日」を表すことばですが、「春の陽気な気候」として誤って使用されることがあります。また、これとは少し違いますが、いわゆる「慣用句」で間違って使用される言葉の例として次のようなものもあります。

kou0612  

 いかがでしたか?辞典やインターネットを利用して調べてみると、いろいろkou0612-2な発見があるかもしれませんね。

 

 

 

(参考文献:学燈社「受験の国語」)

6月11日 知って得する?知識の泉(第3回) 「年齢」を示す接尾語、みなさんは「歳」と書くか、「才」と書くか・・・?  

 私自身の教科は国語なので、今回は「漢字」をテーマに話をしてみようかと思います。

 先日、帰宅途中に、小学生と思われる子どもたちとすれ違いました。その時、ひとりが「人の『とし』を表す字で、難しい漢字があるんだよ。僕は、それを書けるけど、知ってる?」という声が聞こえてきました。

 最近の漢和辞典・国語辞典を見ても、多くは「才」「俗に年齢の『歳』の略字に用いる」というように書いてあります。「才」「歳」の代用字として辞典に載っているのは、社会での普及度がかなり高いということと関係があるようです。

 小学校の教科書では、「歳」の代わりに「才」を用いているようkoucyousituyori020611です。画数も少なく、簡単な「才」で間に合わせているわけですが、中学や高校の教科書では「歳」を用いています。道ですれ違った子どもは、「歳」という漢字をどこかで学んでいたのですね。

 さて、高校生である皆さんの場合、「歳」と「才」のように、二つの表記が公に行われているものが課題や試験で出されたら、どちらを書いたらよいのでしょうか?「才」は、「俗に年齢の『歳』の略字に用いる文字であるということ、または答案作成のポイントを「いかにして失点を少なくするか」にあると見立てて考えると、出題者の意図を見抜いて「歳」と書くべきなのでしょう。

 一方、常用漢字体の「才」は「ノ」が縦画に交わりますが、字体部分(「koucyousituyori020611-2材・財・閉」)になると交わりません。普段はあまり意識していない部分ではないかと思います。この話を読んで漢字に少しでも興味を覚えた人は、時間があるときに調べてみると、新しい発見につながることがあるかもしれません。

 

(参考文献:学燈社「受験の国語」) 

6月10日 知って得する?知識の泉(第2回) 新型コロナウイルスには3つの顔がある?

 さて、今回は「新型コロナウイルス」の話です。

 日本赤十字社は、3月に「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」をホームページで公開しました。小・中学生向けの教材で、子どもが心や体の健康を保つために考えてもらうことを目的に作られています。

 教材では、新型コロナウイルスには「負のスパイラル(連鎖)」を生む3つの感染症の「顔」があると紹介され、それぞれわかりやすく解説しています。3つの顔とは「病気」そのものに加え、「不安や怖れ」「嫌悪・偏見・差別」とされています。

(全20ページ。紙面の都合で、一部のみ紹介しますが、日本赤十字社HP《http://www.jrc.or.jp/(外部サイトへリンク)》からPDFファイルでダウンロードできます。)

 

 

3covid

      (2020年3月26日 日本赤十字社ホームページより掲載 画像使用許諾済)

 今、全国で新型コロナウイルス感染に対する偏見やいじめが起きていると報道されています。上の図のような仕組みにより、感染に対する不安や恐怖感などから、他の人に対する「差別」を生み出し、「偏見」や「いじめ」につながっているのかもしれません。

 前にも述べましたが、本年度より、厚木商業高校では国際理解教育を通して「他者に対する受容、理解の心を深める」教育をすべての科目で実践していく考えを示しました。

 もちろん、意図的に感染を広げる行為を容認することはできませんが、意図的ではなく感染してしまった人は、悪ではありません。このウイルスとの戦いは、長期化するかもしれません。常に前向きに考え続け、今まで誰も経験をしたことがないこの困難な状況を乗り越えていきましょう。

 いかがでしたか?それではまた次回をお楽しみに。 

6月9日 知って得する?知識の泉(第1回) 「虹」って「7色」と思い込んでいませんか?

  さて、今回は「虹」の話です。koucyousituyorinizi

 「虹は何色か?」と聞かれたら、迷わず「7色!」と答える人が圧倒的に多いと思います。中には「赤・橙、黄、緑、青、藍、紫」と説明できる人もいることでしょう。でも、これは万国共通のことなのか、考えたことがありますか?

