更新日:2020年3月13日

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令和元年度卒業式が挙行いたしました。

3月3日、卒業生と教職員のみの参加で、令和元年度卒業証書授与式を挙行いたしました。

新型コロナウィルスの影響を考慮して、規模を縮小しての挙行となりましたが、無事に卒業式を行う事ができました。

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以下、卒業生代表の言葉を掲載いたします。

 

 

卒業生代表の言葉

 

 肌を刺すような冷たい外気がいつの間にか和らぎ、吹く風にも春の訪れを感じる今日、こうしてお世話になった、多くの方々に見送られながら、私たちは、この神奈川工業を卒業します。本日は、私たちの門出を祝し、このような式典を催していただき、卒業生一同、心より厚くお礼申し上げます。

 今思い返すと、高校3年間は、あっという間に過ぎました。3年前、2月15日、私たちの合格発表の日。合格と書かれた紙を中学の仲間たちと見せ合い、喜びあったことを、今でもはっきりと覚えています。

 ところが入学式が終わり、授業が始まると、最初の意気込みはどこへ飛んで行ってしまったのか、機械、建設、電気、デザインなどの専門科目の授業では、聞いたこともないような言葉を呪文のように唱える先生方に、眠りの魔術師という言葉を送りたい気持ちになっていました。また、工業高校ならではの授業である実習の時間には、先生方に強めの指導を受けてピリッとした一方、思いの他、順調に工程をこなし、うまくできたときには、優しく褒めてくれる先生方に胸キュンすることもしばしばありました。そのおかげもあってか、今では専門用語を使いこなせるようになり、実習も順調にこなせるようになりました。

 この様な私たちの3年間を語るうえで欠かせないものは、「修学旅行」だと思います。2年生の2学期、9月4日、私たちは、期待に胸を膨らませて羽田空港を出発しました。1日目、2日目は、晴天ではあったのですが前日まで北海道を襲っていた台風により、予定していた体験の変更や、建設科は大丈夫だったものの他の科では、見学そのものができなくなってしまうなど、残念な事が続きました。「三日目こそは北海道を満喫するぞ」とぐっすり眠っていた9月6日、午前3時8分、北海道胆振東部地震が私たちを襲いました。山の奥深くのホテルに宿泊していた私たちは、電気も水道も止まってしまった中で、不安ではありましたが、それと同時に「みんなでのお泊まりが増えるかも」と安易に考えていました。当日の私たちは、ホテルで待機するしかなく、一階の売店で、買い物をするなどして時間をつぶす中、館内放送があり、予定通り次の宿泊先に向けて出発する事が決まりました。到着したホテルは、電気も水道も通っていて、とても安心しました。先生方は行程の変更や、バスの確認などに加えて、私たちの無事についてツイッター上で保護者に連絡するなど、様々なことを考え、対処してくださいました。結局、大きな災害にあったにもかかわらず、無事に羽田空港に帰ってくることができました。

 もちろん私たちは、この3年の間に高校生ならではの多くの経験をしてきました。体育祭では、競技だけではなく、応援合戦やアトラクション、応援パネルの制作など、何日もかけ、当日に向けて1年から3年までの、各科、各団一つになって練習や制作に汗を流しました。その他にも、文化祭や球技大会、放課後の部活動など、そこから得られた達成感は、その後の勉強や進路活動にも生きていると思っています。

 これまで私たちは、いろんな方に支えられてここまで来ました。校長先生を始め、先生方は、いつも私たちを温かく見守ってくださり、廊下ですれ違った時には優しく励ましの言葉をかけてくださいました。

 私たちの身近にいた、先生方。毎日の授業だけではなく個人的な話や進路相談にも丁寧に対応してくださいました。厳しく指導していただいたことにより私たちは、学習面だけではなく精神面でも大きく成長することができました。

 また、事務の方、校内の清掃をしてくださっている方、PTAに同窓会、その他多くの方々のサポートをいただいたおかげで、私たちは安心して快適に学校生活を送ることができました。

 そして、身近なところで3年間支えてくれた一番の理解者である家族。やりたいことをやりなさいと私の意思を尊重し受けとめ、辛い時には、そっと背中を押してくれた親。感謝の気持ちを素直に伝えるのは恥ずかしいけど、この場を借りて伝えたいと思います。本当にありがとう。これからは少しでも家族に恩返しできる人になっていきたいと思います。

 それから、卒業生のみんな、この3年間、楽しいことばかりではありませんでしたが、どんな時も支えあい、高め合いこの仲間と共に高校生活を送ることができて本当に幸せでした。これから歩む道はそれぞれですが、支えてもらった方々への感謝と神奈川工業で学んだことを胸に、それぞれの道を進んでいきましょう。

 また、心のこもった祝辞を送ってくれた後輩たち。立派な先輩とは言えない私たちではありましたが春から君たちが作る神奈川工業をとても楽しみにしています。サポートしてくださる先生方がいることを忘れず、高校生として残された時間を悔いのないようにしてください。

 これから私たちは、これまで積み上げてきた努力を胸に、「なりたい自分」に向かって一歩ずつ進んでいきます。

 私たちの学校生活を支えて下さったすべての方々、三年間、本当に、本当にありがとうございました。

 神奈川工業のさらなる発展を願って卒業生代表の言葉とさせていただきます。

 

令和2年3月3日

卒業生代表 建設科2組 古澤杏