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更新日:2019年3月28日

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平成28・29年度国立教育政策研究所教育課程 研究指定校事業(共通教科情報)

平成28年度 国立教育政策研究所 教育課程研究センター関係指定事業研究協議会

日時 平成29年2月10日(金曜日) 10時00分~12時40分
場所 ビジョンセンター東京 401会議室
出席者 国立教育政策研究所 鹿野利春調査官
各都道府県指導主事・教員 出席者約50名
発表者 本校情報科教諭 鎌田 高徳 先生

 本校情報科の鎌田教諭による発表の様子

本校情報科の鎌田教諭による発表の様子

問題解決の授業において題材の工夫がすべてであることを説明

問題解決の授業において題材の工夫がすべてであることを説明

 平成28年度より、本校は国立教育政策研究所より2年間に渡り国立教育政策研究所教育課程研究指定事業(共通教科情報)の研究指定を受けました。 今年度は共通教科情報の「社会と情報」の教科において、この1年間研究活動を行ってきました。 詳しい内容は、こちらの1年間の取り組みについての報告書(PDF:274KB)をご覧ください。

 

<研究協議会に参加した副校長の所感>

 本協議会では、全国から教育委員会、教育センター、高等学校教諭が参加し、 共通教科情報における指導・評価方法の取組みと今後の流れについて情報交換がなされた。 各校で、また各県で少人数で指導がなされている情報科はこうした全国的な発表の場を通じた横のつながり、 ネットワークがとても重要で、各県の指導者が情報を求めている様子がよくうかがえた。 ところで、授業方法としてのジグソー法は埼玉県が県をあげて実践を進めており、本県でも基本研修等で取り上げられている。 「教師が教える」から「生徒が学ぶ」に変わる時代の中で、各教科で取り組む価値のある授業方法であるが、 題材選びが重要で、これが十分に検討されていないと効果がない。 またルーブリックによる評価は、今回の研究協議でも発表者2名が指摘しているように、最終評価の場面より、 中間段階で生徒に学ぶ方向性を示す形で実施すると効果があるという。 今年度は組織的な授業研究会が進まなかったが、今後、来年度にかけてこれらの協議内容を情報以外の教科にも発信して、授業改善に結び付けていきたい。

平成29年度国立教育政策研究所 教育課程研究指定校事業 公開研究授業・研究協議

日時 平成29年6月23日(金曜日) 13時25分~16時50分
場所 県立茅ケ崎西浜高等学校 会議室 3階PC教室
出席者 大学教授 県指導主事 他校情報科教諭 計18名
授業者 本校情報科教諭 鎌田 高徳 先生

授業後の付箋を使った研究協議

授業後の付箋を使った研究協議

付箋を使い授業改善のポイントについて発表する様子

付箋を使い授業改善のポイントについて発表する様子

聖心女子大学文学部 益川弘如教授より授業と研究協議についての講評

聖心女子大学文学部 益川弘如教授より授業と研究協議についての講評

<授業者の所感>

 2進数から10進数への基数変換の授業は、仕組みを理解するには手計算の手順を繰り返すことで理解を深めることはできるかもしれないが、生徒らの学習意欲の向上がどれほど望めるかが課題だと感じていた。 そこで、(1)2進数の導入でコンピュータサイエンスアンプラグドを使い、(2)手計算で基数変換の仕組みを学び、(3)手計算の計算の仕組みをプログラミングで表現させることで基数変換の仕組みを 深める授業を実践した。今回の授業の改善点として、プログラミングの評価をどうするかについて協議なされたが、明確な手立てについてまだ答えがでていない。今後引き続き、プログラミングの評価手法について 研究を進めていきたい。

平成29年度国立教育政策研究所 教育課程研究指定校事業 公開研究授業・研究協議(2回目)

日時 平成29年10月6日(金曜日) 13時25分~16時50分
場所 県立茅ケ崎西浜高等学校 会議室 3階PC教室
出席者 鹿野調査官 益川教授 県指導主事 他校情報科教諭 計26名
授業者 本校情報科教諭 鎌田 高徳 先生

 事前協議でクライアントサーバシステムの仕組みをねらいとして授業することを説明

事前協議でクライアントサーバシステムの仕組みをねらいとして授業することを説明

 生徒がサーバ役とクライアント役に分かれて通信する様子

生徒がサーバ役とクライアント役に分かれて通信する様子

国立教育政策研究所 鹿野調査官による講演

国立教育政策研究所 鹿野調査官による講演

<授業者の所感>

  共通教科「情報」の学習指導要領(2)イには、「接続形態はクライアント・サーバ型を取り上げ、クライアントに対してデータを提供するサーバの役割などを理解させる」と明記されている。しかしながら、なかなかクライアントサーバシステムの仕組みを体験的に理解させる授業を展開しているという実践報告がなく、今回はあえてこの題材で研究授業に取り組んだ。授業後の生徒の振り返りより、プログラムのコードとIPアドレスを書き換えることで、実際にサーバとやり取りしている実感が持てたとコメントがあった。今後よりよい実践にするためにどんなメッセージを送り、どのような接続形態で体験させるべきかが課題といえるだろう。

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