  「虹の色」というワードでインターネット検索すると、国ごとに色の数が異なっていたり、色数が「7色」と明確ではなかったりする記述が見つかります。詳しい出典や研究成果は不明なので、公に認められていることはわかりません。

  実際、虹はグラデーションで、色を個別に捉えることは難しいですよね。そのため、時代や地域によって、色名が異なるようです。何をもって定説とするか、一概には言えませんが、万国共通でないことだけは伺えます。

  たとえば、日本で『レインボーマン』(昭和47年10月6日~昭和48年9月28日 毎週金曜日PM7時30分~8時00分 NET系放映 製作:東宝 NET)という子ども番組がありました。ここでは、一人の超能力を持つ主人公が、状況に応じて「7変化」をします。また、これとは別に、例えば「レインボー魔球」なるものが漫画で描かれることがあれば、「7種類」の変化球を投げるピッチャーを私たちは想像するはずです。

  でも、上のハートの絵のように、6色で虹が描かれる国や地域で、上記の番組をそのまま放送したり紹介したりすれば、「なぜレインボーなのに6人ではなくて7人、7パターンなんだ?」ということになると思いませんか?

  これは、国ごとの文化の違いにも通じるものがあると思います。本校は、国際交流を行うイベントを毎年実施していますが、異なる文化を理解する難しさはこのようなところにもあるのです。

  そこで、本年度より、厚木商業高校では国際教育を国際理解教育と位置づけ、「他者を受容する考え方を育むことで、異文化理解を深める、または他者に対する理解の心を深める」教育をすべての科目で実践していこうと考えています。

  いかがでしたか?それではまた次回をお楽しみに。

6月8日 臨時PTA理事会を開催しました

 緊急事態宣言の解除を受け、来週より分散登校が開始されるに伴い、緊急事案を審議していただくため、6月6日(土)午前10時より、臨時PTA理事会を開催しました。

 新型コロナウイルス感染症対策のため、参加者をPTA本部役員の方々に限定して、感染症予防対策を講じたうえで実施しました。

 昨年度からの懸案で、生徒の貴重品を管理する際に、生徒が利用する個人ロッカーにかける「カギ」をPTA会計で購入することに関する検討を行い、承認をいただきました。 

 貴重品の管理方法を変更するにあたり、移動教室等の際の管理をより合理的に行えるようにすることで、生徒の安心・安全を確保することを目的としています。

 また、現時点の学校の様子や今後の学校行事に対する考え方、夏季休業までのスケジュール等に関する説明を行いました。

 新型コロナウイルス感染症対策のため、当面の間、PTA活動の自粛や延期の対応を考えざるをえませんが、引き続き保護者の方々と力をあわせて、生徒の生活や学習環境をより一層充実したものにしていきたいと思います。

ptarinnzirizikai020606

5月27日 ポジティブに生きるためのヒント

  今回は、「ポジティブに生きるためのヒント」というテーマで、一冊の本を紹介したいと思います。

kou

「小さな心がけひとつで幸、不幸はコントロールできる!」

 心が傷ついた「那須美樹」という14歳の少女が、病院で出会ったある老人から、「自分の代わりに春を感じる写真を撮ってきてほしい」と頼まれたことから、気持ちの持ち方で見落としてしまう大切なものがあることに気づき、生き方が変わっていく、…というストーリーです。

 『人間は、自分が探しているものしか見つけることができないんじゃよ』

  一日の生活の中で、「小さな幸せ」を感じることがいくつかあるはずです。でも、私たちはつらく苦しいことがあると、ついついネガティブな方ばかりに意識が向かってしまいどんどんつらくなってしまったりすることがあります。

  でも、振り返ってみると、実は起きている出来事が、幸・不幸を決めているのではなくて、その時の気持ちの持ち方、在り方で、その出来事は幸せなことになる場合もあれば、不幸せなことになる場合もあるのではないでしょうか。

  人は、自分が見たいと思うものを見て、それを意識化している。主人公の中学生は、老人に頼まれた「日常にある春」を意識して探すことで、本当はいつも身の回りあった「春」つまり「幸せ」を見落とし、つらいことばかりを探して傷ついていたことに気づいていきます。

 とても読みやすく、高校生にとって、「わかる!」と思わず叫んでしまいそうなことばがたくさん散りばめられています。特に、「ステイホーム」の期間に、つらさを感じたり、いろいろな不安や悩みを抱えていると感じたりした人は、ぜひ手に取って読んでみてください。あっという間に、物語の世界に心を引き込まれて、読み終えたあと自分の心のありようが少し変わっていることに気づくはずです。

5月26日 新型コロナウイルス感染に関する緊急事態宣言が解除されました。まもなく、学校での活動が再開されはじめます

 みなさん、元気に過ごしていますか?

 個別の相談期間を利用して、みなさんの健康チェックをするとともに、新しい課題を渡しました。みなさんの元気な様子をみて、とても安堵(あんど)しています。「ステイホーム」の期間、いろいろな苦労があったことと思います。

 学校再開を目指して、まずは6月1日から、各学年1回ずつ登校日を設けます。今後のスケジュールなどをみなさんにお話ししますので、しっかりと聞いてください。何か相談などがあれば一人でかかえることをせずに、教員に声掛けをしてください。

 また、以前の「校長メッセージ」でも伝えた通り、渡された課題につきましては、各教科・科目の評価材料としますので、計画的に取り組み、必ず提出してください。わからないこと、相談があれば学年の教員に連絡するようにしてください。

 通知でお知らせしましたように、6月1日以降は、「準備期間」、「分散登校」、「時差通学・短縮授業」と段階的に学校における教育活動を再開します。教育活動の再開に当たっては、感染拡大防止のための措置を講じていきますが、みなさん一人ひとりの対策も大変重要となります。感染拡大を予防するうえで次のことを意識しながら日常生活の中で取り入れるようにしましょう。

 atarasiiseikatuyousikirei

(厚生労働省HPより)

 さて、これから「校長室より」のページを新しく設けて、定期的に皆さんにいろいろな話をしてみたいと思います。10日おきに更新をしていきたいと思いますので、時々立ち寄ってご覧になってください。

5月8日 新型コロナに負けない

 厚商のみなさん、元気にしていますか。規則正しい生活を送っていますか。私自身も4月に着任し、全校のみなさんと新年度の新しい出発をしたいと思っていますが、もうしばらく辛抱しなくてはならない日々が続きます。

 学校からの通知にも書きましたが、生徒の皆さんの安全・安心を守るということを第一に考え、5月6日までの期間を臨時休業としていました。そして、このたび国の緊急事態宣言延長を受けた県の方針により、5月31日まで臨時休業期間を継続することとなりました。

 本校では、4月6日に登校日を設け、4月7日に入学式を挙行したものの、授業や部活動、学校行事などの日常の教育活動をいまだ実施できないまま1か月以上が過ぎました。ここで、臨時休業がさらに延期され、長期間の外出自粛にみなさんも次第に疲れ、心がしぼみそうな思いをしている人がいるのではないかと心配しています。

 学校では、教育活動が再開されたとき、教職員全員でみなさんをあたたかく迎え入れ、円滑に学校生活を送ることができるように年間の授業計画や学校行事などを見直す作業を進めています。臨時休業の継続に伴って、来週には過去の課題を回収するとともに、新たな課題を配付します。取り組んでいただいている課題をもとに、教科の評価をすることとなりますので、計画的に学習ができるようにしましょう。

 学習などに関する質問や、現在の生活での困り感があれば、個別の教育相談で登校したときに声をかけてください。また、これまで生徒の皆さんには家庭で課題や進路実現に向けて自主的な活動をしていただいているところですが、臨時休業が長期化する中でICT機器の有効活用など様々な方法を駆使して教育活動を進めていく必要性が出てきております。このような情報を含め、みなさんにお伝えしたいことは、ホームページを基本に発信していきたいと思いますので、定期的に確認することができるように努めてください。

  今、みなさんができること ~STAY HOME ステイホーム~

 「人込みの多い場所に行かない」 「可能なら家にいる」 「こまめに せっけんで手洗い」

 行動制限を日常に組み込む「新しい生活様式」が政府より提起されましたが、このような時だからこそできることを考えてやってみるのも良いと思います。例えば、今までの自分を振り返ってみてください。自分自身について理解を深めることとなり、進路学習に役立てることができるかもしれません。新聞を読んだり、ニュースを見たりしてはいかがでしょうか。世界の情勢や日本で起きていることに敏感になることで、知識を増やし考える力を向上させることができるかもしれません。臨時休業の時期を、普段することができないひとつのチャンスと捉え、「今、できること」を自分で考え、実践することで自己の成長につなげることができるはずです。

 もちろん、最も大切なことはみなさん自身や大切な家族の命を守ることです。日常の生活では、人が多く集まる場所などへの外出は避け、自宅で過ごすようにしてください。また、必要があって外出する場合は、マスクを着用し、帰宅したときはうがい、手洗いを必ず行うようにするなど、感染予防に努めてください。

 学校の教育活動が再開されるときは、生徒の皆さんの安心安全を確保しながら、分散登校、時差通学、短縮授業などを段階的に行いながら通常の日課に戻していくことになると考えています。一日も早く日常を取り戻し、再び活気あふれる学校生活を送ることができる日が来ることを私たちは強く願っています。臨時休業中に、何か相談があれば遠慮することなく電話などで連絡をしてください。私たち教職員一同は、皆さんの心に寄り添い、しっかりと支えていきます。希望をもって過ごしてください。

4月1日 着任あいさつ

  4月に着任いたしました第16代校長の宗方泰司(むねかた たいじ)です。 

 新型コロナウイルスの感染が国の内外を問わず拡大し、国や地方自治体を始め、各学校が対応に追われる中、4月7日に49回目の入学式を新入生のみの参加で挙行しました。 

 昨今の情勢に象徴されるように、これからの社会は、先の見通しを立てにくい社会と言われています。新しい産業や職業が次々と生まれてくる一方で、多くの職業は自動化され、機械やコンピュータが行う時代に変わっていくと予測されています。急速な科学技術のイノベーションとグローバル化は、社会の変化を速めて、私たちに絶えず新たな知識を習得することを求めています、今までにないものが次々と生み出されているからです。

 高等学校では、2年後に改訂された学習指導要領が本格実施となります。また、令和6年度に、本校は厚木東高等学校との再編・統合が行われる等、大きな変化を迎えます。これら変化の激しい社会を生き抜くために必要な力を身に付けることができるよう、教職員一同教育活動の充実をめざし取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 ■厚木商業高校について

 本校は昭和47年(1972年)に開校し、1年後には創立50年の節目を迎えます。全日制課程総合ビジネス科高校として、地域に根ざした学校をめざし、地域交流・部活動交流に積極的に取り組むとともに、国際的な視野を広め、社会の進展に対応できる力を育みます。そのために、自ら課題を発見し解決する力や主体的に学ぶ意欲等を高めることを目的とし、日々授業改善に取り組んでいます。

 学級数は、1学年6クラス、2、3学年7クラスの20クラス規模であり、760名の生徒が在籍しています。商業科の高等学校として、これまでの卒業生や教職員が積み上げてきた伝統や校風を基に、生徒一人ひとりの進路実現をサポートし、さらに進化発展させられるよう、地域や保護者の皆様と連携を深めながら、教職員一丸となって取り組んでまいります。

 ■本校での学びを未来につなげる

 商業高校として実績をもつ本校では、昨年度は全体の3割の生徒が就職しました。また、6割以上の生徒が進学をしていますが、いずれは企業等に就職し、社会人としてそれぞれの道を歩むことになります。予測困難といわれる社会を生き抜くために必要な力を、実践的・体験的な学習を通して身に付けられるよう支援をしていきます。

 ■新しい展開へ~令和6年度の再編・統合に向けて~

 本校は、県立高校改革により、本校は令和6年度に厚木東高校と再編・統合して、普通科と総合ビジネス科を併置した新しい学校に生まれ変わります。厚商の伝統と精神を次世代に引き継いでいきたいと考えています。

 高校は生涯教育の観点から考えると学びの場のひとつにしかすぎません。大切なことは、自分が身を置いた場、環境で何をしようとし、何ができたかということだと思います。臆することなく、自分のありとあらゆる可能性を信じて様々なことにチャレンジすることで、予測困難といわれる社会を生き抜く力を身に付けてください。

 専門学科は、中学校までで体験しなかった新たな学びがあります。商業科での学びは、ビジネスで必要となる実践的な力を身につけ、将来の活躍の場を広げることができます。これまで体験していなかった「新たな学び」によってより良い未来につながる力をともに育んでいきましょう。

 神奈川県立厚木商業高等学校 第16代校長 宗方 泰司(令和2年4月1日着任)